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2日間限定、栄ミナミでのオープンカフェ
場所:栄ミナミのレトロな路地  2003.8.1,2
 8月1日(金)、2日(土)の2日間、ナディアパークのある栄ミナミの路地でオープンカフェが開かれた。公共空間である歩道上でのオープンカフェの社会実験などへの参加に積極的に取り組んできたスペーシアの一員として、1日目はお昼にランチを、2日目は夕方からビールをいただきながら視察をしてきた。(*参考1:オープンカフェに関する取組み)

 場所は、さくらアパートメントの南、パルコの西にある都心に残されたレトロな路地。○○通りなどと名前はつけられてないようである。この路地にあるセレクトショップ「ペネロープ・パリ・ぺティヨン」の4周年のお祝いに、千種にあるカフェ「Cafe Dufi」がフランス・シトロエン社のレトロなバンを連れてくるという形で、オープンカフェが開かれたのである。12時から20時、2日間という限定ではあったが、両日とも天気に恵まれ、ヨーロッパにあるオープンカフェの開放感や気軽さを味わうことができた。レトロな路地で、レトロなバンが心地良い雰囲気をつくっている上に、2日目の夜には名古屋唯一のプロアコーディオン奏者である角谷精三氏による生演奏も行われ、都心にあるオープンカフェがいかに素晴らしく、いかに贅沢なものなのか改めて実感させられた。

 この路地は私道であるため、欧米に普及している歩道上のオープンカフェを日本で行う時にネックとなる道路法・道路占有法の許可が必要ではない。許可が不必要な私道とは言え、このセレクトショップだけが所有する私道ではないので、路地にある他の店や住民の協力や理解が必要になる。路地の飲食店やそこに住む住民と挨拶をかわす光景が2日間とも見られたが、この路地にはしっかりとしたコミュニティが確立されているのではないだろうか。この路地では、以前にファッションショーや音楽会が開催されたこともある。(*参考2:ファッションショーの様子・なごやネット)

 公共空間である歩道の占有を規制する必要性も確かにあると思うが、この路地のようにその地域が道路を維持管理できるならば、公共空間であってもある程度の利用を認めても良いと思う。近い将来、買い物で歩き疲れた足を休め、コーヒーを飲みながらのんびり語り合い、軽くビールを飲みながら食事をする、そんなオープンカフェが名古屋の歩道にできることを願う。

路地の東にはレトロな家屋が続いている。


白いパラソルが良く似合う。



アコーディオンの生演奏で踊る人。路地を通る少年。



夜の雰囲気も良い。奥にはパルコが見える。

*参考1:オープンカフェに関する取組み
●「ラバダブ」5号(2002.1.1)−名古屋 オープンカフェの試み 第二弾

●世界のカフェテラス


*参考2:ファッションショーの様子・なごやネット
●〜長屋通りでのファッションショー(12/01)〜
(2003.8.6/山崎 崇)