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 とことこバスでエコモビ体験/チーム・エコモビ(日本福祉大学)

 環境にやさしい交通手段を考える日本福祉大学の学生グループ「チーム・エコモビ」では、愛知県が推進している「エコ モビリティ ライフ」に賛同し、2009年6月から学内外で活動を行っている。「エコ モビリティ ライフ」とは、エコロジー(環境)の「エコ」、移動の「モビリティ」、生活の「ライフ」をつなげた造語であり、クルマと電車やバス等の公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分ける、環境にやさしい交通行動を軸とするライフスタイルである。 チーム・エコモビは、今年度、愛知県が行っている「エコ モビリティ ライフを促進するモデル事業」に選定されており、常滑を舞台として事業を実施している。日本福祉大学は、知多半島にキャンパスがあり、豊かな歴史や産業などの観光資源に恵まれている。今回のモデル事業の舞台としている常滑市は、INAXや中部国際空港など、世界に開かれた産業と交通の要所であり、やきもの散歩道など、歴史を体験する場が充実している。また、市内の観光拠点とセントレアを結ぶ手段として「とことこバス」が運行している。 チーム・エコモビは活動として、まちなか観光と環境を重視した新しい地域振興の形として、とことこバスを活用してエコモビの普及・啓発活動に取り組んでいる。車内での観光名所のガイド、やきもの散歩道や常滑駅での観光客へのサービスなどを始め、2月3.4日にセントレアで行われた「招き猫 初市」(常滑まちなかバス事業推進協議会の主催)に協力し、セントレアからの臨時とことこバスに乗車し観光客へのサポートを行った。今後は、付属高校生をガイドする「とこエコツアーズ」を実施予定で、常滑の歴史やエコな交通行動について様々な体験を通して学ぶことができるツアーを企画している。 観光地ガイドと言えば、ガイドボランティアであるが、学生たちがガイドを行っている姿から感じたことは、観光客との方との距離感が非常に近いと感じた点である。地元ガイドボランティアの方に比べ、情報量は少なくなってしまうが、学生の視点で新たな常滑を知ることができ、普段とは違ったガイドが楽しめていたのではないだろうか。今後、常滑での活動が継続して行われるためには、地元との連携がさらに必要となり、常滑の新たな観光名物の1つとして定着し多くの観光客の呼び水となることを期待したいと思う。

とことこバスHP/http://www.centrair.jp/tokotoko-bus/
とことこバス
とことこバス
チーム・エコモビメンバー
チーム・エコモビメンバー
(2010.2.16 朝倉卓也)