視察レポート

Report

豊橋市 まちなか広場+まちなか図書館-emCAMPUS EAST

 

 豊橋駅東口から徒歩約10分、白く映える超高層ビルがまちなか図書館が入る再開発ビルの東棟「emCAMPUS EAST」で、昨年10月末に完成し、現在は二期目となる西棟(WEST)の建設に向け、既存建物の解体工事が進められている。

 ここは、かつては地下にバスターミナルを備えた複合商業ビルと公園があり、豊橋の賑わい拠点でもあった場所で、中心市街地再生、都心居住、市民交流等を目的に再生された。ビルは地上24階建てで、下層階に飲食(食堂:フードホール)、中間階は図書館を含む公共施設や事務所、高層階にかけて分譲マンションからなる。東棟と西棟に囲まれた中央にはまちなか広場があり、広場を囲み、2棟のビルをつなぐデッキサークルが整備される。

 まちなか図書館は、2、3階に入り、多くの蔵書を収めた書棚が置かれる従来の図書館のイメージはなく、テーマごとにコーナー、書棚を配置し、新たな本との出会い、気づきの中で本を手に取ってもらう工夫がされている。2階フロアの中央にはカフェテリアがあり、購入したメニューや持込も含め、どこでも飲食が可能で、思い思いのスタイルで本との時間を過ごすことができる。もちろん、1階フードホールのテイクアウトでもOK。

 図書館整備には、当初から市民WSにより市民目線の図書館づくりが検討されてきたと聞いているが、多様な世代が利用しやすい機能、雰囲気を兼ね備えた空間になっている。

まちなか広場が、食す人、学ぶ人、遊ぶ人、働く人、住む人、の交流、拠点の空間として位置付けられ、まちなかの魅力を高めている。

 豊橋には、駅前からかつての農業用水路「牟呂用水」を暗渠化し、その上に建てられた長屋形式のビル群「水上ビル」があり、1階に飲食店が多く入り、市民からも親しまれてきた。まちなか広場は水上ビル側に広がりどこからもアクセスでき、駅からの歩いて楽しい空間形成に寄与し、水上ビルと広場とのつながりも相乗効果で豊橋のまちなか活性化に期待がかかる。

 

 

南面から望む
南面から望む
デッキサークルからみるまちなか広場
デッキサークルからみるまちなか広場
まちなか図書館エントランス
まちなか図書館エントランス
水上ビル
水上ビル
(2022.2.13/村井亮治)

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