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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    □[第236号]2009/7/20□    □配信数 756□?


スペーシア・メールマガジンの第236号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
   ・大ナゴヤ大学〜2009年秋開校〜
  ◆住まい・まちづくりコラム◆
   ・サブカルチャーと観光 
  ◆読者の声◆ 
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 大ナゴヤ大学〜2009年秋開校〜

  今回は、「大ナゴヤ大学」の紹介をさせていただきたい。先日、直接この大学の学長
様から説明を聞く機会があったので、簡単だが、その内容を紹介したい。
  この「大ナゴヤ大学」は、校舎は持たず、「街じゅうがキャンパス」という形で、街の
いたるところでユニークな授業=生涯学習を行うNPO法人(現在認証中)であり、
2009年秋に大学の開校を予定している。この大学は、今まで行政主体で公民館等
で行われてきた生涯学習とは違った魅力がある。ホームページを一見しても感じる
が、おしゃれさや斬新さ、ユニークさがとてもよく伝わってきて、興味をそそられる。
  どんな授業が展開されるのかについては、名古屋に関わる人や企業がもつ才能や
経験を活かしたユニークな企画になるとのこと。6月にオープンキャンパスが開かれ
たが、例えば、そこでは名古屋名物「ういろう」を取り上げ、ういろうを実際につくって
いる和菓子屋を校舎とし、そのお店の代表から直接講義を聞きながら、その魅力に
ついて語り合うという授業が開かれたり、自転車で名古屋の街じゅうをピクニックする
という授業も開かれた。街がキャンパス、街の人が先生という授業である。単なる
机上の講義だけはどうしても眠くなる。現場で生の声を聞けるほうがよっぽど身に
なるし、絶対に面白い。
  また、「生徒は先生にもなれる」というしくみももっており、誰もが先生に応募できる
という面白い特徴もある。だから、初心者は初心者なりに生徒として、興味や関心の
高い人は先生としてなど、いろいろな立場で関われるのだ。こういった自由な関わり
方のできる開かれた学びの場であることも参加する側にとっては魅力的であるし、
またその中で人と人とのつながり(コミュニティ)も、街とのつながりもつくることが
できる。人との接点、街との接点が薄れがちの人にもこの大学を通して、新しい
世界が広げることができる。
  参加については、年齢を問わず、誰もが生徒になれる。受講料も基本的に無料。
授業は毎月第2土曜日を予定しており、サラリーマンにも参加しやすいのが、
魅力的である。実際に学生登録しているのは20代、30代の若い人たちが多い。
WEBから学生登録ができる。(ちなみに、私も話を聞いた翌日に登録した。)
現在は今秋の開校に向けて準備中。素晴らしいスタッフ勢も揃っており、どの
ような授業メニューが公開されるのか、今から非常に待ち遠しい。
  また、こういった大学は全国にも広がりを見せている。東京はで2006年から
「シブヤ大学」が、京都では2008年から「京都カラスマ大学」が開校。大ナゴヤ
大学はその姉妹校である。他の地域でも立ち上げの動きが続々と見られる。
興味をもたれた方は一度参加してみてはどうでしょうか。(櫻井高志)

大ナゴヤ大学ホームページ http://dai-nagoya.univnet.jp/
シブヤ大学ホームページ http://shibuya-univ.net/

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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○ サブカルチャーと観光 ○

  財団法人箱根町観光協会が、6月上旬に新たに観光マップを制作している。その観光
マップは「エヴァンゲリオン箱根補完マップ」である。エヴァンゲリオンは、1995年から
約1年間放映された人気アニメであり、今回は新作が6月末に公開されることを機会
に、作品制作者であるスタジオカラー及びガイナックス監修とタイアップして、町おこし
のために行われた。箱根町は物語中に登場する架空の街・第3新東京市の設定と
なっており、物語に登場する箱根町の19カ所の場面を地図上で紹介している。その
場所を巡ることで、アニメの世界を現実の世界で想像しながら楽しむことができるよう
になっている。実際に観光マップを手にはしていないが、調べてみると観光マップが
なければ見逃してしまうような場所が多くある。しかし、アニメのファンには、アニメ
世界と現実世界がその場所で繋がり、アニメ世界感を身近に感じることができるの
であろう。

  そういった中では、最近の戦国武将ブームにも同じようなことが言える。「歴女」と
言われる、歴史好きの女性が伊達正宗や真田幸村等の所縁の地を巡り、時代を超
えてその場所の景色を見ながら世界観を感じている。戦国武将ブームのきっかけ
は、ゲームや大河ドラマ等の影響であるようだが、このように地域や歴史上の人物
にスポットが当たることは、人を呼び込むためのきっかけとなる。特徴的なのは、両
者とも若い世代において人気があることと物語や人物の世界観を感じることである。

  近年、観光は旅行業主体から消費者・地域主体に変わりつつあり、一つの手法と
して地域がアニメや漫画の登場人物と連携して観光に繋げることは可能性として大
いにありえることではないだろうか。歴史は変えようのないものであり、ロケーション
を多く変えることは難しいが、今ある地域資源をどのように活かしていくかが重要で
ある。しかし、アニメや漫画、小説等の舞台となることは、他力本願となるため、地域
住民が今ある歴史を大切にし、風景を維持する中で魅力的な場所とする中で、そう
いった物語に登場する魅力的な場所となれば観光につながっていくのではないか
と思う。(朝倉卓也)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・発行日が1日遅れてしまいました。発行日が休日でも発行できるようにと、原稿の
 締め切りは1週間前に設定しているのですが・・・。
・スペーシアでは会社全体としての夏休みは設定しておらず、各自がスケジュール
 調整して夏休みをとることとしています。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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