視察レポート

Report

ハーモライド

 豊田市で行われている超小型電気自動車のシェアリングサービス。2012年から実験が開始され、2013年から中心市街地で運用されているので、もう7年以上の実績がある。事前登録が必要なこともあり、今まで利用したことがなかったが、先日はじめて利用してみた。

 事前登録はスマホやパソコンから会員登録することができ、ICカードを郵送してもらえば、もう乗車が可能である。アプリでステーションごとに乗車及び駐車可能な台数が示される。利用しようとしたのは平日であったが、駅周辺のステーションでは乗車できる車が少なく、少し離れたステーションに1台あった車を予約した。「今すぐ予約」で30分以内に利用を開始すればよい。

 注意しなければいけないのは、目的地のステーションも最初に決めておかねばいけないこと。今回は試しだったので特に目的地はなかったので、駅近くの別のステーションを登録しておいた。シェアサイクルの場合は、ポートが空いていればどこでも返却可能なので、予定を決めてない時でも気にする必要はないが、ハーモライドの場合、目的地を最初に決めておかないといけないのはやや使い勝手が悪い。

 1人乗り車両なので、コンパクトで運転はしやすい。あまりスピードはでないが、まちなかを1人で巡るのであればこのような車両の方がよいだろう。ただし、現状ではまちなか回遊の目的地となりそうな豊田市美術館や豊田スタジアムなどにステーションがない。それら施設の駐車場に駐車することも可能だが、その場合、2/分の料金がかかってしまう。走行時は20/分なのでその1割ということだが、駐車料金に加えての負担は避けたいところ。ステーションの配置が課題といえよう。

 また、乗り心地については快適とまではいえないだろう。エアコンはなく、動きがやや重いように感じた。

 試しで駅周辺を走行し、目的地に返却しようと思ったところ、カードをかざしても終了のアナウンスがない。アナウンスがないと課金が継続するとのことであわてたが、原因は目的地を勘違いしていたことがわかった。駐車枠が限られているので、間違って返却されると本来の車が駐車できなくなってしまうことを避けるためだろう。

 走行中、他のハーモライドを利用している人とすれ違った。通常の車の半分以下のボリュームなので、現在、1人で車を利用している人が、このような車を利用し、されにそれをシェアするようになれば、都市の空間の使い方も大きく変わってくるだろう。このシステムがより使いやすくなり、多くの都市に広がっていくことを期待している。

1人乗超小型電気自動車
1人乗超小型電気自動車
(2021.9.9/石田富男)

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