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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第37号]2001/12/3
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 449−−□

 スペーシア・メールマガジンの第37号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・フォーラム「どうかわる?どうかえる?相生山の自然と暮らし」第1回 
   ・土木学会中部支部・名古屋都市センター 平成13年度市民ゼミナール
    “暮らしとまちを支える土木技術”
   ・名大「まちとすまい」の夕べ 第3回  「住みつづけられる環境づくり」
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
  ・動き始めた勝川駅北地区再開発第2弾 
  ◆視察レポート◆
   ・松本 商店街紀行 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ フォーラム「どうかわる?どうかえる?相生山の自然と暮らし」第1回 ○

相生山の真ん中を道路が通ることで、何がどう変わるのか。
野並・島田の渋滞は、減るだろうか。
森を分断することで、貴重な自然と私達の暮らしに、どんな影響が出るだろうか。
今回は都市計画の専門家と共に、交通問題を中心に話し合います。
「早くつくって欲しい。」と思うあなたも、
「絶対つくらないで。」と思うあなたも、
「そんな話知らなかった。」というあなたも、
一緒に考えてみませんか? 

■フォーラム「どうかわる?どうかえる?相生山の自然とくらし」
日時:2001年12月9日(日) PM1:30〜4:30
会場:相生山コミュニティーセンター
           ※資料代100円
当日のプログラム
・これまでの経緯と現状の説明
・講演 森川高行氏(名古屋大学環境学研究科教授)
「交通問題の視点から」
・参加者と共に意見交換
 
■午前の企画
・探鳥会(協力:日本野鳥の会愛知県支部)
日時:12月9日(日) AM9:30〜
集合場所:オアシスの森相生口
・自然観察会(協力:相生山緑地自然観察会)
日時:12月9日(日) AM11:00〜12:00
集合場所:オアシスの森相生口
※探鳥会・自然観察会の両方参加も可能です。
参加費100円(保険代、資料代、材料など)

フォーラムを企画するにあたって
「相生山の真ん中を道路が通る計画になっているのだけれど、相談にのってくれない
かしら?」
そんなお話があったのは昨年の夏でした。相生山はそれ以前にも「オアシスの森」の
ことで訪れたこともありましたが、それほどよく知る場所ではありませんでした。と
もかく出かけていき、現地を案内していただきながら道路計画のこと、地元住民の
方々の様々な意見などを伺いました。その上で市役所にも伺って、行政からのお話も
聞きました。そして私なりに思ったことは、ここに起きている問題は、自然保護対道
路建設などという単純な問題ではなく、現在の私達が直面している様々なまちづくり
の課題がすべて集約されているといってもよいくらいとても大切な問題だということ
です。

都市に残された貴重な緑地は単に生態系云々というだけでなく、子供達の遊びと学び
の場として、都市の厳しい気象を僅かでも和らげるものとして、というように、様々
な側面で大切なものです。一方、かの有名な野並の渋滞は、ドライバーの不便さだけ
でなく、渋滞による大気汚染やエネルギーの浪費、また渋滞を避けて狭い抜け道に侵
入する車による沿道への被害などをもたらし、解決しなければならない深刻な問題で
す。そしてさらに考え
たいのは、道路をつくることによって地域の暮らしがどう変わっていくのかについて
の情報を、地域の人たちが共有し、議論し、納得する、というプロセスが未だ十分に
はとられていないのではないか、ということです。

道路も、緑も、市民共有の大切な財産です。私達が過去から引き継いだものであると
ともに、よりよい状態にして将来に引き継いでいかなくてはならない財産です。それ
がどうなろうとしているのか、どうしていきたいのか。知らぬ間に変わっていってい
くのを傍観するのではなく、今一度私達の問題としてじっくり考えてみる必要がある
のではないでしょうか?

そのためのきっかけと情報提供の場をまちづくりを考えるものの一人として企画する
こととしました。賛成反対無関心、いずれの立場にもとらわれることなく、今、相生
山で計画されていることについての様々な意見を専門家の指摘も交えてまずは聞き
あってみたいと思います。ぜひお越しください。他でもない自分たちのくらしと環境
を、自分たちでつくっていくために。

「どうかわる?どうかえる?相生山の自然とくらし」フォーラム実行委員会
 代表 佐々木葉(日本福祉大学助教授)
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主催/「どうかわる?どうかえる?相生山の自然とくらし」フォーラム実行委員会
問い合わせ/070-5964-0689/E-mail:sasaki@handy.n-fukushi.ac.jp
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 〜日本福祉大学 佐々木葉さんから情報提供いただきました〜

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◎ 土木学会中部支部・名古屋都市センター 平成13年度市民ゼミナール ◎
     “暮らしとまちを支える土木技術”

 橋・河川堤防・ダム・トンネル・鉄道・道路・水道・公園等々。これら「土木構造物」
は、私たちの暮らしになくてはならないものです。「土木技術」は、自然との調和をめざ
しつつ、これら土木構造物をつくり出し、暮らしとまち(町、都市、地域、地球)を支え
るインフラストラクチュア(社会基盤)整備の一役を担っています。(社)土木学会中部支
部と(財)名古屋都市センターでは平成12年度に続き、下記の市民ゼミナールを企画いたし
ました。5人の講師の方々に暮らし、まちづくりと土木技術にまつわる興味深い話題を提
供していただきます。この機会にあなたの暮らし、まちと土木の関わりについていっしょ
に考えてみませんか?

1.講演日程:
   【第1回】11月30日(金) 『社会基盤整備と土木技術』
講 師 吉田弥智(名古屋工業大学名誉教授・元学長)
   【第2回】12月21日(金) 『暮らしとインフラ』
講 師 阿部昌弘((社)日本土木工業協会中部支部特別顧問)
   【第3回】1月18日(金) 『音楽・環境大国ドイツに暮らして』
講 師 下垣真希(声楽家)
   【第4回】2月8日(金) 『産業観光とものづくり』
講 師 須田寛(東海旅客鉄道(株)会長)
   【第5回】3月1日(金) 『都市経営と土木技術者の役割』
講 師 西尾武喜(名古屋都市センター理事長・前名古屋市長)     
2.時間
     18:30〜19:45(各回とも)
3.参加費
     無料
4.会場
   名古屋都市センター11階 大研修室
     〒460-0023名古屋市中区金山1-1-1 金山南ビル
5.申し込み方法
  E-mail、ファックスまたは葉書に「住所」「氏名」「年齢」「職業」「電話番号」と
 「受講希望の回」(複数回でも結構です)を記入し、下記の宛先までご応募下さい。
 後日、受講券を郵送させて頂きます。     
  ※申込期限:各回開催日2週間前(定員(100名)になり次第、申込を締め切らせて頂
    きます)

  土木学会中部支部
     460-0008名古屋市中区栄二丁目9番26号 ポーラ名古屋ビル8階
     T:052-222-3705/F:052-222-3773
     E-mail:jsce758@quartz.ocn.ne.jp
                      
 〜名古屋都市センター 原さんより情報提供いただきました〜

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◎ 名大「まちとすまい」の夕べ 第3回  ◎
   「住みつづけられる環境づくり」

【日 時】 2001年12月4日(火)→12月15日(土) [10日(月)休館] 
【場 所】 名古屋都市センター まちづくり広場(金山南ビル11階)
【定 員】 各講座200名(参加費無料・要申し込み)
【主 催】 名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻・(財)名古屋都市センター
 

 ◇12月4日(火)18:30〜20:00
  「縁の下の力持ち―建物の足元を支える技術」
   飛田 潤(振動等集中管理室)
 ◇12月6日(木)18:30〜20:00
  「At Your Own Risk 〜安心に暮らすために〜」
   森 保宏(環境・安全マネジメント講座)
 ◇12月8日(土)18:30〜20:00
  「住宅の冷暖房と換気」
   齋藤輝幸(建築・環境デザイン講座)
 ◇12月11日(火)18:30〜20:00
  「空間づくりから見たインドの文化」
   野々垣篤(共通講座:建築史)
 ◇12月13日(木)18:30〜20:00
  「作り方をデザインする(コンクリートの施工設計法)
   森 博嗣(建築構造システム講座)
 ◇12月15日(土)13:30〜15:00
  「私たちの周辺環境の問題点と改善策」
   谷口 元(共通講座:建築計画、地域計画)

●名大・建築学教室
 住み続けられる環境づくり展
 (会場まちづくり広場・企画展示コーナー 入場無料)
 (木鉋か10:00〜18:00 金曜日20:00まで、土・日曜日17:00まで)


【申込み】参加希望講座名と氏名・所属・住所・TEL・FAX・E−mailをご記入
      の上、052−678−2211にファックスして下さい。

 〜名古屋都市センター 原さんより情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 動き始めた勝川駅北地区再開発第2弾 ○

 春日井市JR中央線勝川駅を挟む南北の地域では、市西部の中心拠点・副次核の整備を
めざして、各種の事業手法等を活用した総合的まちづくりが進められ、地区が大きく変わ
ろうとしている。駅南では、土地区画整理事業による立体換地ビルの建設と住環境整備の
事業が、駅北では、土地区画整理事業と市街地再開発事業の同時施行のまちづくりが進め
られている。
 駅北地区では、平成2年に6街区の権利者が再開発準備組合を設立。そのうち1街区
は、平成8年に分離独立して本組合を設立、平成11年に宿泊施設を中心とする施設建築物
の工事を完了し、ホテルプラザ勝川としてオープンしている。
 土地区画整理事業が収束をむかえつつある中で、残る5街区(現在は6街区)でも、事
業が本格的に動き始めている。駅北の都市計画道路鳥居松線北の3街区を勝川地区、同線
南の3街区を松新地区として、2つの市街地再開発事業の都市計画決定が手続中で、12月
末には決定の告示の予定である。勝川地区では、延床面積約3.9万u、商業、教育施設、
住宅、駐車場が、松新地区では、延床面積約3万u、商業・業務、住宅、駐車場が計画され
ている。また、これらの施設は、公共デッキで結ばれる。
 現在、2地区では、権利者組織の強化・充実と事業推進協力者や事業コンサルタントの
導入が図られ、市の支援・協力も加わった事業推進体制が確立した。平成14年度早期の
本組合設立をめざして、事業細部の詰めの作業が急がれている。
 壮大な計画であるが、平成17年(2005年)には、豊田・小牧市に次いで、県下有数の
市街地再開発事業を面的整備としたまちづくりが実現することになる。       
(浅野 泰樹)

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 ◆視察レポート◆−まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 松本 商店街紀行 ○

 温泉好きな私は、よくふらりと温泉の旅にでかけるのだが、白骨温泉への足かがりに松
本市の昔ながらのなまこ壁を使った蔵の町・中町通りを訪ねてみた。器や古道具、民芸ク
ラフトなどを扱う店も個性的なものが多く大変面白い商店街である(全国の民芸を集めた
店など、ついハマってしまう)。この商手街は昭和63年よりまちづくり研究会で「中町基
本構想」を策定したのち、住民総参加による「まちづくり協定」を締結、まちづくり推進
協議会にランクアップさせて、市とともに各整備事業を実施してきた商店街である。蔵を
巧く使ったセンスの良い店づくりの一つ一つを見るにつけ、大切に商店街づくりが成され
てきたことを伺わせる。
 松本市は中心市街地活性化の手段として、江戸、明治、大正、昭和、現代といったテー
マ分けで土地区画整理事業、再開発事業、町並み環境整備事業を進めている。市の中央を
流れる女鳥羽川でも、「ふるさとの川整備事業」として河川整備が行われ、現在護岸整備
も終了し、松本城の外堀を彷彿とさせる石積み姿に変身した。その沿岸には同時に整備さ
れた再開発事業で、町ごと改築された商店街の町並みが並んでいる。今年春に店舗改築は
完了したというナワテ商店街も、同時に訪ねてみた。
 このナワテ商店街はもともと露天から発祥した商店街である。庶民的な町並みと道幅
が、縁日を歩いているようにも思える。おそらく江戸時代を意識したのであろう真っ新な
店舗群は、少々舞台セットのような感はあるものの、整備前の商店街の姿をみると、確か
に整備後のほうが面白い。かつてからのシンボル「カエル」をテーマに、親しみのある商
店街づくりのために組合もいろいろ努力している様である。
 先日名古屋で産業観光サミットが行われたが、松本市も松本城周辺においての回遊性づ
くりを進めているようである。蔵の町並みが残された中町商店街、時代がかった露天の姿
を再現したナワテ商店街。観光を意識した松本の商店街めぐりはなかなか面白い。
街のテーマを明確にしながら、今松本市では開発ラッシュである。松本には今年2度訪れ
たが、行くたび街が変化している、今後どの様に街全体のイメージが仕上がっていくのか
楽しみである。そろそろスキーの季節であるし・・、近い内に再び訪れてみたいと思わせ
る街である。   (山内 豊佳)

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/matumoto/matumoto.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・所内のパソコンがウィルスAlizの被害に会い、そのパソコンに登録してあったアドレス
 先にウイルスをバラまいてしまいました。申し訳ありません。今回のウィルスは先の
 Nimda騒ぎの時に適切な対応をとっておけば防げたものでした。弱小事務所ゆえ、
 各自に対応を任せていたのが原因ともいえます。十分注意したいと思います。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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