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墨俣宿の池田屋脇本陣の再生と美濃路まちづくり
岐阜県大垣市の墨俣地区は、岐阜県の長良川沿いに位置し、戦国時代に豊臣秀吉が一夜城を築いた場所としては知られている。ただ、大垣市は工業都市で観光には力が入れられていないこともあり、実際にどんな街か訪問するまでは正直イメージを持てなかった場所である。
今回、知人の紹介もあって墨俣宿を訪れた。墨俣宿は、愛知県の清須市や名古屋市西区につながる街道・美濃路の宿場の一つで、江戸時代には参勤交代や朝鮮通信使が通る重要な街道沿いの宿場だった。数100メートルの旧街道の短い区間に、かつて呉服屋や自転車屋が何件もあったといい、旧街道の中程には津島神社もあり、本家の愛知県・津島市の津島神社と同じ7月27日に天王祭りが行われた場所でもある。
宿場町の雰囲気が残る旧街道沿いに池田屋脇本陣は立地する。鎌倉時代より800年もこの地を統べた安藤家の屋敷で、江戸時代には造り酒屋と参勤交代の脇本陣を代々務め、大名行列の宿として使われた場所だった。明治時代には1891年の濃尾地震で倒壊し、現存の建物は明治以降に建てられたという。この安藤家のお屋敷を引き継ぐ形で、(一社)古民家再生協会の岐阜第二支部の事務局を担う(株)空間建築工房が古民家再生に取り組み、2023年12月に古民家再生ショールームの拠点として誕生させた。事務所兼カフェも併設で、今年からは民泊も始め、世界各国で利用されている民泊サービスサイト「Airbnb(エアビー)」から予約することができるため、海外からの宿泊もあるという。
また古民家再生だけでなく、岐阜大垣・美濃路すのまた協議会の事務局も務め、地域の伝統的なつりびな教室も池田屋脇本陣で行う。墨俣の観光サイト「すのまた旅ガイド」の運営や観光パンレットの作成なども担う。
こういったお話を、(一社)古民家再生協会岐阜第二支部の事務局であり(株)空間建築工房の代表である吉田夫妻に案内していただいた。色んな地域ネタや人とのつながりなど、奥深い説明をしていただき、いい街・また訪れたい街としての印象を持つことができた。



