視察レポート

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シェアサイクル・レポート7 PIPPA(京都市)

 レポート第7弾は京都市。本日、京都観光の際に利用してみた。

 PIPPA は(株)オーシャンブルースマートが展開するシェアサイクルサービス。京都以外に東京都、宮崎市でも実施している。京都市では2018.6.1開始。大和ハウスパーキング(株)と京阪電気鉄道(株)との共同事業で、京阪電車の4駅にサイクルポートが設けられ、大和ハウスパーキングの駐車場の空きスペースがサイクルポートとして提供されている。当初22ポートでスタート。現在、70ポート以上に増加している。
 料金体系は一時利用は30分ごとに108円。クレジットなどによるチャージ方式。デイパスというのもあり、5時間で540円。スタート時はなかったが、利用状況を踏まえて新たに設けられたようだ。専用アプリをダウンロードし、登録手続きをすれば、スマホでロック解除できる。
 地元企業と提携し、ゲストハウスなどもポートとなっている。専用アプリでポートの位置や何台借用・返却可能かわかるので便利だが、余ったスペースを活用しており、わかりにくいところにあるものが多い。ポートの数は増えているが、観光地に近いところにあるというわけではないので、長時間借りたままという人が多いのかもしれない。
 民間ビジネスとして成り立つのは観光都市京都だからという面はあるだろう。地元企業としてポート数を増やすというやり方は有益だ。現在は電動アシスト付きではないが、その導入も予定しているようだ。観光都市におけるシェアサイクルのモデルが確立され、他都市でも広がっていくことを期待したい。

 

 

 

 

ポートマップ どんどん増えていくので看板はなく、紙ベースのものしかない
ポートマップ どんどん増えていくので看板はなく、紙ベースのものしかない
京都駅南のポート ローソンの裏にある。ここから伏見稲荷駅まで利用した。
京都駅南のポート ローソンの裏にある。ここから伏見稲荷駅まで利用した。
伏見稲荷駅付近のポート 細街路沿いの空きスペースを利用している
伏見稲荷駅付近のポート 細街路沿いの空きスペースを利用している
京阪七条駅のポート 駐輪スペースは20台あったが、最後の1台を借用
京阪七条駅のポート 駐輪スペースは20台あったが、最後の1台を借用
ゲストハウスのサイクルポート
ゲストハウスのサイクルポート
(2019.5.5/石田富男)

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