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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第77号]2003/6/16
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 569−−□

 スペーシア・メールマガジンの第77号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・2003年度 愛知県 人にやさしい街づくり連続講座 が開催されます!! 
  ◆名古屋まちづくり紹介◆
   ・知多木綿のふるさと岡田のまちづくり 
  ◆視察レポート◆
   ・仙境の里銀山温泉
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 2003年度 愛知県 人にやさしい街づくり連続講座 が開催されます!! ○

 この講座は、愛知県が1995年以来、毎年開催しているもので、人にやさしい街づくりへ
の理解を深め、自らが課題を認識し、考え、
行動し、人と人とのネットワークを広げる「場」として企画しています。

 今年は「まちとくらしにやさしさを広げる」をテーマに、全10回のカリキュラム構成を
し、受講者を募集しています。〔締め切りは6月20日(金)午後5時〕
また、そのうちの6回は公開講座で、どなたでも参加できます。
詳しくは、以下の募集要項をご覧ください。
 → http://www.hitomachi.npo-jp.net/youkou/

 また、「2003年度 人にやさしい街づくり連続講座 実行委員会」では、本講座のホーム
ページを開設しました。ここでは、講座の詳しい内容
の紹介や、講座開催の様子などの最新情報を発信していきます。
みなさん、ぜひ一度以下のアドレスまでアクセスしてください!
 → http://www.pumori.net/~hitomati-j/

 なお、みなさんのお知り合いに、このメールを転送していただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
            2003年度 人にやさしい街づくり連続講座 実行委員会

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今年の講座は、愛知県から「特定非営利活動法人 ひとにやさしいまちづくり
ネットワーク・東海」が受託しています。そして、講座の企画運営は、過去に
講座を受講した「人にやさしい街づくりアドバイザー」を中心として構成する
「2003年度 人にやさしい街づくり連続講座 実行委員会」が協力して行っています。 
 → http://www.hitomachi.npo-jp.net/ 
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〜スペーシア・浅野健〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 知多木綿のふるさと岡田のまちづくり ○

 先日、知多市の中央部に位置する岡田地区を訪れた。知多半島には大きな川がなく、水
不足に悩まされ続けてきた。ここ岡田も例外ではなく、農業には不向きで農家は副業であ
る綿作や棉織を行っていた。江戸時代に晒(さらし)技術が導入された後は、知多晒として
江戸にまで出荷されるようになった。岡田は生産地としてだけでなく、仲買人が半島中の
木綿を集め、買継問屋が江戸の問屋に送るという流通の拠点として栄えた。明治以降、仲
買人や買継問屋が自動織機を備えた織布工場を創業し、全国各地から女子工員が集まるほ
ど隆盛を極めた。しかし、繊維・織物産業は徐々に衰退し、昭和40年代半ばになると織物
工場の撤退・取り壊しが始まり、それに伴い商店街が衰退し、まちが寂れてしまった。

 なんとかして岡田のまちの活気を取り戻そうと平成6年に結成されたのが、「岡田街並
保存会」である。木綿産業の最盛期の岡田の繁栄を象徴している土蔵や、旧道や路地の石
垣・黒板塀・瓦屋根の町並みの保存のために地道なお願い活動やマップ・案内看板作りを
行っている。平成7年には、取り壊し寸前であった木綿蔵を保存・改修した。知多木綿の
機織りの伝承に取り組む女性グループ「手織の里 木綿蔵・ちた」は、この木綿蔵を借り
て、機織り体験を一般の人に提供している。2時間でランチョンマットができる機織り体
験は好評で、マスコミに取り上げられたり、小中学生の体験学習に利用されたりしてい
る。「伝承知多木綿 つものき」や「手織り工房 やまもも」の同様のグループも活動し
ているだけでなく、それらを支援する「ちもれ(知多木綿連絡会)」も存在する。これら
の団体や従来からあるコミュニティの連携などによって七夕祭りや書画写真展などの様々
なイベントが行われている。また、歴史的な町並みが残っている地区には珍しく、空き家
が一軒もないそうである。様々な市民グループが積極的に活動していることは市にも認め
られ、平成13年度の都市景観形成計画業務委託の第1弾として岡田地区があげられた。

 これらの市民活動団体がさらに連携を強め、2006年に現在と同じ町並みを舞台に岡田生
誕400年の記念事業が行われることが楽しみである。 (山崎 崇)

→ホームページに写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/titaokada/

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 仙境の里銀山温泉(山形県尾花沢市) ○
〜大正・昭和の3、4層の木造旅館が軒を連ねる温泉街〜

 今年のスペーシア社員旅行の訪問先は山形。さくらんぼ、ラ・フランスなどで有名
ですが、全国の都道府県で唯一、全市町村に温泉があるというのも山形の売りの一つ
でしょう。6日の午後から8日まで2泊2.5日の旅でした。今回は最初の訪問地であ
る銀山温泉を紹介します。

銀山温泉は、金沢出身の儀賀市郎左衛門が1456年に銀鉱を発見したのがはじまりと
いわれています。江戸時代には幕府直轄の御公儀山となりましたが、1689年には廃山
となり、以後は温泉地として盛んになり現在に至っています。銀山温泉周辺には国指
定史跡の銀鉱洞もあり、約1時間くらいで回れる散策コースとなっています。
この温泉街は、銀山川をはさんで大正から昭和初期につくられた3層、4層の木造
旅館が軒を連ねています。景観条例により緊急車両・許可車両以外の進入が禁止と
なっており、ガス灯が整備されたり、川沿いに源泉をそのまま使った足湯も整備され
ています。また川にかかる橋にはベンチや地域の人たちが設置したと思われるプラン
ターなど、官民ともにまちの景観に取り組んでいることが伺えます。
我々が宿泊した古山閣は18代続く老舗旅館で、木造3階建てでしっかりとした構えを
しています。玄関先では年代物の招きお多福が客を迎え、一刀彫りの欄間や大時計、
壁の三日月模様など、趣ある館内となっています。
 春の残雪・花、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季それぞれに楽しめる銀山温
泉。癒しの場所としては、私が選ぶ全国ベストスリーに入る!?おすすめの場所で
す。 (浅野 健)

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/ginzan/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の社員旅行では最上川下りを体験。日本三大急流の1つといわれていますが、
 1時間の舟下りは平穏そのもの。テーマパーク世代には物足りず、「二度と来ることは
 ないだろうなあ」。それでも観光客が一杯いたのに驚きました。
・昨夜、発信するのを忘れて発行が1日遅れてしまいました。申し訳ありません。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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