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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第18号]2001/3/12
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 383−−□

  スペーシア・メールマガジンの第18号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆
    ・東海都市ネットワーク協議会 セミナー 「大学と地域の連携」(3/23)
・みんなで創った夢ランド(稲荷公園)完成!  
  ◆名古屋まちづくり情報◆
    ・大垣のマイスター倶楽部とまちづくり工房大垣の見学
  ◆図書紹介◆
    ・日本大正村奮戦記 じいさん・ばあさんが町をおこした
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 東海都市ネットワーク協議会 セミナー 「大学と地域の連携」 ○

東海都市ネットワーク協議会では、平成12年度事業として、大学相互を
始め大学と産業、行政、市民活動等との連携をテーマに調査研究を実施
しています。その一環として、このテーマに関し実務に携わる方を講師に、
セミナーを開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。

【日時】 3月23日(金)午後2時30分〜4時45分
【会場】 ホテルグリーンパーク津 6F安濃
       三重県津市羽所町700(津駅東口隣接)
       059-213-2111
【講師】 小門 裕幸(法政大学教授、エクステンション・カレッジ長)
      小塚 安久(株式会社ディー・ディー・エス経営企画室長)
   秦野 純一(川崎市総合企画局企画部企画推進課主幹)
     (司会)井沢 知旦(株式会社都市研究所スペーシア代表取締役)   
【主催】 東海都市ネットワーク
       東海地域の10都市(浜松市、岡崎市、豊田市、豊橋市、名古屋市、
      大垣市、岐阜市、鈴鹿市、津市、四日市市)により設立
      事務局:名古屋市総務局企画部企画課内 052-972−2208
      詳細はhttp://www.chance.ne.jp/tcn/
【申し込み方法】
 @所属名 A住所  BTEL、FAX C参加者名、役職
 をご記入の上、メールかFAXでお申し込み下さい。
  ・メール kato@spacia.co.jp
 ・FAX  052-242-3261
 担当:都市研究所スペーシア 加藤、竹内

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◎ みんなで創った夢ランド(稲荷公園)完成! ◎

 地元の人々が計画づくりに熱心に取り組み、スペーシアがそのお手伝いをさせていただ
いた、稲荷公園(愛称:夢ランド)が完成しました。3月4日に地元主催で盛大な式典と
イベントを行う予定をしていました(前々号で案内)が、残念ながら雨。コミセンで式典
のみをかなり縮小して実施しました。それでも、計画づくりに関わった地元の人々、小学
生、市役所、大学関係者など多くの人々が集まりました。

 市役所及び西築地小学校校長先生からの挨拶や、子ども達の感謝の言葉があり、スペー
シアは造園業者の方々とともに、地元から感謝状を送っていただきました。いろいろ準備
していたイベントの企画はほとんどできませんでしたが、タイムカプセルに埋める手紙を
書いたり、つきたての餅を食べたりしました。

 トイレ工事が一部残っていたり、タイムカプセルを埋める穴が空いていたりして、まだ
完全ではありませんが、雨がやんだ後、早速、子ども達は自分たちが選んで取り入れたい
ろいろな遊具(中には名古屋市で初めて設置される「波のり」というものも)で遊んでい
ました。どろんこ遊びのできる砂場や車いすの方も遊べるような配慮など、いろんなアイ
デアがつまった公園です。
 もりだくさんすぎた印象もありますが、市役所の方いわく「30年間、公園づくりに取り
組んでいるが、こんなに地元の方々が熱心に取り組まれた公園は
初めて」。公園の管理は学区全体で愛護会を作って行うということです。
 地元の人々に利用され、愛される公園になることを願っています。

→ホームページに式典及び夢ランドの写真を掲載いたしました。
  http://www.spacia.co.jp/Topic/topic/yumeland.htm

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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◎ 大垣のマイスター倶楽部とまちづくり工房大垣の見学(2001.2.16) ◎

○大垣市のTMO設立等の経緯
 大垣市は古くは城下町として栄え、その後は繊維産業を中心に岐阜県西濃地域の拠点と
して発展してきた。
しかし、モータリゼーションの進展等により中心部の拠点性が低下するとともに、JR東
海道線で名古屋に約30分でアクセスすることから、名古屋駅にできた高島屋の影響が大
きい。カラフルタウン、リバーサイドモールといった最近立地した、郊外型の大型商業施
設の影響も受けている。
 大垣市の中心市街地活性化基本計画は1998年12月に作成され、1999年12月28日に市長よ
りTMO構想の認定を受けている。

○マイスター倶楽部−岐阜経済大学鈴木ゼミ
 全国に先駆けて郊外の大学のゼミが中心市街地に研究室を構えた事例。JR大垣駅から
徒歩数分、駅前通り沿いの店舗を借りている。1998年に発足し、当初は半年の予定だった
が、周辺の商店街、商工会議所等の協力もあり、現在も続いている。
 今では鈴木ゼミを中心に他のゼミ、他大学から参加者を増やし、現在は50名を越える。
メンバーそれぞれが新聞班、マップ班、イベント班などに分かれ、様々な活動に取り組ん
でいる。
 これまでに、新聞づくり、トイレマップ、各種イベント、コミュニティFMなどを手が
けている。活動資金は大学からの助成金、商工会議所、行政等からの助成など。最近はバ
リアフリーマップづくり、地域通貨「すまいる」実験など。
 学生達の悩みといえば、バイトができないこと。しかし、18才〜20代前半のほとんどが
体験できないことをやっているという自負を持ってメンバーはとりくんでいる。とにか
く、学生達のパワーはすごい。視察の対応も学生達が行っており、12月には100件もあっ
たとか。

○まちづくり工房大垣
 TMOの下部組織で、1999年10月に発足。
 一般公募でメンバーを募り、現在135名で活動を展開中(まちづくり工房大垣ニュース
より)。うち学生が4割ほどで、マイスター倶楽部と掛け持ちの学生も多い。
 情報発信、歴史観光、バリアフリー、空き店舗活用など7つのグループにわかれ、展開
中。

 そもそも、対象エリアが168haが広すぎて、商店街組織も多すぎはしないか。そこには
年功序列・肩書き主義が根強く残り、商店街の若者をなかなか引っ張り込めないことな
ど、根本的なことが解決されていない。まちづくり工房大垣がTMOや中心市街地活性化
計画にこだわらず、大学生のパワーをこのまま活かし、ねらいを広域集客重視から、高齢
者を中心とした地域サービス重視へと転換することを期待したい。 (浅野 健)

→ホームページに写真を掲載しています 
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/oogaki.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 日本大正村奮戦記 じいさん・ばあさんが町をおこした ○
      上田昌弘著/近代文芸社/2000.11.20

 大正村が最初にマスコミにとりあげられたのが昭和59年。私が都市計画コンサルタント
の職について間もない時期だったこともあり、興味を持って訪れたが、マスコミが作り出
した幻想とはよくいったもので、何もないといってもよい状態だった。その後、2度訪問
したが、訪問するたびにその充実ぶりに驚かされた。そのあたりの背景を示してくれるの
が、本書だ。
 著者は、我々と同じ都市計画コンサルタント。最初は、自分が手がけた仕事の手柄話が
書かれているのかと思ったが、そうではなかった。「住民主体と住民参加のまちづくりは
混同して使われているが、まったく違うものではないか」という問題意識のもと、一部の
住民が住民主導で始めた住民主体のまちづくり、それも高齢者を中心とするまちづくり、
ということで興味をもって取材に訪れたという。当事者とは違い、第3者の目で大正村の
取り組みに対する評価が行われている。それは「青春広場づくりという高齢者対策」とい
う言葉に表されている。

 「大正村の看板を立てるだけでいい」ということで始まった大正村づくり。近年、中心
市街地の活性化が大きな課題となっているが、高齢者の力をいかし、高齢者がいきいきと
するまちづくりを進めているという点で大きなヒントを与えてくれる取り組みといえるの
ではないだろうか。    (石田富男)

→ホームページに表紙の写真を掲載しています 
 http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/taisyomura.htm
→著者が設立された事務所のホームページでは名古屋の公園づくりの取り組みなども紹介
 されています  
 http://www.zoukei-net.co.jp/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・朝日新聞から「自治体ホームページ・まちづくりランキング」について電話取材を受
 けました。記事にしてもらえるということでしょうか。ただし、ホームページの方は昨
 年の11月以降、まともに更新しておらず、掲示板もさびしい限り。この時期なかな
 か、手がまわらないのがつらいところです。
  http://www.spacia.co.jp/hp-rank/

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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