JR岐阜駅前に建設された「岐阜イーストライジング24」がこのほど、岐阜市が平成14年度から行ってきた環境の保全や創出のための活動を継続的、かつ、献身的に実施している団体等に対する顕彰事業に認められ、その表彰式が行われた。

表彰の会場となったのは、第１回岐阜市エコフェスタ（昨年までは岐阜市まるごと環境フェア）が開催されたぎふメディアコスモスで、エコフェスタのプログラムの冒頭に岐阜市長も出席され表彰式が執り行われた。

顕彰の対象となった点は、超高層ビルの建設工法の工夫による工期短縮とそれに伴う環境負荷軽減や屋上緑化、各種省エネ設備の導入。また、環境に配慮した性能とともに、構造躯体などの劣化対策を充実させ、建物の長寿命化の実現や、鉄道駅とのデッキ接続による回遊性と賑わい創出にも貢献している点等もあげられた。

当日は、地球環境を考える様々な取り組みの活動紹介、商品の展示、ごみ減量をテーマにしたこどもポスターコンクールの表彰式等も開催され、多くの市民が訪れていた。そんな中で、環境へ与える影響が大きい超高層ビルの顕彰は異質とも捉えられるが、様々な技術により、できる限りの環境負荷抑制に取り組んできたことが今回の顕彰となり、関係者には喜ばしい話題となった。ビルは完成したばかりだが、建物の長寿命化を実現できるよう、将来に亘り適切な維持管理と中心市街地の益々の発展への寄与に期待したい。