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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第19号]2001/3/26
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 384−−□

  スペーシア・メールマガジンの第19号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆
    ・港で繰り広げられるイベントの数々 〜@port(アットポート)と桜まつり〜
  ◆名古屋まちづくり情報◆
    ・なごや栄なかなかbigスクエア
  ◆視察レポート◆
    ・京都伏見にある二つの商店街の生き方と行き方 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 港で繰り広げられるイベントの数々 〜@port(アットポート)と桜まつり〜 ○
 
 名古屋港では、昨年、一昨年とガーデンふ頭の空き倉庫を使ったアートプロジェクト
「アートポート」が開催されました。そこで発生したにぎわいと活気を港やまちにまで
広げようというプロジェクトが開催されます。地下鉄名古屋港駅に新しく出入り口が設け
られるのに合わせて企画されたのが、「@port(アットポート)」です。また、その次の
週には地元のお祭りである「桜まつり」も開催されます。

〜@port(アットポート)〜
【日時】 3月31日(土)〜4月1日(日) 午前10時〜午後5時
【会場】 名古屋港ガーデンふ頭交差点〜港橋広場公園界隈
【プログラム】
 アーティストによる作品(土、日:終日)
 市民によるプログラム
  ・フリーマーケット(土、日:午後)
  ・模擬店(日)
 ワークショップ「世界のことばでお店の看板をつくろう)(土、日:午後1時〜)
 写真撮影会(土:午前10時30分〜)
【公式ウェブサイト】 http://vision.mdg.human.nagoya-u.ac.jp/nigiwai

〜桜まつり〜
【日時】 4月8日(日)
【会場】 港橋広場

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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◎ なごや栄なかなかbigスクエア ◎

 中区は「特色ある区づくり推進事業」のひとつのモデルケースとして平成7年度から、
「なごや栄なかなかbigスクエア」(主として栄1丁目〜3丁目)のまちづくりを進めて
います。
 当初は「伏見文化ゾーン」と呼んでいたのですが、「伏見」といえば「伏見の交差点」
をイメージする人が多いことや、もっと愛されるネーミングをとの要望から「名古屋のま
ん中にある中区のさらに、まん中に位置し、ゾーン全体が1つの大きな広場のように多く
の人々が集まって来られるように」と、「なごや栄なかなかbigスクエア」と名づけられ
ました。

 昼夜間人口比が6倍近くにもなる中区の中でもさらに交流人口の多い、この地区につい
てもっと知ってもらおうと、中区地域振興課職員のみなさんが中心になって、ホームペー
ジ「名古屋のまん中なかなかNET」が開設されています。使いやすいリンク集がメイン
となるこのホームページは、公共機関の詳細はもちろんのこと、民間のサイトまでも網羅
する「裏ページ」など、「食べる」「観る」「遊ぶ」「働く」「住む」といったニーズに
きめ細かに応える優れものだと好評です。
 さらに今後は「きらめきボランティア」を募り、「bigスクエア」をはじめとするまち
の中で発見した魅力について、インターネットなどの様々な手段で発信してもらうこと
を、名古屋新世紀計画2010地域別計画で位置付けています。 (竹内 郁)

→ホームページアドレス
http://www.cjn.or.jp/naka-net/

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 京都伏見にある二つの商店街の生き方と行き方 ○

 最近、中心市街地活性化にかかわってそこにある商店街のあり方が問われている。今
回、名古屋市西区の「特色ある区づくり」の一環で京都市伏見区(最寄り駅は京阪線伏見
桃山駅、近鉄京都線桃山御陵前駅)にある二つの商店街、伏見大手筋商店街と龍馬通り商
店街を視察する機会を得た。この二つの商店街は隣接しているが、規模の違いもあり、商
店街活性化策は全く異なっている。

 伏見大手筋商店街は組合員数約110名の大手の振興組合である。これまでに、積極的
に商店街関連の補助事業を実施してきた。からくり時計の設置、ソーラーアーケードの設
置、パソコンの個店導入など、積極的に補助事業に対応している。とくにソーラーアー
ケードは12.5億円と大事業であり、うち5億円の自己負担について、全ての組合員を説得
しきってきたパワーはすごいものがある。これは振興組合との方針と関係がある。個店は
自身の本業(専門)の展開を考えればいいが、振興組合は商店街の基盤(インフラ)につ
いて個々人の本業以外でも、すなわち、説明者の言葉でいうなら、「誰かのストライク
ゾーンなら全て打つ」姿勢が大切という考え方である。これがこの商店街の積極性であ
る。その結果、個店の努力もあって、売上げが伸びる好循環を形成してきている。

 もう一つの龍馬通り商店街は組合員24名の小さな振興組合である。おのずとできるこ
とには限界がある。とするなら他と差別化できることをやろうと言うことになる。たまた
ま、近傍に寺田屋があることから、「龍馬」をテーマに「幕末回廊構想」にむけたファ
サード整備(事業費4.5千万円)を行ってきた。近くにある映画村の太秦の助力を得なが
ら、振興組合が個店の外壁を借りて「焼き杉板と白壁」をベースにした京の町屋風のファ
サードを形成する事業である。これは全員が対象でなく、やりたい個店のみを対象として
(13組合員/24組合員)実施している。「龍馬」をテーマにしているだけに、高知の商店
街とも友好提携を行い、高知県の協力を得ながら、鳴子踊りの有名なダンシングチームの
派遣や鰹たたきの実演へむけた素材提供と人材派遣を受けた。そのほか、同志社大学の人
力車の会、府立商業高校のブラスバンド、龍谷大学のサテライト研究室云々、あらゆる手
だてを通じて、イベント興しを展開している。その結果、マスコミにもたびたび登場し、
「日本の元気ある百商店街」一つに選定された。

 商店街それぞれの特性を活かした事業展開を実施している。商店街の基盤整備(ハード
&ソフト)を実施する点では両者共通しているが、前者は大規模成長型商店街、後者は零
細成熟型(あるいは衰退型)商店街の事例としてみなすことができるであろうか。一般的
に疲弊している商店街が多いことを考えるなら、後者の事例は参考になるかもしれない。
    (井沢知旦)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・3月はいろいろなイベントの多い月ですが、年度末のあわただしさでなかなか参加でき
 ないのが現状です。メールマガジンでお伝えすべき情報もたくさんあると思うのです
 が、そこまで手がまわらない状態です。年度があけるのはいつになることやら…。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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