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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第351号]2013/12/24□  □配信数 735□

スペーシア・メールマガジンの第351号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岐阜シティ・タワー43展望室キャッチフレーズ決定
 ◆図書紹介◆
 ・日本人の知らない環境問題〜「地球にやさしい」では世界は救えない〜/大賀敏子 著
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岐阜シティ・タワー43展望室キャッチフレーズ決定○

 JR岐阜駅西に建つ、超高層再開発ビル「岐阜シティ・タワー43」の最上階にある、無料
展望室のキャッチフレーズがこの程決定された。この秋、全国的な懸賞情報誌に掲載され、
北は北海道、南は鹿児島県から約1,500作品もの応募があり、その反響の高さに驚いた。
「一般の部」、「小学生の部」の2部門で厳正なる審査の結果、以下の作品が選ばれた。
  一般の部  『希望と未来がみえてくる、天空のステージ』
  小学生の部 『ようこそ!岐阜のてっぺんへ!』
 どちらも岐阜のランドマークとなる施設の展望室のネーミングには相応しく、親しみやすい。
これだけ多くの作品からの選定は、選考委員の方もさぞ御苦労があったことと思われる。
 今回のイベントは、市街地再開発事業により建設された2つの超高層ビル岐阜シティ・
タワー43と隣接する岐阜スカイウイング37の共同イベントで、昨年度のイラスト・フォト
コンテストに続く第二弾として実施された。双方の管理組織による「ツインタワーのあるまち
岐阜 共同イベント実行委員会」が企画したイベントで、連携してJR岐阜駅周辺の活性化、
賑わいづくりに取り組んだものである。
 キャッチフレーズは、最優秀賞や優秀賞を含め、魅力的な100の作品が「スカイラウンジ
百文(フレーズ)」として選ばれ、今後様々な場面でPRのために活用される。岐阜市HPでも
それらをまとめた作品集が公開されており、どの作品も展望室のみならず、岐阜のまちへの
親しみや愛着が込められた温かく、ユーモア溢れる作品ばかりである。
 これまで岐阜市では、岐阜駅前広場、今回のツインタワーなど、ハードなまちづくりは
目に見えて進み、そのまちの変化を多くの人が驚きと期待をもって見守ってきた。昨年度に
続き今回のイベントは、市民はもとより、県外からの人々の参加を得ながら実施されたわけで
あるが、これにより進化を遂げる岐阜駅前のPRと市民参加のソフトなまちづくりの取組みを
全国に発信できたのではないだろうか。
 岐阜シティ・タワー43展望室では、毎年元旦に初日の出観覧イベントが実施されるが、
来年の来場者はより親しみのある空間となった“岐阜のてっぺん”から“岐阜の未来”へ
何を願うのか。2014年の岐阜の未来に期待したい。
(村井亮治)

●岐阜シティ・タワー43 無料展望室キャッチフレーズ(岐阜市HPより)
http://www.city.gifu.lg.jp/item/16052.htm#Contentpane

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○日本人の知らない環境問題 〜「地球にやさしい」では世界は救えない〜/大賀敏子 著○
 ソフトバンククリエイティブ/2012年5月25日発行

 著者の大賀氏は、ケニアのナイロビに本部を置く国連環境計画(UNEP)という国連機関で
働き、ナイロビに在住している。日本人の多くが、節電・節水、省エネ、リサイクルといった
「地球にやさしい」生活をすることで自然を守ることを環境問題と捉えているのに対し、
国際会議ではどのように経済開発を進めて、貧困をなくしていくのかという視点で環境
問題が話し合われているそうだ。どちらも環境問題で根は一緒だというのが著者の考えで
あり、本著に書かれているケニアの事例や国連での40年以上の取組みを知ると自然と
理解できるように思う。
 日記のようなケニア人青年の生活の紹介や、職務外で治安の良くないケニア北部地区を
周った旅行記などを読むと、開発と貧困の問題を改めて考えさせられた。また、国際会議の
場での政府間交渉の進め方をよく知る著者の体験談や、各国政府を「主人」・国連を「道具」・
事務局職員を「ウラカタ」と表現することの実例もわかりやすく非常に興味深く感じた。
 以前から「地球にやさしい」という表現に奢りのようなものを感じて違和感を覚えており、
副題も本著を手にとった理由の一つであった。あとがきから推測すると著者ではなく、
出版社側でタイトル付けがされたようであり、当初の期待とは異なったものの、環境と
開発の問題への新たな興味を持つきっかけになればという著者の想いが十分に伝わる
良書であった。
(山崎 崇)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・お世話になった皆様に、新年のご挨拶をかねて毎年編集しているスペーシア社外報
 RUBADUB(ラバダブ)が完成しました。
 今回の特集は「都市創造の新潮流 未来に向けたまちづくりキーワード」です。

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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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