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シェアサイクル・レポート9 さいたま市コミュニティサイクル

 シェアサイクル・レポート9弾。ただし、実際には使えなかったレポートです。
 さいたま市内でシェアサイクル利用者を見つけ、検索してみると、歩くルート途上にポートがあり、借りようと手続きしてみた。
ポートにある操作盤で、ビジター登録を選び、携帯番号を登録すると、携帯にIDとパスワードが送られきて、再び操作盤にそれらを入力し、交通系カードを読み取らせれば、登録完了。ビジター利用は600円/日なので、短時間利用の場合は再び一時利用の登録がいる。やや面倒だ。...
 路上で操作したが、交通系カードはSuikaとPASMOしか対応しておらず、manaka しか持ってないので登録できなかったのだ。
 一時利用は最初の30分が120円、以後1時間ごとに120円。定期利用は2,900円/月。やや高いが、それなりに利用されているみたい。ポート数は24。さいたま市と言っているが、大宮を中心としている。

 

 以上は当日の体験としてアップしたものだが、さいたま市コミュニティサイクルを検索してみると、2013年5月に4ポートでスタートしたことがわかった。すでに6年が経過しており、先行的な実施例である。事業の特色として、公設民営方式で、プロポーザル方式により運営主体を選定し、運営期間を10年間としている。運営主体に建設コンサルタントが参加しているのは興味深い。
 さらに、さいたま市の新たな取り組みとして「シェアサイクル普及事業実証実験」が行われていることもわかった。公設民営方式で24ポート、400台で運営しているが、サイクルポート用機器が高価なためにポート数が増やせないことが課題としてあげられ、近年の民間シェアサイクルの台頭を踏まえ、民間事業者と連携し、昨年11月より実施されているという。公園等を活用した高密度配置を実証実験のテーマとしており、興味深取り組みである。

 

氷川参道沿いにあるポートと操作盤
氷川参道沿いにあるポートと操作盤
ここは1台しか残っていなかった。これを借りるつもりだったのだが…。
ここは1台しか残っていなかった。これを借りるつもりだったのだが…。
操作盤にはmanacaも使えると書いてはあったが。
操作盤にはmanacaも使えると書いてはあったが。
さいたま新都心駅のポート。
さいたま新都心駅のポート。
(2019.9.2/石田富男)

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