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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第391号]2015/7/8□   □配信数 734□


スペーシア・メールマガジンの第391号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・超小型EVカーシェアを利用して
 ◆視察レポート◆
 ・御嶽山噴火の復興を改めて願う信州木曽訪問
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○超小型EVカーシェアを利用して○

 多くの人はすでにご存知だと思うが、豊田市内ではトヨタ自動車が中心となり、2012年
から超小型EVカーシェアの実証実験を行っている。2014年度末終わりの予定が好評に
つき2年延長となった。「Ha:mo RIDE」(ハーモ・ライド)というネーミングで、1人乗り超小型
EV「コムス」を利用したワンウェイ(乗り捨て)型のカーシェアである。鉄道やバスなどの
端末からのラストワンマイルやファーストワンマイルのためのちょっとした移動に使える。
豊田市での実証はもう長いが、最近では、フランス・グルノーブル(2014〜)や東京(2015〜)で
同様の実証が開始され出したところである。
 超小型EVに興味があり、ずっと利用してみたかったのだが、先日、ようやく機会を得た。
豊田市内での会議のあと、豊田市駅近くのステーションから浄水駅までの約5km、いつもは
鉄道移動する2駅分をカーシェアで移動してみた。予約は利用する直前にスマホアプリを
通して行い、その後すぐに(30分以内に)借り出すステーションに移動して、ICカード認証や
充電ケーブルの取り外しなどの簡単な操作のあと、乗車できる。車両は1人乗りだけあって
非常にコンパクト、ピザ屋のバイク程度の大きさだ。しかし運転操作は普通の車と何ら変わらじ、
足元もゆとりがある。周りも見やすく、車体も比較的安定していて落ち着いて運転ができる。
しかし、パワーや速度面は見た目相応にやさしかった。途中、国道155号の直線を走ったときは、
速度を出したくてベタ踏みしたものの50km/hちょっと出すのが精一杯。しかも大型車に
後ろをとられて、少し焦る始末。やはり超小型車は超小型車らしく、街なかや生活道路などを
狭い道を走ったほうが向いている。とまれ、途中休憩しながら、約30分で無事目的地に到着。
 気づいた点は、気軽さである。小さために気負うことなく楽に運転でき、低速で小回りがきいて
安全(歩行者にとっても安心)。さらにステーションが豊富かつワンウェイ型なので、行先に
応じた利用が可能。さらにかわいくて、楽しい。こういった点が気軽さにつながっている
のだろう。この超小型EVカーシェア、この気軽さを訴求できれば、普及する可能性は十分あると
感じた。是非、名古屋の街なかでも導入してもらいたい。
(櫻井高志)

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○御嶽山噴火の復興を改めて願う信州木曽訪問○

 所内の話題だが、先月末に社員旅行として信州木曽、開田高原を訪ねた。
 前回配信メルマガからも通じる話題で、昨年秋噴火した御嶽山も望める開田高原エリアは、
交通アクセスとしては決して良好ではないが、温泉宿を拠点として、登山(ハイキング)、
スキー、ゴルフ、乗馬など、雄大な自然に触れ合うことができ、貴重な観光資源として
活用し、地域活性化がはかられてきた。
 そんな中突然の御嶽山噴火は地域の状況を一変させた。旅行中乗り合わせたタクシー
運転手からも、あの当時の入山規制や各マスメディアから流れる様々な情報からの
風評被害もあって、地元を訪れる観光客も減少し、観光産業への影響は相当なもので
あったようだ。もともと、スキーに関しては、この近辺のスキー場は、岐阜の美濃や
飛騨エリアゲレンデと比較しアクセスに劣り、また、魅力を伝えられるような広告宣伝も
できず、利用客自体が減少傾向し、ゲレンデの閉鎖から、地域全体の魅力や集客力が
落ちていた。今回の噴火はそこに更なる影響を与えることとなる出来事で、名古屋から
開田高原へ向かう途中の馬籠宿、妻籠宿は地域全体の歴史性や話題性をうまく宣伝効果に
つなげ、外国人も含め訪問者も多いようだが、ここ開田高原にまで足を延ばしてもらえる
状況ではないようだ。
 この春、雪解けとともに入山規制が少しずつ緩和され、6月には山腹のロープウェイの
運転再開や一部登山道も登山可能となり、10月には御嶽復興ハーフマラソンも予定され、
御嶽山周辺は復興へ動き出しつつあり、地元としても期待しているようだ。しかし、未だに
6名の方が行方不明で今後本格的な捜索が再開され、早期発見されることが第一である
とも語っていた。
 自分自身もあの日、遠く離れた南アルプスのとある山の山頂から快晴の中に奇妙な
”雲”のかかった御嶽山を望んでいた(噴火と知ったのは下山後)。今回の噴火は、
登山する者として残念でならないが、行方不明者の早期発見とともに、地域の復興を
願い、その復興に何ができるかを考えたい。そのうえで、今後の山への安全対策、登山者の
火山に対する知識と意識の高まりにつながる取組みに期待するところである。
(村井亮治)

○「御嶽復興 飛騨御嶽ハーフマラソン」
大会公式HP:http://hidaontake-halfmarathon.jp/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・視察レポートでも紹介していますが、先月末は社員旅行で信州木曽、開田高原へ。
 ボランティアガイドのツアー、レンタサイクル、そば打ち体験など、
 それぞれの時間を過ごしました。
 宿は晴れていれば御嶽山がのぞめる所にありましたが、残念ながら当日はあいにくの
 梅雨空でした。

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