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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第177号]2007/4/16
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 スペーシア・メールマガジンの第177号をお送りします。
  名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・ママさんたちの吹奏楽団
  ◆図書紹介◆ 
   ・観光革命 スペインに学ぶ地域活性化
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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  ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ ママさんたちの吹奏楽団 ○

  今回は手前勝手だが、私の妻が参加しているサークルの紹介をさせてもらいたい。
  サークル名は「マザーズバンドランラン」。子育て真っ最中のママさん達を中心とした
吹奏楽サークルである。特徴は、子連れで参加できるということ。過去に吹奏楽をやって
いた人が子育てしながらも、趣味を楽しみたいという思いで集まり、2年ほど前に設立さ
れた。
  このサークル、設立から2年余りでメンバーは約60人にまで急増。活動拠点は東海市
なのだが、知多方面をはじめ、名古屋市内や遠くは一宮方面からも参加するなど、多くの
ママさん達の関心を集めている。というのも、この世の中、楽器をやっている人にとって
は肩身が狭いのだ。家の中ではまず演奏できないし、集合住宅住まいとなると、もっての
ほかだ。公の練習場所も多くない。しかも演奏するにはまとまった人数がいる。さらに子
育て中の女性となると、楽器を手にする時間などほとんどないのが実状。普通の吹奏楽や
オーケストラのサークルなどに参加しようとしても、子どもの面倒や都合を優先せざるを
えないママさんにとっては、参加しづらいものなのだ。だから、子連れで参加できるサー
クルはとってもありがたい。しかもは趣味を楽しみながら、子育ての話もできたりして、
一挙両得なのだ。
  では、子連れの吹奏楽がどんな状況なのか、その練習風景はとっても微笑ましい。赤
ちゃんをおんぶしたまま演奏していたり、ベビーカーを傍らに置いて子どもを見ながら演
奏していたり、少し大きい子になると会場中を走り回ったりしている。子どもの泣き声も
伴奏になるほど、とても自由だ。だが、そんな中ママさん達は真剣そのもの。普段はとれ
ない貴重な時間を精一杯楽しんでいる。旦那衆も協力的だ。練習のときには代わって子ど
もの面倒を見たり、イベントで託児を引き受けたり、記録ビデオを編集したりと陰ながら
パートナーを応援している姿を目にすることができる。また、サークルとしても、自分た
ちの楽しみを地域にも還元しようということで、保育園や幼稚園からお誘いがあれば、訪
問して、演奏会を開いたり、地域のお祭りに出演したりするなどの地域活動も行ってい
る。
  全国的にみてみると、同じようなサークルはまだまだ少ない。どこにでもあるように思
えるのだが意外とないのだ。妻も探すのにとても苦労していた。愛知県内では知る限り2
つ。しかし、最近になって全国各地でどんどん増えている状況らしい。「バンドジャーナ
ル」(音楽乃友社、月刊誌、発行部数8万部)という音楽系全国雑誌にも、ママさんバン
ド特集が連載中で、注目されているし、この3月には奈良で全国規模のシンポジウムも開
催されたほどだ。近々、ママさんバンドの全国大会なんてものも登場するかもしれない。
  世間に目を移すと、最近では赤ちゃんポストができ、ニュースでも子育てに関する暗い
話題はしょっちゅうだし、育児もまだまだ女性中心の世の中だ。そんな中、このサークル
のようにママさん達が主役になって活躍できる場が地域にあるのはとってもいいことだと
思う。子育ての大変さを傍らで見ているので、頑張るママさん達の活躍ぶりには密かに期
待しているところもあり、応援の意味も込めて、今回メルマガで紹介させてもらった。興
味をもった方は、ホームページもご覧ください。

「マザーズバンドランラン」のホームページは
http://members2.tsukaeru.net/mamasui/index.html

アポなしでの見学もOKなので、興味のある方は是非のぞいてみてください。ただし、残
念ながら男性の方は入れません。女性の方なら独身の方でも入れるということです。ま
た、6月30日(土)には初のコンサートを開催。会場は東海市文化センターホール、開
演13:30(開場13:00)、入場無料(当然、子連れ可)なので、興味のある方は是非足を
運んでみてください。 (櫻井 高志)

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  ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−   
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○ 観光革命 スペインに学ぶ地域活性化 ○

  最近、観光まちづくりの業務に関わることがたびたびある。このような中で、以前、観
光に関する参考文献を探していたところ、観光に携わる方から紹介していただいたのが本
書である。
  阪神・淡路大震災によって神戸が受けた人口減少の痛みを例に、人口減少社会における
交流活力を生み出すために、観光の必要性を説き、観光による地域活性化の参考例とし
て、フランス(外国人観光客数7700万人、2002年)に次ぐ観光大国であるスペイ
ン(5500万人)を取り上げている。
  「弾力的な予算措置と自治体の実践活動」「明瞭な地域イメージ」「観光統計の整備」
などの豊富な取組内容を紹介するとともに、スペイン観光の発展の秘密として、(1)地
域の魅力をわかりやすく表現。(2)地域間競争による刺激・改善努力、(3)地道な実践活動
の積み重ね、(4)精緻・迅速な統計による政策効果の検証と4点にまとめている。
  他にも様々な指摘が書かれていたが、特にこの4点はまちづくりに必要な内容であり、
大変参考になった。(浅野 健)

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  ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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  (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・私のうっかりミスで発行が1日遅れてしましました。

・個人的お願いです。子どもが通う学童保育のホームページ作成しました。その中に
  学童支援のページを設けています。Amazonのアソシエイト・プログラム(アフィリエイ
  ト)を活用し、このページを通じて書籍やDVDなどを購入していただけると、紹介料
  が学童保育に支払われるしくみです。ご協力よろしくお願いします。(ishida)
  http://www.34th.jp/gakudou/amazon/

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
  できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
  ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
    http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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