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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  [第323号]2012/11/19□  □配信数 806□

スペーシア・メールマガジンの第323号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・愛知登文会:登録文化財建造物保存・活用講座(第4回)
   「市民団体の取り組み&自治体の支援策」
  ・「国際芸術祭とまちなか展開〜岡崎のまち歩きと建築見学〜」のご案内
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・美浜らしい古民家空き家の活用の取り組み/愛知県美浜町
  ・歴史ロマンのまち大高界隈
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○愛知登文会:登録文化財建造物保存・活用講座(第4回)○
  「市民団体の取り組み&自治体の支援策」

愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会(略称:愛知登文会)は、昨年6月に
設立され、登録有形文化財の保存と活用に係る活動が展開されています。
その1つとして、下記のような講座が開催されます。

【日時】2012年11月26日(月)14:00〜16:30
【場所】愛知県立大学サテライトキャンパス(名古屋駅前)
【プログラム】
(1)旧津島信用金庫本店〜保存・活用までの道のりとまちづくりの展開〜
講師: 黒田 剛司氏(天王文化塾塾頭・NPO法人まちづくり津島副理事長)

(2)愛知県初の重伝建地区「足助」〜町並み保存の歴史とこれから〜
講師:多和田 篤嗣氏(豊田市教育委員会文化財課足助分室 係長)

*詳細は下記の案内をごらんいただき、お申込みください。
http://aichi-tobunkai.org/pdf/kozaannai4.pdf

*愛知登文会の活動については下記で紹介されています。
http://aichi-tobunkai.org/
http://www.facebook.com/aichi.tobunkai

〜スペーシア・石田〜
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○「国際芸術祭とまちなか展開〜岡崎のまち歩きと建築見学〜」のご案内○

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」の開催地のひとつとなった
  岡崎市にて、下記AからCのイベントを開催致します。
  奮ってご参加ください!

■開催日
  2012年12月 8日(土)

■参加対象
  日本建築学会会員および一般

■イベント内容(詳細は下記のURLよりチラシをご覧ください。)
http://news-sv.aij.or.jp/tokai/events.html#Anchor-1554
  A.新しい岡崎のまち歩き(定員=20名)
  B.岡崎市美術博物館見学+テーマ展鑑賞(定員=30名)
  C.シンポジウム「国際芸術祭を引き寄せ育む町と建築」(定員=60名)

■イベント申込方法
  下記の内容をEメール又はFAXでお申込ください。
(申込受付開始:11/2金〜、先着順12/1土まで)
  申込メールアドレス=
jmichio@asu.aasa.ac.jp
  FAX0561-63-1996
  メールタイトルを「日本建築学会12/8申込」として、
  本文に、1)参加希望のイベント(A・B・C※複数選択可)、2)氏名、
3)所属、4)学会員/学生/会員外の別を記してください。
  尚、A(新しい岡崎のまち歩き)に参加申込の方は、5)住所、6)電話
  番号も併せてご記入ください。
 
■懇親会のご案内
  岡崎市美術博物館内レストラン『セレーノ』にて懇親会を開催致します。
  時 間=19:00〜21:00頃まで(受付18:40頃〜)
  会費制=4,000〜4,500円程度
  メニュー=フレンチシーズンフルコースディナー+フリードリンク
  申込方法=上記イベント申込と同じ(Eメール又はFAX)。
       ※座席数の都合上、20名先着順とさせていただきます。

■アクセス
  岡崎市美術博物館
  住 所=〒444-0002 愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地
  ・駐車場1000台(無料)、東名高速道路岡崎ICより車で5分
  ・名鉄東岡崎駅バスのりば2番「中央総合公園」行き「美術博物館」下車
  ※一時間二本程度、所要時間約25分(拠点快速)又は約35分
  ※18:17分以降の「美術博物館」発「東岡崎駅」行きバスはありませんので、
   ご注意ください。
  ・最寄り駅、名鉄美合駅まで約4.7km

〜愛知淑徳大学メディアプロデュース学部・道尾淳子様から情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○美浜らしい古民家空き家の活用の取り組み/愛知県美浜町○

 美浜町住生活基本計画で位置づけられた「空き家活用プロジェクト」。日本福祉大学
児玉研究室・吉村研究室と連携し、昨年から検討をすすめてきた取り組みだが、所有者の
ご理解のもと、今年度2回の活用実験を実施することができた。
  1つめは7月に実施した高齢者を対象としたサロン。美浜町では公民館などでボランティア
による高齢者サロンが実施されているが、その実施場所として古民家を使ってみては
ということで模擬的に実施したもので、懐かしさのただよう古民家で、昭和クイズや昔の
写真をみながら、昔のことを語り合った。回想法にふさわしい空間の中で、参加した
大学生もその雰囲気を楽しんでいた。地域の高齢者と大学生との交流の場ともなった。
  2つめが11月に実施した子育て中の親子を対象としたサロン。7月の経験を踏まえ、
学生が企画・運営したもので、こども達と学生が一緒に遊び楽しむことで、お母さんたちに
子育てを離れくつろいでもらうとともに、地域の人たちと交流するきっかけをつくろうという
もの。「お兄さん・お姉さんと遊ぼう」と銘打ち、工作づくりや庭探検、バルーンアートを
楽しんだ。「くつろぎカフェ」では飲み物とお菓子でお母さんたちにくつろいでもらった。
最後は大学サークルの人形劇があり、こども達が夢中になっていた。地域の子育て
サークルに参加を呼びかけ40名以上の親子が参加。学生も30名以上参加し、いつもは
静かな家が賑わい、輝いているようにも思えた。
  この古民家は昨年の取り組みの中で注目し、所有者に活用実験の提案をしていた
ものだ。所有者の両親が亡くなり、長らく空き家になっているが、月に1度は手入れに
通われており、所有者の建物に対する愛着が感じられる。また、美浜らしい黒壁を
有する建物で築200年と伝えられ、地域の歴史的景観にも寄与している。
  地域の資産として保存・活用していくことが望まれるが、活用にあたっての課題は多い。
まずは、古民家の魅力を多くの人に共感してもらい、保存・活用にむけた機運醸成を
図っていくことが重要ではないかと思う。実験に参加した人から「ぜひ続けてほしい」
という声も聞かれた。町と大学の連携した取り組みとして継続されることを期待したい。
(石田富男)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2012/mihama/
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○歴史ロマンのまち大高界隈○

 弊社で企画させていただいている中部経済同友会主催のまち歩きで、先日、大高界隈を
訪れた。まち歩きのコースは、氷上姉子神社・春江院・大高城址・酒蔵の町並みの順に、
JR大高駅の西側の地区をまわった。
  最初に訪れた「氷上姉子神社」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃である
宮簀媛命(みやすひめのみこと)を祀る熱田神宮の摂社である。日本武尊より草薙神剣
(くさなぎのみつるぎ)を授かった宮簀媛命が、尊の死後、熱田の地に奉安したのが熱田
神宮の起源といわれている。現在の社殿は、明治26年(1893)に神明造に建て替えられる
以前の熱田神宮の別宮八剣宮の本殿を移築したもので、これだけでも一見の価値がある。
  また、曹洞宗の大高山春江院は、大高城主水の大膳が父和泉守の菩提をともらうため、
1556年に開山、和泉の守を開基として創建されたといわれている。本堂は1830年に再建され、
本堂をはじめとする7棟が国の登録有形文化財に指定されている。春江院のすぐ北側には、
桶狭間の戦いの前哨戦として、今川義元の配下であった松平元康(徳川家康)が「兵糧入れ」
をおこなったともいわれる大高城(大高城址)がある。現在が」公園として整備されている。
  また、この大高には酒蔵が3軒ある。名古屋市内に酒蔵は全部で5軒あり、そのうちの
3軒が大高にあるというのは驚きである。大高や周辺の鳴海では、天白川支流の水運を
利用して江戸まで酒を送れたという立地もあり、江戸時代より酒造りが盛んに行われて
きたそうだ。今回内部を見学させていただいた「山盛酒造」は、昔ながらの製法(手作り、
機械による温度調節などは一切していない)による酒造りをし、酒蔵も昔ながらのたた
ずまいを残している。
  これまでなかなか大高を歩く機会がなかったが、長い歴史を有する見どころが多く、
何処も見応えがあった。歴史ある見どころが多いので、大高まち歩きの際は地元「大高
歴史の会」のガイドボランティアの方々に案内いただくことをお勧めする。
(喜田祥子)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2012/odaka/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・最近は夕暮れの時間が早くなりました。先日行われた堀川〜熱田〜名古屋港〜中川
  運河を巡る乗船体験では、最終便がナイトクルーズのような感じになりました。堀川と
  中川運河の間に位置する松重閘門のライトアップをバックに水面を舟が走る様子は、
  近い将来の名古屋の水上交通を予感させる!?素晴らしい光景でした。



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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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