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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    □[第250号]2010/02/01□    □配信数 749□


スペーシア・メールマガジンの第250号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・第12回 中部都市フォーラム・アール (2/5)
   「これからの都市再生を探る 〜再開発とストックの再編・活用〜」
  ・あさぴー号利用者に対するEXPOエコマネーのポイント還元イベント(2/3、2/13)
  ・名古屋開府400年記念事業  (2/7)
   「第2回開府500年のまちの姿懇談会」の開催について
  ・講演会「信長の伝統と革新」  (2/13)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・JR勝川駅周辺整備事業 間もなく完了
 ◆図書紹介◆
  ・「一箱古本市の歩きかた」/南陀楼綾繁 著
  ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 第12回 中部都市フォーラム・アール  ○
「これからの都市再生を探る 〜再開発とストックの再編・活用〜」

日本の人口は、2050年には9,200万人から1億人とピーク時の2〜3割減少し、
少子高齢化がいっそう進むとされています。また、地球環境への配慮と対策も、
あらゆる面で求められています。時代の要請は、社会全体の構造やシステムの
大きな転換です。
  まちづくりにおいても、それらを見据えた再開発や、住宅や施設などさまざまな
ストックを有効に活用し、「持続可能なまちづくり」につなげていく都市構造や
都市システムの再構築が求められています。物的・人的資源を有効に生かした
都市再生のこれからを探ります。

■日時:平成22年2月5日(金)午後1時30分〜午後4時30分
■場所:栄ガスビル ガスホール
      名古屋市中区栄3丁目15番33号 栄ガスビル5階
■内容:
  【イントロダクション】
   横山 哲郎氏(独立行政法人都市再生機構中部支社長)
     「URの都市再開発と賃貸住宅団地再生の取り組み」
  【基調講演1】
   小林 秀樹氏(千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻 教授)
     「団地再生によるコミュニティ再生と福祉拠点づくり」
  【基調講演2】
   今村 寧氏(社会福祉法人新生会専務理事・医師)
     「民間による再開発施設における生活拠点づくりと地域活性化」

主催/独立行政法人都市再生機構中部支社

*詳細はちらしをご覧ください。
  http://www.ur-net.go.jp/central/pdf/201001_forum.pdf

■申し込み方法:
  「所属、氏名、電話、FAX、住所」を記入し、e-mail又はFAXで、
「中部都市フォーラム・アール」事務局までお申し込みください。
    E-MAIL: forum@spacia.co.jp
    FAX:052-242-3261
*ちらしにFAX用申込用紙がございます。ご活用ください。

■申し込み締切: 2月3日(水)
■申し込みに関する問い合わせ先
中部都市フォーラム・アール事務局(都市研究所スペーシア内 担当:喜田)
 TEL:052-242-3262  FAX:052-242-3261
    E-MAIL: forum@spacia.co.jp

〜スペーシア・喜田〜

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○あさぴー号利用者に対するEXPOエコマネーのポイント還元イベント○
(愛知・尾張旭)

 尾張旭市営バス「あさぴー号」を育てる会では、市営バスの利用促進を目指し、
EXPOエコマネー事業との連携を実験的に行っています。当事業に関し、ポイント
還元イベントを、EXPOエコマネー事業の実施主体であるエコデザイン市民社会
フォーラムの協力により開催します。

(1)市役所での広報・ポイント還元イベント
■日時  平成22年2月3日(水)9:00〜17:00
■場所  市役所入口ホール
■内容  
  ・あさぴー号利用に対するEXPOエコマネー発行の告知
  ・万博入場券へのFeliCaの登録
  ・あさぴー号停留所緑化への寄付受付
  ・エコマネーと商品との交換
       
(2)ピアゴ印場店でのポイント還元イベント
■日時 平成22年2月13日(土) 10:00〜17:00
■場所 ピアゴ印場店 1階催事場
■内容
  ・エコ行動に参加頂いたお客様にエコマネーを発行
・寄付受付
・エコマネーと商品との交換
お問合せ
尾張旭市都市整備部都市計画課内
TEL:0561-53-2111 内線522
FAX:0561-52-3339
MAIL:tokei@city.owariasahi.lg.jp

※:当事業は愛知県の「あいちエコモビリティライフ促進モデル事業」により実施しています。
〜尾張旭市都市計画課・浅野様より情報提供いただきました〜

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○  名古屋開府400年記念事業  ○
  「第2回開府500年のまちの姿懇談会」の開催について

 この地域の主に建築系の大学生から「開府500年の名古屋のまちの姿」を提案して
いただき、若い人の斬新な意見を取り込むことで、100年後の名古屋のまちの姿を
多角的に議論し検討することを目的として懇談会を開催します。
  皆様のご参加を心よりお待ちしております。

1 開催日程等
   日 時 平成22年2月7日(日)午前9時30分から12時00分まで
   場 所 名古屋市公館1階 レセプションホール
      (名古屋市中区三の丸三丁目2番5号)
   内 容 大学生等による開府500年の名古屋のまちの姿のプレゼンテーション
      の後に市長と懇談会委員と大学生等による意見交換を行います。

2 プレゼンテーション参加者(約50名)
   愛知工業大学、愛知産業大学、椙山女学園大学、大同大学、中部大学、
   名古屋工業大学、名古屋市立大学、名古屋大学、名城大学の学生等

3 傍聴について
   傍聴者定員は30名です。傍聴手続きは平成22年2月5日(金)午後5時までに
   住所、氏名、連絡先電話番号等を記入したファックス、電子メールまたは電話に
   よりお申し込みください。先着順で傍聴者を決定します。

担当:名古屋市総務局企画部企画課企画係
電話番号:052-972-2205 ファックス番号:052-972-4418
電子メール:vision-iken@somu.city.nagoya.lg.jp

〜名古屋市住宅都市局・鈴木英文様より情報提供いただきました〜

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○講演会「信長の伝統と革新」○

  織田信長公が「岐阜」と命名して四百有余年になり、金華山麓の居館発掘も進行し、
新たな事実も出てきております。今回は、信長公居館と安土城についての講演会を
開催します。開催日時・会場等につきましては下記の通りです。万障繰り合わせの上、
ご参加下さい。



1.開催日時 ;平成22年2月13日(土)14:00〜16:30

2.会場 ; JR岐阜駅前「じゅうろくプラザ」 5階 大会議室
     〒500-8856 岐阜市橋本町1丁目10番地11
              TEL; 058-262-0150

講演者 ;水野 耕嗣氏(岐阜工業高等専門学校名誉教授)
     内堀 信雄氏 (岐阜市教育委員会社会教育課文化財グループリーダー)

4.プログラム ; 第一部  講演会(内堀 信雄)  14:10〜15:10
         第二部  講演会(水野 耕嗣)  15:20〜16:20

5.入場料;無料

主催:特定非営利活動法人 歴史文化建造物等保存会・トラスト岐阜
    〒500-8024 岐阜市上新町9番地
TEL:058-264-3820

〜スペーシア嘱託・田中〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○JR勝川駅周辺整備事業 間もなく完了○

 JR中央本線勝川駅周辺で進められてきたまちづくりが終盤を迎えつつある。
  春日井市では、JR勝川駅を西の玄関として位置づけ、昭和61年度に策定した「勝川駅
周辺総合整備計画」に基づき勝川駅周辺で様々な事業に着手し、これまでに土地区画
整理事業、立体換地事業や市街地再開発事業等を完了してきた。昨年秋には鉄道
上下線が高架になり駅改札口も高架レベルで開設され、現在では駅舎の整備や鉄道に
より分断されてきた南北地区をつなぐ高架下の道路整備が進められている。
  駅前をみると、駅前広場に面する再開発ビルを回遊するペデストリアンデッキと高架
駅舎とを繋ぐ連絡橋の工事が進められ、その姿がみえてきた。
  駅周辺の整備は、計画策定から実に20年以上経過し当初の事業スケジュールから
若干の違いはあるが着実に事業化されてきた。行政による基盤整備、権利者による
市街地再開発事業、それぞれ課題、問題を抱えながらも完了してきた背景には、行政の
積極的な推進と支援、権利者のまちづくりへの想いなどが融合、連携したことによるものと
思われる。
  最近では、駅舎高架により駅利用者の通行ルートが変わり、周辺店舗の集客に変化が
顕れてきた他、ペデストリアンデッキの工事が進み、新たな動線の変化を見越してデッキで
つながる再開発ビル空き店舗へのテナントからの問い合わせが増えるなど、街の変化に
対応して新たな動きが見え始めてきた。
  事業の完了は、街や地域住民、事業者の新たなスタートで、その時はもうすぐそこまで
きている。全ての事業が完了する勝川の今後に注目したい。
(村井亮治)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2010/jrkachigawa/index.html

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○「一箱古本市の歩きかた」/南陀楼綾繁 著○
  光文社/2009年11月20日発行

 「一箱古本市」というイベントをご存知だろうか? 店舗の軒先を借りて、本好きな人が
一箱ずつ古本を持ち寄って売るイベントである。著者らが東京の谷中・根津・千駄木
エリア(通称:屋根千)で、「不忍ブックストリートの一箱古本市」を2005年に開始して以来、
その地域や主催者によって大小さまざまな「一箱古本市」が全国各地で展開されている。
この本では、「一箱古本市」が誕生した経緯から始まり、全国に広がった数多くのブック
イベントが丁寧に紹介されている。古書店などのプロによって大量の本が並べられて
販売される旧来の古本市とは異なり、本好きであれば素人でも「本屋さんごっこ」を
楽しめるため、「本」の仕事に携わる人々を中核にし、一般の本好きの人々が多く
参加している点がこれらのイベントに共通する大きな特徴である。
  また、「読書離れ」や「出版危機」を叫ぶのではなく、もっと日常的な場所から本との
付き合い方を見直してみたいというのがこの本を書くきっかけであり、著者やブック
イベントに関わる人々の考えが随所に表れている。本が売れなくなったのではなく、
古本屋や新古書店で購入したり、図書館や友人から借りたりと本の出会い方が多様に
なったのであり、「一箱古本市」もその多様なルートのひとつであるということ。インター
ネットの発達によって紙の本が不要になるのではという過去の議論と現実は大きく異なり、
巨大オンラインショップや個人間オークションなどインターネットは紙の本を手に入れる
ための最大のツールになっていること。また、本を買って読むだけではなく、感想を
ブログで発信・共有したり、フリーペーパーを発行したりすることで本と遊んでいる「能動的な
読者」もいるということ。このような読書や読者の変化を背景に、「一箱古本市」などの
ブックイベントが全国へ広がっていったのである。
  本著にも全国の事例のひとつとして紹介されているが、昨年名古屋で「一箱古本市」が
初めて開催された。「BOOKMARK NAGOYA」という本に関する様々なイベントのひとつ
として、2009年3月21日(土)、22日(日)の2日間、名古屋市西区の円頓寺商店街で
行われた「一箱古本市」は、商店街に点在する空き店舗の前に約100箱の小さな本屋さんが
並ぶことになった。私が訪れた日曜日はあいにくの雨模様にも関わらず、アーケードという
好条件もあり多くのお客さんで賑わい、単に本を売買するだけでなく出店者とお客さんが
会話を楽しんでいる光景をいたるところで見ることができた。並んでいる箱だけに注目しても、
販売している本に合わせてディスプレイにこだわっているものもあれば、自宅で眠っている
本を処分するための段ボール箱など、力の入れ具合も様々で、のんびり散歩しながら覗ける
気軽さが良かった。また、商店街の人たちは空き店舗の前の小さな本屋がにぎわっている
ことだけでなく、来訪者がイベントを楽しんでいたことを喜び、次回の開催はいつかと早速
話していたことも印象に残っている。参加はできなかったが、「一箱古本市」以外にもトークや
ライブなどのイベントが市内各地で行われており、満員になるものも多かったようである。
  本著に、名古屋では2010年の開催に向けて動き出していると記載があった。ウェブで
確認すると、2010年3月20日(土)に円頓寺商店街で、4月3日(土)に覚王山日泰寺参道で
「一箱古本市」の開催を予定しているようだ。本著を読むことはもちろんお勧めするが、
ぜひ一度「一箱古本市」も歩いていただきたいものである。

○「BOOKMARK NAGOYA 2010」
http://www.bookmark-ngy.com/

(山崎 崇)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先月久しぶりに行った運動の最中に痛めた手首の怪我が元で、自転車通勤を
  一時休止しています。ちょうど今が年間で寒い時期であるため無理もできず、
  公共交通のありがたさが身にしみています。(T.ASANO)

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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