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中川運河「クルーズ名古屋」

 10月7日に名古屋駅の南に広がるエリア「ささしまライブ24」がついにまちびらきを迎えたが、このまちびらきに合わせるタイミングで、「クルーズ名古屋」の定期運航が翌日10月8日から始まった。今回のメールマガジンでは、早速私が体験してきた「クルーズ名古屋」についてレポートしたいと思う。
 「クルーズ名古屋」とは「都心」と「みなとエリア」とを結ぶ水上交通であり、中川運河の再生と名古屋港のにぎわい創出を図るため、土日祝日の定期運航を開始したものである(詳細は市の公式ウェブサイトを確認いただきたい)。クルーズは名古屋の新たなランドマークの1つとなったささしまライブ24の乗船場から出発し、中川運河を抜け、名古屋港に入り、ガーデンふ頭を経由し、終点の金城ふ頭まで我々を連れていってくれる(もちろん往復で乗船が可能)。「クルーズ名古屋」の便の種類は、ささしまライブ24から金城ふ頭までノンストップで行くものもあれば、途中のキャナルリゾート、ガーデンふ頭、ブルーボネットといった乗船場で乗り降りが可能なものある。乗船時間は「ささしまライブ24⇒金城ふ頭」ノンストップ便でおよそ1時間であるので、割合長い時間乗ることになる。
 今回私が乗船したのは15:10発「ささしまライブ24⇒金城ふ頭」の便であったが、実は元々予定していた14:15発の便が満席で乗船できなかった(出発30分前に売り切れていた)ことから、1便遅らせたものであったが、54人乗りの15:10発便もほぼ満席という盛況ぶりであった。客層はこども連れの家族や年配の方、一眼レフカメラを手にした男性の1人客、女友達同士で乗船している方々など、様々であった。ささしまライブ24から船が出発すると、穏やかな水面に浮かぶアオサギや、趣のある倉庫が立ち並ぶ風景などが見られる中川運河をまず航行することとなる。のんびり進む船の中でのどかな風景を楽しむといった感じである。甲板に出て風を感じることもできる。そしてしばらく進むと、中川運河エリアのハイライトといえる通船門に到着する。船に人を乗せたまま水位を上げたり下げたり調整する場所なのだが、他ではなかなか体験できないことであることは間違いない。通船門を抜けると目の前に名古屋港が開けてくる。ガーデンふ頭の名古屋港水族館やポートビルを横目に船は進み、しばらくすると名港中央大橋(名港トリトン)の姿が見えてくるが、だんだんと眼前に迫って巨大になってくる大橋の姿は壮大だった。大橋の主塔はテレビ塔よりも高いと説明すれば納得していただけるだろうか。最後、大橋をくぐって少し進むとゴール(金城ふ頭)である。
冒頭で少し話題に出したささしまライブと同様に、金城ふ頭にはレゴランドが今年オープンしたばかりである。この水上交通が実現したことで、名古屋の「みなとエリア」が今後いっそう活気づいていくような期待を感じる。ぜひ一度「クルーズ名古屋」に乗ってもらい、水辺を感じていただきたい。

・クルーズ名古屋 運航開始について
http://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000098054.html


今回乗船した船

遠くにいろは橋

名港トリトン
(2017.10.10/大河原章介)