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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第168号]2006/12/11
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 669−−□

 スペーシア・メールマガジンの第168号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・愛知まちコン2006年度公開シンポジウム(12/20)
  ・ネオロボティクス国際シンポジウム2007のご案内(1/27)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・公園づくりと維持管理(春日井市松河戸地区)
 ◆視察レポート◆ 
  ・城崎温泉
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知まちコン2006年度公開シンポジウム ○

【とき】平成18年12月20日(水) 午後1時30分〜4時30分
【ところ】名古屋都市センター11階 大研修室
【テーマ】よみがえったか?中心市街地
     −基盤整備と商業・住宅をあわせて整備した中心市街地の報告と
       建築・都市開発の提案段階におけるプレゼンテーションの手法の学習−
【内容】     
●事例報告
  1「ダイナミックな事業展開――春日井市勝川地区の取り組み」
     林惠司氏(春日井市勝川地区総合整備室管理指導課 主幹)
  2「大正ロマン溢れるまち―彦根市四番町スクェアの取り組み」
     西村武臣氏(彦根市本町土地区画整理組合・彦根市本町地区共同
             整備事業組合 理事長)
●講演
   「都市再生を図るイマジニアリング〜開発のデザイン手法について」
       三上訓顯氏(名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 教授

詳細は下記ちらしを参照ください
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/2006/061220/tirasi.pdf

〜スペーシア・石田〜

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○ ネオロボティクス国際シンポジウム2007のご案内 ○

 このたび、私ども名古屋工業大学では、従来のロボティクスの枠を超え、次世代の
産業や医療技術の芽となるロボットテクノロジの創出を目的として、各分野で
先駆的な研究を展開する国内外の研究者をお招きし、下記のとおりシンポジウムを
開催いたします。最先端の話題、斬新なビジョンを提供していただくと共に、
講演者と参加者との間で実質的な議論を行います。

【日時】2007年1月13日(土)9:00〜17:30(交流会:17:30〜19:30)
【会場】名古屋工業大学講堂2階会議室
【申込方法】定員200名 参加費無料 交流会無料 事前参加登録
 (厳守、詳細はホームページにて。)が必要です。(12月20日締切)
      http://drei.mech.nitech.ac.jp/neorobo/
【連絡先】〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町
        名古屋工業大学 藤本 英雄
        Tel/fax:052−735−5330
        E-mail:fujimoto@nitech.ac.jp
【主催】国立大学法人 名古屋工業大学

〜名古屋工業大学の藤本英雄さんより情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 公園づくりと維持管理(春日井市松河戸地区) ○

 スペーシアでは、公園づくりワークショップに幾つか携わってるが、昨年度から私が関
わっている業務として、春日井市松河戸地区での公園づくりがある。この地区は区画整理
が進行中の地区(進捗率は現在70〜80%)であり、地区内には計7つの公園が整備予定さ
れている。現在までに2つ完成したが、その内の1つは昨年度住民参加ワークショップで
計画づくりを行ったうえで整備したものだ。今年度は、具体の公園整備はないが、今後5
箇所の整備予定公園については、いずれも住民参加を基本として、公園づくりを順次進め
ていく予定となっている。
 今後も続く公園づくりは地元にとっては楽しく、夢のあるテーマであるが、実はそれば
かりではなく、シビアで現実的な不安解決も同時進行させていかなければならないことな
のだ。それは維持管理の問題だ。この松河戸地区での公園づくりでもそれが大きな問題と
なっている。
 公園の維持管理については地元に委託している自治体は多いが、春日井市もそうで、年
2回程度の清掃や除草などを地元町内会に委託している。町内会では現在それに従って、
地区内にある3箇所の公園について管理を行っている。しかし、町内会参加者が高齢化し
つつあることや、区画整理により新たに転入者が増えたものの町内会活動にほとんど参加
しないことなどによって、人手不足が問題となっているのだ。特に、マンションやアパー
トなどに入居している人は、公園清掃はもとより、町内会活動に参加しない傾向が強い。
また、町内会費を払っていても家賃や共益費に含まれているため、町内会に入っているこ
とを知らない人もいたり、セキュリティの堅固なマンションでは会費徴収にも行けないう
え、ひどくなると回覧板も回せない状況にあったりする。今後公園が増えていく中で、町
内会自体がこのような先行き不透明な状態のままで維持管理に対応していけるのかといっ
た不安が町内会の人たちにはあるのだ。このままでは、住民皆のためにつくった公園であ
るのに、その管理負担が一部の住民だけに伸し掛かってくることにもなりかねない。
 うまくいっている他所の事例では、住民参加の公園づくりがきっかけとなって維持管理
組織が立ち上がってスムーズな公園管理が行われ、またそれが地域コミュニティの活性化
につながっているところもある。松河戸地区でも、これからの公園づくりを通じて、誰が
公園の維持管理をするのかといった根本の問題解決から、さらにはコミュニティ全体の活
性化にまでうまくつながっていいってくれればと思う。(櫻井高志)

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−   
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○ 城崎温泉 ○

 城崎温泉は1400年の歴史がある古くからの温泉街で、一羽のコウノトリが足の傷を癒し
たことから発見されたという伝説が残っている。小説家の志賀直哉が生涯に10数度訪れ、
代表作「城の崎にて」の舞台となったことでも知られている。兵庫県北部の但馬地方にあ
るが、同じ兵庫県でも神戸をはじめとする瀬戸内海沿いの都市とは違って、山あいの中に
ぽつんとあるイメージである。自動車を10分程度走らせれば日本海に出られ、さらに1時
間走らせれば、東は日本三景の一つである天橋立(京都府)、西は山陰地方の鳥取があ
る。大都市から離れているためアクセスは決してよいとはいえないが、それでも年間90万
人の観光客を集める。

 城崎温泉には大きな旅館があまりなく、3階程度の高さで建物が揃っている。7箇所の
外湯巡りがこの温泉のメインで、宿泊客は旅館のフロントにある外湯の入浴券を利用すれ
ば、無料でいろんな外湯を楽しむことができる。外湯や旅館の周りには土産物店だけでな
く、手動のパチンコ・ライフルなど昭和を思い出す遊技場、日本海でとれる海の幸が並ぶ
鮮魚店、今風のクレープ・ソフトクリームなどのテイクアウトショップから本格的なすし
屋まで一通りそろっていて、しかもいずれも賑わっている。店舗の多くが1階で入口を嵩
上げしている店も少ないので、基本的にはバリアフリーである。ベビーカーでも、今後の
観光の主流を占めるシニア層でも、もちろん障害者の方でも利用しやすい。

 城崎温泉のもう一つの特徴として、温泉街を歩く旅行者にも演出に一役買ってもらおう
ということで、浴衣と下駄で出かけることを奨励している。色鮮やかな浴衣を無料で貸し
出している旅館もある。城崎温泉の象徴である大谿川両側の柳の並木を、浴衣を着た旅行
者がそぞろ歩く姿は、都市に暮らす我々では日頃感じられない非日常を、もっといえば日
本らしさを感じさせてくれた。

 一点残念なのが、城崎温泉を象徴する柳の並木の通りは日本海に抜ける県道でもあるた
め、自動車の往来も多く、事故を起こしそうなシチュエーションに何度も遭遇した。自動
車のすれ違いが難しいのにもかかわらず、一方通行の規制がされていないためである。宿
泊関連サービスを営む地域の人々にとって、自動車の乗り入れを制限することへの理解が
難しいのであろう。
 全国の温泉地では、旅館などの施設が大型化したため、国内外の観光地との競争の中で
経営面で苦戦しているが、城崎温泉では施設を大型化することもなく、旅館から店舗まで
みんなで利益を得るための努力が見られる。その結果、多様な世代のニーズに応えられる
温泉地となっている。地域づくりのヒントがゴロゴロしている、そんなところだった。
(浅野健)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・1998.1.10の開設時のままであったホームページのデザインを変更すべく準備をすす
 めています。当時、主流だったフレーム形式はいつのまにか古いスタイルになって
 しまったようです。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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