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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第450号]2017/10/25□ □配信数 734□


スペーシア・メールマガジンの第450号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・愛知登文会 国登録有形文化財 建物特別公開2017
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル名称決定
 ◆図書紹介◆
 ・登録有形文化財−保存と活用からみえる新たな地域のすがた
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○愛知登文会 国登録有形文化財 建物特別公開2017○

 今年で4回目となる登録有形文化財の特別公開。普段非公開の建物の公開や建物の
魅力などを紹介する建物解説を今年は県内を6ブロックにわけ、53ヶ所で実施します。
建物解説には定員があり、予約が必要なものもあります。先着順。
県外からも予約が来ています。お早目にお申込みください。

●10/29(日):犬山市(9)
●11/4(土):西三河地方(岡崎市6ヶ所、豊田市3ヶ所)
●11/11(土):知多地方(知多市4ヶ所、武豊町3ヶ所、美浜町1ヶ所)
●11/12(日):東三河地方(豊橋市3ヶ所、豊川市3ヶ所、新城市1ヶ所)
●11/18(土)名古屋市(11ヶ所)
●11/23(木・祝):尾張地方(一宮市3ヶ所、瀬戸市3ヶ所、蟹江町2ヶ所、清須市1ヶ所)

詳細は愛知登文会のWEBサイトにて開催案内をダウンロードしてください。
複数の建物解説を巡るモデルコースも設定しています。
http://www.aichi-tobunkai.org/kokai/2017/index.html

愛知登文会のfacebookではそれぞれの建物の見所も順次紹介しています。
https://www.facebook.com/aichi.tobunkai

〜スペーシア・石田〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル名称決定○

 JR岐阜駅東地区で施行中の再開発ビルのビル名称が決まり、このほど現地にて掲示
された。
 名称は、「岐阜イーストライジング24」。この名称は、過去の岐阜駅周辺再開発ビルの
名称選定手続きと同様に、広く募集し全国から2000件以上にも及ぶ名称案が寄せられ、
再開発組合内で慎重審議の末決定され、晴れてお披露目となった。
 選定に関わった再開発組合役員は、その数の多さとともに、それぞれにその意味合いや
思いが込めている作品の中から絞り込む作業はとても大変だったようで、再開発ビルへの
関心の高さを感じながら選定作業にあたった。
 再開発ビルの建築工事は、工期の折り返しを過ぎ、岐阜へ向かう電車の車窓からは、
その姿がはっきりと見える。市内中心部から岐阜駅方面に目を向けても仮囲いに覆われた
躯体と二本のタワークレーンが大きな存在感を出し、主要道路の先に君臨する”壁”の
ような姿に圧倒され、24階まで建ち上がる頃には、中心市街地や岐阜駅周辺の景観を
一変することだろう。
 また、今回の事業の施行にあわせてJR岐阜駅からデッキが計画され、先日、再開発
敷地内まで橋げたが設置された。このデッキにより、JRとは雨にぬれずにアクセスする
ことができ、ビルの魅力、機能向上に貢献することだろう。
 事業推進では、再開発ビルの姿が大きくなってきたこともあり、テナント入居等の問合せも
多く寄せられ、契約手続きに向け対応する一方で、一部の保留床処分手続きも進めるなど、
運用面、管理面にも取り組んでいる。
 そんな再開発ビルの建設現場の一角には、工事業者のはからいで季節折々のバルーン
人形が設置され、今の時期は「ハロウィン」。夜になればライティングもされ、近隣の方々の
目を和ませ、話題にもなっている。
 ビル名称が決まり、季節とともにバルーンも移り変わる中で、ビルの躯体は徐々に積み
上がり、再開発事業は完成に向けて一歩一歩近づいている。
(村井亮治)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2017/gifuhigashi/

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○登録有形文化財−保存と活用からみえる新たな地域のすがた/佐滝剛弘著○
 勁草書房/2017年10月20日 発行

 愛知登文会主催の全国登文会シンポジウムで基調講演をお願いした佐滝剛弘氏の
最新作。佐滝氏は「郵便局を訪ねて1万局」や「世界遺産・聖地巡礼」といった著作があり、
歴史的な建造物を見て回るのが好きな一「オタク」と自称されているが、全国1万1千件の
登録有形文化財のうち9千件以上を訪問したというツワモノだ。名だたる世界遺産をほぼ
すべて見てきたという氏が今、注目しているのが登録有形文化財だ。
 本書では、文化財らしからぬ多様な登録有形文化財を紹介し、その多様性こそが登録
有形文化財の存在意義だとし、様々なジャンルごとに全国の登録有形文化財を並べたり、
比べたりすることによってその魅力を浮き彫りにしている。私自身、愛知登文会の事務局
支援を通じて愛知県内を中心に様々な登録有形文化財と接し、話を聞く中で、その類似性や
特徴に気づかされていただけに、全国の登録有形文化財を「建築家たちの競演」「有名施設・
著名観光地を補完する建物群」「生糸をささえた建築群」「著名人にゆかりのある建物群」
「登録有形文化財に『泊まる』」などといった視点での見方は興味深く、訪問したいと思った
登録有形文化財もたくさんあった。各都道府県の「登録第一号」などのコラムも面白い。
 愛知県のものも多数紹介されている。佐滝氏は愛知県出身で愛知登文会の賛助会員にも
なっていただいているのだが、偶然にも愛知登文会会長と同級生でもあった。この5月の
総会にも参加いただき、その際のことも本書で紹介していただいた。
 街ぐるみでの活用や地域づくりの核としての活用についても紹介され、登録有形文化財が
まちづくりにおいて重要な役割を果たす可能性を秘めていることを示唆している。実際に
訪問した経験に基づく記述からは登録文化財に対する思いが伝わってくる。登録有形
文化財の全貌を俯瞰する上で絶好の書といえよう。ぜひ、本書を読み、愛知登文会が
主催する建物特別公開(本メルマガ、まちのトピック参照)にも参加いただければと思う。
(石田富男)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今号で紹介しましたが「愛知登文会 国登録有形文化財 建物特別公開」を今年も
 実施します。ぜひお越しください。よろしくお願いします。

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