現在の位置:TOPスペーシアメールマガジン>337号

WWW を検索 スペーシアサイト を検索

 

スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    [第337号]2013/6/11□  □配信数 736□

スペーシア・メールマガジンの第337号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・愛知県国登録有形文化財所有者の会(略称:愛知登文会)
  平成25年度 総会および講演会
 ・第15回「まちの活性化・都市デザイン競技」
  岐阜市長特別表彰式・記念シンポジウム〜市中心部が再び輝くためのシナリオ〜
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・高島屋南地区市街地再開発事業
 ◆図書紹介◆
 ・水と緑と土 伝統を捨てた社会の行方(改版)/富山和子著
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

☆**********************************************************************
◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
***********************************************************************☆
○愛知県国登録有形文化財所有者の会(略称:愛知登文会)○
 平成25年度 総会および講演会
今年度の総会は、昭和7年に名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として建て
られた名古屋陶磁器会館(名古屋市東区徳川)にて開催いたします。
総会後の講演会では、神社・仏閣・文化財等伝統的日本建築の設計・施工・保存・
修理を数多く手がけておられます、株式会社魚津社寺工務店の魚津源二氏にご講演
いただく予定です。
総会・講演会ともに、会員以外の方の参加を歓迎いたします。ぜひ、ご参加ください。

●総会・講演会について
日  時:平成25年6月22日(土)
  総  会 午後2時〜2時50分 (受付 午後1時30分〜)
  講演会 午後3時〜4時30分
     題 目 “先人の知恵と心を語る”
          社寺建築の耐震補強における、匠の技と美
     講 師 株式会社魚津社寺工務店 相談役会長 魚津源二氏

会  場:名古屋陶磁器会館 (名古屋市東区徳川一丁目10番3号)
?
※なお、講演会終了後、同会場にて茶話会(参加費無料)を開催いたします。
  ご都合がつきましたらぜひご参加ください。

●参加申し込みについて
 愛知登文会事務局(名古屋陶磁器会館)までFAX又はE-mailにてお申し込みください。
   FAX 052-935-9592      E-mail  info@aichi-tobunkai.org

〜スペーシア・喜田〜
------------------------------------------------------------------------
○第15回「まちの活性化・都市デザイン競技」○
 岐阜市長特別表彰式・記念シンポジウム〜市中心部が再び輝くためのシナリオ〜

日時:平成25年7月8日(月)午後1時30分〜4時
会場:ぎふ葵劇場 ドンキホーテ柳ヶ瀬店 8F
    岐阜市徹明通1丁目15番地
プログラム:
 岐阜市長特別表彰式
 基調講演「まちに輝きを取り戻す都市デザインの力」
  講師 岸井隆幸氏(日本大学理工学部土木工学科教授)

 パネルディスカッション「市中心部が再び輝くためのシナリオ」
  コーディネーター 西村貢氏(ぎふまちづくりセンター理事長)

申込方法:
 氏名、住所・電座番号、企業・団体名及び所属、同行する参加者の氏名など必要事項を
 記入の上、FAXまたは郵送、Eメールにて申込。  ※申込受付後、参加証送付。
 FAX  058-264-1760
 Eメール machi@city.gifu.gifu.jp
 郵送   〒500-8701 岐阜市今沢町18番地
      岐阜市まちづくり推進部まちづくり景観課

申込締切:平成25年6月30日(日) 定員に達し次第、締切

URL:http://www.city.gifu.lg.jp/16780.htm

主催:岐阜市
後援:財団法人都市づくりパブリックデザインセンター、岐阜県、岐阜商工会議所

〜スペーシア・浅野〜

☆**********************************************************************
◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
**********************************************************************☆
○高島屋南地区市街地再開発事業○

 岐阜市、高島屋南地区市街地再開発組合では、昨年6月の総会において再開発組合の
設立に必要な事業計画作成のための予算を承認し、本格的な事業に乗り出すこととなった。
しかし、長年、本地区の建築計画に関わってきた建築設計事務所が社内的事情により
基本設計業務の受託を辞退したため、本準備組合として、新たな設計事務所を選定
せざるを得ない事態に至った。指名プロポーザル方式により、再開発事業実績のある
設計事務所を選定し、基本設計業務の委託契約を締結できたのは、24年度末の3月に
入ってからである。
 現在は、建設部会を立ち上げ、ワークショップ形式により権利者の意向を徴集し、
精力的に基本設計条件の確定作業を行っている。さらに、本地区の再開発にとって
重要な施設である、公益的施設の基本設計条件については、岐阜市において、市民
アンケート調査を基に、その内容についての検討が進められている。
 また、権利者の合意形成のベースとなる権利者の土地・建物の概算評価については、
評価・補償部会を立ち上げ、現況調査を基に議論が重ねられている。
今月6日に開催された本準備組合の平成25年度の通常総会で、今年度内での組合
設立認可申請を目標とする事業計画が承認され、秋頃から、権利者合意にむけた調整が
はじまる。
 市街地再開発事業によりJR岐阜駅前地区での賑わいの創出効果が出始めている
こともあり、本地区は、衰退化傾向が顕著となっている柳ケ瀬地区再生の旗手として、
一刻も早い事業化が期待されている。
(浅野泰樹)

☆**********************************************************************
◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
**********************************************************************☆
○水と緑と土 伝統を捨てた社会の行方(改版)/富山和子著○
 中公新書/1974年1月発行

 この本の初版は約30年前、しかし、本書が発するメッセージは今なお新鮮で、現在も
版を重ねている。
 本書では、緑を失い、水を失い、土壌の生産力を失った文明・都市は亡びるということを
歴史と伝統から立証するとともに、明治以降の現代の日本の都市が水と緑と土のいずれを
も拒絶、断絶することで形成されてきた過程を示し、現代都市がいかに脆い基盤の上に
立脚しているか、その危うさに警告を発している。
 かつて日本人は自然を愛し自然に対応して生きる民族だった。とりわけ急峻な地形の
日本において、川は脅威の対象であったが、同時に土壌を豊かにし、恵みを運んでくる
存在でもあり、川とうまく付き合う術を伝統的に身につけて生きてきた。しかし、明治以降の
富国強兵・殖産興業、その後の近代化の中で、川を堤防とダムによって施設化して切り離し、
次いで川の水を育んできた山や森の緑、農地を破壊して切り離してきた。そうして自然と
断絶した土地利用の上で都市の集中拡大を可能にせしめた。しかし、反面、汚染問題や
緑の問題、災害、交通問題など多くの問題が生まれ、都市を覆い始めたのだ。現在の
都市問題の要因はすべて水との関係で語ることができるという。
 自然環境への意識も高まり、取り組みも日々進んではいるものの、日本人は、今一度、
現代都市と「水と緑と土」との関係を見直し、長い歴史と伝統という脈絡の中で捉えていく
必要があるのだろう。
(櫻井高志)

☆**********************************************************************
◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
**********************************************************************☆
(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

☆**********************************************************************
◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
**********************************************************************☆
・2008年以来、5年ぶりに社員旅行をすることとなりました。6/29〜30の1泊2日、行き先は
 渥美半島・三河田原。そこから佐久島に行くメンバーもいます。

#######################################################################
◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
-----------------------------------------------------------------------
(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL http://www.spacia.co.jp/
#######################################################################