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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第147号]2006/2/20
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 666−−□

 スペーシア・メールマガジンの第147号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・第8回中部都市フォーラム・アール「都市再生と都市空間のストック活用」
    (3/2)
   ・景観法時代におけるインフラストラクチャーのデザインとマネジメント(3/7)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・旧防潮壁の修景活動 みなと・夢ロード
  ◆図書紹介  
   ・農ある暮らしで地域再生―アグリ・ルネッサンス―
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 第8回 中部都市フォーラム・アール 「都市再生と都市空間のストック活用」 ○

 人口減少、そして国や地方の財政悪化など、各分野で縮減傾向が考えられる今後、まち
づくりに期待されるものは何か―。今、都市が投資してきたストックを有効活用し、コン
パクトな市街地を形成しながら都市活力を維持していくため、さまざまな取り組みがなさ
れています。それらを紹介しながら、コンバージョンや住宅団地再生の課題を検証してい
きます。

日時 平成18年3月2日(木)午後1時30分〜午後4時45分
場所 東京第一ホテル錦2階「ブリランテ」
名古屋市中区錦3丁目18番地21 TEL.052−955−1001

●基調講演 黒崎 輝男氏
流石創造集団株式会社 CEO
ビルや学校のリノベーション(Renovation=修復)が、地域の活性化に貢献している実績
をふまえ、その背景にある時代や社会の要請、変化についてもお話しいただきます。

●パネルディスカッション
地域の資産を活用していくに際しての問題、課題、将来展望などについて、実例に基づい
て多角的なディスカッションを行います。

コーディネーター
奥野 信宏 中京大学総合政策学部長

パネリスト
小島冨佐江  特定非営利活動法人 京町家再生研究会 理事 事務局長
六波羅雅一  空堀商店街界隈長屋再生プロジェクト(からほり倶楽部)代表理事
堀田 勝彦  有限会社長者町街づくりカンパニー取締役
黒崎 輝男  流石創造集団株式会社 CEO
斎藤 賢一  都市再生機構中部支社長

主催 独立行政法人都市再生機構中部支社
後援 国土交通省中部地方整備局/愛知県/名古屋市/名古屋商工会議所/
    (社)中部経済連合会/(財)名古屋都市センター

申し込み方法  「所属、氏名、電話、FAX、住所」を記入して、e-mail又はFAX
で、都市再生機構「中部都市フォーラム・アール」事務局までお申し込みください
e-mail(forum@spacia.co.jp) ファックス(052-242-3261)
締め切り 2月24日(金)

お問合せ先 「中部都市フォーラム・アール」事務局
(都市研究所スペーシア内 担当 伊藤) TEL.052―242―3262

〜スペーシア・伊藤〜

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○ 景観法時代におけるインフラストラクチャーのデザインとマネジメント ○

 景観法時代のいま「まちづくり」には,地域景観を含めた,歴史や文化などの個性が求
められている.一方で,公共空間設計・管理は,地域の人々の愛着をも含んだ,インフラ
ストラクチャーのアセット・マネジメントとして成立しなければならない.また地域景観
とは市民参加によってより本質となりうる.観光ではなく,生活の一部としての景観とし
て成立し,その基盤となるのが地域インフラストラクチャーである.インフラストラク
チャーは,その適切な規模,適切なローカルルールのもとにコミュニティの資産として愛
着をともないデザインされる必要がある.
 地域資産としての景観の重要性に気づき,コミュニティが育んできた風土をいま取り戻
すために,インフラストラクチャー・マネジメントにはどのような視点が必要なのか.風
土に根ざしたインフラストラクチャー・マネジメントを目指し,今,その知が結集する.

 【日時】3月7日(火) 14:30 〜 17:30 
 【場所】名古屋都市センター11階大研修室 http://www.nui.or.jp/gaiyou/gai_f3.htm
 【費用】無料
 【申込】不要
 【プログラム】(司会:田中尚人(岐阜大学))
  14:30〜   挨拶:柴田 久(福岡大学)
  14:40〜15:30 基調講演:中村良夫(東京工業大学名誉教授)
           「景観法時代の地域マネジメント−総合化の戦略−」
  15:40〜17:20 パネルディスカッション 
           景観法時代のインフラストラクチャー・マネジメントを考える
        パネラー:
           中村良夫(東京工業大学名誉教授)
           藤井 聡(東京工業大学)「行動変容」と地域風土
           柴田 久(福岡大学)参加する地域景観のデザイン
           秀島栄三(名古屋工業大学)土木施設を地域資産としてマネジメ
                             ントする
           横松宗太(京都大学)地域の防災力をデザインする
           田中尚人(岐阜大学)地域文化を支えるインフラストラクテャー

 (社)土木学会態度行動変容研究小委員会景観分科会
 ・地域風土インフラストラクチャー研究会 共催
 (財)名古屋都市センター 後援

電話・FAX:052-735-5586 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町
 名古屋工業大学 大学院 工学研究科 ながれ領域 秀島 栄三

〜名古屋工業大学・秀島栄三先生より情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 旧防潮壁の修景活動 みなと・夢ロード ○
   −名古屋市都市景観賞(まちづくり部門)受賞−

 名古屋市都市景観賞では、今年度から「まちづくり部門」が新設され、地域の個性や魅
力のある景観につながっているまちづくり活動やイベントなどが対象となった。これまで
は主に建築物や工作物等を対象としており、時々、市民活動賞やイベント賞として表彰さ
れていたが、それを明確に位置づけるとともに、選定にあたって市民投票を実施するな
ど、より市民に密着した制度となった。
 その第1回の表彰として選ばれた4つの活動の1つが、港区築地地区で夢塾21が取り組ん
でいる旧防潮壁の修景活動である。

 この取組みは、すでに7年目に入っており、当社のホームページなどでも紹介させても
らっているが、これまでに子どもたちの絵、トリックアート、なつかしの築港の写真パネ
ルの展示、通りの愛称募集と銘板の設置などを行っており、港のちょっと気になるオブ
ジェとして紹介されはじめている。
 私は、この活動の当初よりメンバーの一員として参加させてもらっているが、この活動
の特筆すべき点は、継続的な取組みによって少しずつ活動が広がっている点だろう。
 子どもたちの絵は、西築地小学校の5,6年生に総合学習の一環として書いてもらってお
り、当初より2年毎に取り組むこととしており、この2月7日に3回目の描画が行われた。名
古屋芸術大学の学生さんに下絵を書いてもらい、その上に子どもたちが自由に絵を描く。
アーティストと子どもたちの協働による作品だ。2年ごとに描いた作品はこれで3つ目とな
り、当初描いた子どもたちは高1と中3になっている。かれらが20歳になるまで残しておき
たいというのがメンバーの希望だ。思ったより絵の劣化は少なく、あと6年なんとかもっ
てくれることを期待している。防潮壁には、あと3回描ける場所が残っており、その後は
塗りなおして描いてもらう予定であり、2年ごとに新たな風景が生まれるという息の長い
しかけである。

 当初、この取組みは修景の提案という形で始まったが、提案しただけでは実現しないと
いうことで、地元が資金集めもして実現にこぎつけた。行政からの資金はなかなか期待で
きない状況にあったのだが、まちづくり交付金制度ができたおかげで、これらの取組みも
提案事業として資金が充当できることになった。予算の関係で更新は難しいと考えられて
いた写真パネルも更新することが可能となり、この3月に12枚の写真が交換される予定で
ある。
 会の活動としては認知度が広まってきているが、課題としてはややマンネリの点は否め
ない。そのため、新しい港のまちを発見しようと、子どもたちやアーティストにも参加し
てもらいタウンウォッチングを開催し、その成果をもとにまちの魅力マップづくりも検討
されている。まちの歴史は埋め立て後の100年と短いが、その中にもいろいろなまちの記
憶が残されており興味深い。新たなまちづくりの展開が期待されるところである。
(石田富男)

→ホームページに写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tukizi2/index.html

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 農ある暮らしで地域再生―アグリ・ルネッサンス―/山本雅之著 ○
  学芸出版社/2005.3

 本書では、様々な現代の問題を解決する策として、「農」の活用を提案している。人口
減少時代の都市間競争を勝ち抜くために定住人口を確保するための方策として、重い税負
担を課せられ、かつ高齢化する都市の農家が、土地を手放さずに次世代に引き継ぐための
方策として、高齢化する農村に都市住民を呼び込んだり、経済を活性化させるための方策
として、「農」を使うことが効果的だというのである。具体的には、都市農地を活用した
市民農園、農村部で都市住民のニーズに対応する直販を行うファーマーズマーケット、都
市住民に「農ある暮らし」を提供する田園住宅などが提案されている。これまでは「農」
と「都市」は対立構造であったのだが、両者が共生することが問題解決の道であると説
く。各地で取り組まれている実例を挙げながら、事業手法などもきめ細かく説明してい
る。(伊藤彩子)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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○こんにちは。ごぶさたしています。豊田のHIROです。
 メール・マガジン、毎号楽しく拝読しています。
 各地のまちづくりの動き、またスペーシアの皆さんのご活躍ぶりなどよくわかりま
 す。
 各地での地道な取り組み、
 バブル期の失敗を繰り返すことなく、まさに地に足のついたものであってもらいたい
 ものです。

 最近の地域の動きとしては、
 豊田市美術館の開館10周年記念の所蔵作品展(VISIONU)が充実しています。
 各地から連日多くの若い方が訪ねておられます。

 また、昨秋、家内とロンドンの街歩きを楽しんできました。
 昼間は美術館巡り、新しい建築巡りなどを楽しみ、夜はロンドン発のミュージカルと
 いった具合です。
 旅の記録はHPにもアップロードしてあります。

 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/4318/london2005.htm

 まだ寒い日は続きます。どうぞインフルエンザなどに負けませんよう、年度末をがん
 ばってください。

→メールありがとうございます。旅の記録、うらやましいかぎりです。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・当社がお手伝いさせてもらった「まちづくり極意 くわな流」の本がアマゾンでずっと
 在庫きれになっていたままだったのでマーケットプレイスに出展したら早速購入して
 くれる方がみえました。このシステム、使えそうです。(ishida)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
  URL    http://www.spacia.co.jp/
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