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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第225号]2009/2/17□ □配信数738□



スペーシア・メールマガジンの第225号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・第18回わたしらしい住まいづくり−ホッとすまいるホームのつくり方− 
     女性建築士の作品展(2/10〜2/22)
   ・名古屋港から考える明日のなごや展(2/24〜3/15)
   ・安藤忠雄講演「“場所の記憶”から“再生”へ」(3/14)
  ・シンポジウム「公共施設マネジメントのための統合ソフトの開発と活用現状について」(2/27)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・勝川駅周辺街づくりの新たな取り組み 勝川・味美ちょいのりバス「かっちぃ」 
  ◆図書紹介◆ 
   ・「自転車の安全鉄則」/疋田 智 著 
  ◆読者の声◆ 
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 第18回わたしらしい住まいづくり−ホッとすまいるホームのつくり方− ○
       女性建築士の作品展

  暮らしの中の最も基本的な要素の一つである住まいについて「わたしらしい」をテーマに、
女性建築士による建築作品の展示(全期間、ただし2/22は16:00まで)や住まいに関する相談
(2/14・21・22、いずれも13:30〜)を実施し、自らのライフスタイルを見つめ、自分らしい住居や
住まい方について考えます。また、2/15(13:30〜)には展示コーナー及び大研修室にて
セミナーやワークショップなどの特別企画を開催します。

【開催期間】 平成21年2月10日(火)〜2月22日(日) 〈休館日〉 毎週月曜日
【場所】(財)名古屋都市センター 11階 展示コーナー
【主催】(社)愛知建築士会女性部会
  http://www.afa-aichi.com/

〜(財)名古屋都市センターの加藤貴英さんより情報提供いただきました〜

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○ 名古屋港から考える明日のなごや展 ○

【開催期間】 平成21年2月24日(水)〜3月15日(日) 〈休館日〉 毎週月曜日
【場所】(財)名古屋都市センター 11階 展示コーナー

  名古屋港の役割や、市民生活に対する影響について考える企画展示イベント。
名古屋港の歴史、概要、物流・環境・防災についての取組、名古屋市の関連施策等に
ついて、パネルや模型(※)で市民に分かりやすく紹介します。

※名古屋港の航路浚渫で活躍中の国土交通省の浚渫船「清龍丸」の船舶模型等を展示。

※記念講演会の開催(2009/3/6 18:00〜 同センター11階大研修室)
   三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)エコノミスト 内田俊宏氏
  「グレーターナゴヤにおける名古屋港の役割と展望」と題し、市民生活への名古屋港の
役割や展望について、中部の経済動向をふまえ、分かりやすくお話しいただきます。

  詳細は下記をごらんください。チラシもダウンロードできます。
   http://www.nui.or.jp/kikaku/20/nagoyakou.html

〜(財)名古屋都市センターの加藤貴英さんより情報提供いただきました〜

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○ 金山南ビル10周年記念名古屋都市センターまちづくり特別講演会 ○
        安藤忠雄講演「“場所の記憶”から“再生”へ」

  建築家の安藤忠雄氏を迎え、名古屋港から都心にいたる運河、人々からかつて愛された
水辺の復活、都心の賑わい、50年100年先を見据えたまちづくりを考え、市民の皆様ととも
にこれからのまちの行く方に思いを馳せる機会とします。

【日時】平成21年3月14日(土)14:00〜16:00(13:30受付開始)
【場所】(財)名古屋都市センター 11階 まちづくり広場
    第1部(14:05〜15:30)講演 安藤忠雄氏
    第2部(15:30〜16:00)質疑 橋爪紳也氏(大阪府立大学教授)の進行により、参加者
                      の質問に対する安藤氏の意見をお聞きします。

  詳細は下記をごらんください。チラシもダウンロードできます。
   http://www.nui.or.jp/shimin/20/tokubetu.html

〜(財)名古屋都市センターの加藤貴英さんより情報提供いただきました〜

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○シンポジウム
  「公共施設マネジメントのための統合ソフトの開発と活用現状について」

21世紀をむかえ、3,000以上あった日本の地方自治体の数は、1千数百に再
編された。人口減少、少子高齢化により、都市の縮退、中心市街地衰退、拡散的スプ
ロール、都市と農村の地域格差などの社会的変化が急速に進み、公共施設は、立地
(配置)、規模、仕様の面で、地域の実情と大きな乖離が生じている。今後は地域の
事情に即した持続可能なマネジメント手法の構築が期待されており、その際、各施設
の情報を統合的に把握する必要性があろう。本シンポジウムでは、公共施設マネジメ
ントのための統合ソフトの開発と活用について先進的・参考事例を報告していただ
き、その課題点と対応策などを議論したい。

主 催:建築計画委員会/設計計画運営委員会/公共施設マネジメント小委員会
日 時:2月27日(金)13時30分〜16時30分
会 場:建築会館3階会議室
内 容:
    司 会:池添昌幸(福岡大学)
    1)公共施設経営の視えるかとICT活用の提案 
      :板谷敏正(プロパティデータバンク)
    2)「全国自治体共同利用型の保全情報システム(BIMMS」
      :丹羽範夫(建築保全センター)
    3)質疑・討論
定 員:60名(申込先着順)
参加費:会 員2,000円、登録メンバー 2,200円、会員外 2,500円、
     学生500円(資料代含む)
申込方法:催物名称を記し、氏名・勤務先・所属・同住所・同電話番号
      を明記し、FAX又はメールにて下記にお申込みください。
      なお、定員に達した場合のみお断りの連絡をいたします。
申込先: 日本建築学会事務局研究事業G 森田
     メール morita@aij.or.jp
     Fax 03-3456-2058

〜名古屋大学の生田京子先生から情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 勝川駅周辺街づくりの新たな取り組み 勝川・味美ちょいのりバス「かっちぃ」 ○

  今年の「RUBADUB」に掲載した、春日井市勝川地区の地域循環型コミュニティバス「勝川・
味美ちょいのりバス かっちぃ」のその後について紹介する。

  かっちぃの運行開始は昨年12月22日で、1周約9`を約30分かけて周回し、一日14本が運行
されている。運賃は大人200円/日で一日何度でも乗り降りできる。スタートしてほぼ2カ月が経
過した利用状況について関係者の方に話を聞くと、多い日には60人ほど、一日平均すると約30
人もの利用があるという。
  バス停が設置されている主な場所は、勝川から離れた住宅街やJR勝川駅、名鉄味美駅及び
両駅の駅前商店街、近隣の食品スーパー、病院などで、沿道には地域の公民館などもあり、買
い物をはじめ公共公益施設等の利用にも便利な路線となっている。運転手一人のワンマンバス
で、乗車するお客さんに気さくに声をかけ行き先を聞くなど、コミュニケーションを大切にしている。
平日の午前中に1周乗車したが、乗客は自分も含めて3人だったが、運転手さんとの会話からこ
の乗客はリピーターで、バスは便利でありがたいと喜んでいたのが印象深い。
  バスの車体には、現在は子供たちの手作りシールが貼られているが、今後は運営費の一部と
なる広告収入を得るためにスポンサーを募り、車体の内外に広告を掲載する予定。運営主体で
は、地元企業によるオリジナリティ溢れる広告の積極的な掲示に期待を寄せており、地道な営業
活動が行われている。公共バスにもあるバス1台まるごとラッピングする企業からの応募に期待
がかかる。
  課題としては、住民の認知度がまだ低いことや利用者のニーズを把握による運行ルート、運行
時間の検証などが考えられる。今後は、バスの利便性も含めたPRや商店街による利用客増加
に結びつく事業、企業広告により、安定した運営に向けた取り組みが求められる。PRも兼ねて
かっちぃを利用した沿道のウォークラリーや子供を対象とした地域再発見ミニ社会見学、商店街で
かっちぃ乗車券を提示したお客さんに特典サービスをつけるなど、地元組織が運営に携わってい
る点を活かし、地域密着型コミュニティバスとして商店街と周辺地域住民とをつなげる手(住民の
足)となることに期待したい。 (村井亮治)

○春日井市商店街連合会HP(かっちぃ)
   http://www.kasugai-shoren.org/katty/index.html

→ホームページに写真を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2009/katigawa/index.html

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 「自転車の安全鉄則」/疋田 智 著 ○

  「自転車ツーキニスト」や「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」などの自転車に関する
数々の著書を持つ疋田氏の最新作である。これまでの本と同様に、自転車をとりまく状況、
都市交通の主役をクルマから自転車にシフトした理想的な将来像などが分かりやすく理論的
に書かれている。自転車を有効に活用する理想的な社会に変えていくには、自転車が安全に
走ることのできる車道・自転車レーン、駐輪場や自転車用信号機の整備、公共交通の充実な
どのインフラや法律による改善が必要である。一方、自転車に乗る人が将来に向けて「今でき
ること」はないのだろうか。『自転車の走行区間は、とりあえず車道・歩道を問わない。ただし、
どちらを通る場合であっても、左側通行を厳守すること』と、その答えがこの本には書かれている。

  日本が自転車を有効利用していくためには、先進国中10年間以上不動の1位である自転車
事故発生率の高さを早急に改善しなければならない。日本だけが歩道を自転車が走っている、
日本の自転車だけが進行方向が左右デタラメであるという2点の「絶望的にユニークな自転車
政策」が自転車事故大国を生んでいる。前者については、全ての自転車を今すぐに歩道では
なく車道を走らせるというのは無理がある。しかし、後者については自転車を乗る人が交通ル
ールを守るというすぐに実践可能で、かつ効果的な「秘策」である。右側通行や対面通行をしな
いことで出会い頭、正面衝突による死亡事故が半減するというデータには納得させられる。

  左側通行を徹底するためには、回り道や自転車を押して歩くことが必要になり慣れるまでは
面倒に感じるかもしれない。しかし、自転車も都市交通の一部である以上、交通ルールは守る
べきである。左側通行の徹底は自転車事故を減らすだけでなく、歩行者の安全を守り、自転車
を快適な交通手段に寄与するための最初の道であるという著者の考えには共感させられる。
『この本を書いた理由の半分程度は、この「左側通行」のメリットを提示すること』と本の中に書
かれており、一人でも多くの人にお読みいただき、左側通行を実践してもらいたい。 (山崎 崇)

<関連ページ>
  「それでも自転車に乗り続ける7つの理由/疋田智 著」
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/soredemozitensya.html

  「自転車ツーキニスト/疋田智 著」
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/tukin.htm

  「自転車とまちづくり−駐輪対策・エコロジー・商店街活性化/渡辺千賀恵 著」
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/zitensya.htm

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・編集者のミスで発行が1日遅れてしまいました。申し訳ありません。

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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL http://www.spacia.co.jp/
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