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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第9号]2000/11/6
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 332−−□

 スペーシア・メールマガジンの第9号をお送りします。名古屋からの情報発信とともに
まちづくりのネットワーク形成をめざしています。今回、はじめて送信させていただいた
方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆
    ・「やきもの産地 広域交流 モニター事業」記念シンポジウム開催 
    ・地理情報システム学会中部支部シンポジウム 
    ・白壁アカデミア平成12年度後期の講座スタート 
    ・自治体ホームページ・まちづくりランキング 第4弾 
  ◆名古屋まちづくり紹介◆ 
    ・ 高齢者にやさしいまちづくり ヘルシーコミュニティ COCOKA   
  ◆図書紹介◆
    ・現代のまちづくり−地域固有の創造的環境を−   
  ◆読者の声◆ 
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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◎ 「やきもの産地 広域交流 モニター事業」記念シンポジウム開催 ◎

 11月11日(土)午後2時より、ウイルあいち3階大会議室で標記シンポジウムを開
催します。
 このシンポジウムは、本年8月から10月にかけて開催した各産地を回ったモニターさ
んの結果発表とともに、今後の産地の市民レベルでの交流など幅広い議論を行う予定で
す。コメンテーターとして中京女子大学学長の谷岡郁子氏を迎え、各モニターをパネラー
にした楽しい内容での話を進めていきます。進行は、当研究所代表取締役社長の井沢が行
います。参加自由ですので皆さんふるってご参加願います。

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◎ 地理情報システム学会中部支部シンポジウム ◎

 中部地方事務局設置のご案内をかねまして,今冬,GIS学会中部支部
シンポジウムを開催いたします.このシンポジウムをきっかけに,中部での
GISに関わる活動が一層活発となればと考えておりますので,みなさま,
ご多忙の時期かと存じますが,ふるってご参加ください.

【題目】『中部を拓くGIS』
【主催】地理情報システム学会
【共催】(財)名古屋都市センター
【後援】東海北陸データベース懇話会
    名古屋地理学会
【日時】平成12年12月1日(金)
【会場】名古屋都市センター 大研修室
    (名古屋市中区金山町一丁目1番1号金山南ビル内)
    案内図:http://www.nui.or.jp/gaiyou/gai_f3.htm
【定員】150名
【参加費】無料
【問合せ・申込み】
  参加申込みは,メールにてご所属とお名前をご連絡ください.
  GIS学会中部地方事務局 名古屋大学地理学教室
  奥貫 圭一(nuki@lit.nagoya-u.ac.jp)
  岡本 耕平(h44540a@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp)

 →以下のホームページに詳細なご案内を掲示しております.
   http://geog.lit.nagoya-u.ac.jp/gisa_nagoya/

 〜名古屋大学奥貫圭一先生からの情報です〜

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◎ 白壁アカデミア平成12年度後期の講座スタート ◎

 白壁アカデミアの平成12年度後期の講座が11月よりはじまります。
 交流講座の第1回は「鉄と和紙の故郷 関と美濃を訪ねて(11月11日)」です。
 研究講座は
   シリーズ「レトロ建築を探る」(4)名古屋のレトロ建築(総集編)
   シリーズ『エンターテインメント論』(2)超能力マジックを楽しもう
 の2つです。
 詳細は事務局 TEL&FAX 052−930−7668 (電話は午後2時〜7時
まで) にお問い合わせ下さい。

 現在、ホームページ作成中。近日中に公開される模様です。

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□ 自治体ホームページ・まちづくりランキング 第4弾 □

 第4弾として岐阜県14市のランキングをつけてみました。かなり評価の高い自治体があ
る一方で、ほとんど活用されていないところもあり、その格差は大きいようです。ちなみ
に、ベスト5は、可児市、大垣市、多治見市、恵那市、各務原市でした。
掲示板を設置し、ランキングに対する感想や意見交換もできるようにしており、自治体
HP担当者からの声も掲載していただいています。この試みが自治体HPの充実につなが
ればと思っています。みなさんからのご意見、ご感想もお待ちします。
 →http://www.spacia.co.jp/hp-rank/

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 高齢者にやさしいまちづくり ヘルシーコミュニティ COCOKA ○

 愛知県常滑市INAXが知多半島のNPOと連携し、地元の高齢者向け福祉サービス事
業を2000年春から開始した。社員を対象に募集したベンチャー事業の第一段として、
NPOからは人材の派遣、農協や地元医師などの協力も得ている。
 「COCOKA」という名は「心と身体=ここから」というネーミングなのだそうだ。
企業が少し「人の心」で動き始めている、そんな暖かみを感じる試みである。

■知多半島に住む65歳以上の高齢者は約7万人。御多分に洩れず介護保険制度の恩恵を
充分受けられない面が多々ある。そこで、常滑市にある自社遊休施設を活用し、通所施設
を整備した。内容は介護保険とは一線を画しレジャーやサロン的要素の強いサービスを行
う、一日の受け入れ定員は30人。
■健康状態の良い人を想定しているため、陶芸や絵画といった趣味の講座、体操、外出な
どのメニューを用意。また、健康に配慮したお弁当、高齢者の家族を対象にホームヘル
パー講座なども開いている。
■高齢者の家庭での事故を防ぐための住宅改修も世話するため、INAXとしては、この
部分で自社商品の必要があれば本業の利益に初めて繋がる。しかし、水回りの商品開発や
住宅改装は今後高齢者介護の視点が中心となるだろうと考え、自社製品の販売、紹介とい
うよりも、利用者の声を聞く場としてのCOCOKAの価値を重視しているようだ。

■発案者はINAXの里村悟氏。氏とは人にやさしいまちづくり講座(愛知県建築指導課
が行っているアドバイザー養成講座)でのお仲間である。このチームで以前「人にやさし
いまちづくり研究会」を旗揚げしたが、その際も彼は代表となって障害をもつ人たちとと
もに愛知県内の施設のやさしさを検証もした。つまりは里村氏の人柄はお墨付きというこ
とだが、こういった施設は職員の人柄が鍵になる。COCOKAは発案者である里村氏
が、施設長となり直に運営にあたっている。
  もとは空間デザイン研究所のおしゃれなビジネスマンは、いまやジャージ姿で働く現
場担当者である。もともと好人物であったが、ますます顔つきが穏やかになり、きっと今
は高齢者のアイドルなんだろう(これが大切!)。
 
 まだまだスタートして半年、検討すべきところは多々あるようだが、所員とともに徐々
に創り上げていきたいとのことであった。そんな里村さんとCOCOKAにエールを送り
ます。頑張って!  (山内豊佳)

 →ホームページに写真を掲載しています 
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/simin/cocoka.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 現代のまちづくり−地域固有の創造的環境を− ○
       丸善ライブラリー/池上淳 小暮宣雄 大和滋編

 本書では、地域固有の創造的環境を模索する実践的な試みを事例として紹介してい
ます。事例としては、足助町(愛知県)、湯布院町(大分県)、内子町(愛媛県)、
甲良町(滋賀県)などまちづくりとして著名な町も含まれていますが、これらの先進
的な町が「今日抱える問題点」などをドキュメントタッチで紹介しており、切り口と
しては斬新なものとなっています。また、これまであまり紹介されることがなかった
青森県での「なみおか映画祭」や西陣(京都)での「芸術とまちづくり」なども、主
体となる個人やグループに照準を当てたドキュメントとなっており、読み物としても
面白くなっています。さらに、地域の文化と経済の融合という視点で整理された久万
町(愛媛県)の事例や、空家を活用した福井県でのまちづくりの事例などバラエティ
に富んでいます。

 各章ごとに捉えるテーマは異なりますが、一貫して「地域づくりの主体」に光を当
てていることや、情報環境の導入などを意識していることなどが共通の問題意識と
なっています。こうした視点の上に立って、いかに地域が固有の文化を創造していく
のかが分かりやすく紹介されています。
 
 各章のテーマは以下の通りです。

T 地域固有の文化資源を見直す都市設計
U 地域文化産業財における「二重の市場」とまちづくり
V 「未知」の創造と「まち」の形成
W 地域づくりのノウハウの形成と発展
X 産業のまちの文化創造
Y 山の文化、自立の文化、そしてクラスターの形成
Z 固有の味わいと国際交流       
                    (古池)

 →ホームページに表紙の画像を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/gendai.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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・身延山の町並みの写真拝見しました。貴方の仰るように、私も奇異な感じを
 うけました。張りぼて文化だなと。極端な事を言えば、現代的な建物でも
 その町の懐かしき風情やスピリッツは表現できると考えています。要は
 それに携わる人達のかんせいと、「何」を「何のために」復元し、保存し、現代に
 活かすのかが、自分たちの中で問い返されているかが大切のように思えます。
 素人の私がえらそうな事をいってごめんなさい。
 私もこの家をテーマに、保存、其れを通しての人のネットワーク、伝統文化の
 紹介等やっていけたらと考えています。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・M主任研究員に長男が誕生しました。

・11月16日の愛知まちコンのシンポ。まだまだ余裕あります。まちづくりにおけるイン
 ターネットの展開に関心を持っておられる方、ぜひ御参加下さい。
 http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/sympo2000.htm

・ホームページの「全国ユニークまちづくりリンク集」から「名古屋まちづくりリンク
 集」を独立させました。当地域においても様々なまちづくり情報を提供するホーム
 ページが増えてきました。まだまだ、いろんなHPがあると思います。
情報を待っています。
  名古屋まちづくりリンク集 http://www.spacia.co.jp/Rink/nagoya-rink.htm

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。今後の送信はとりや
 めさせていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
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