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樹木を活用したアートの取り組み 〜名古屋芸術の杜アートギャラリー ひまわり展〜
/名古屋市中区

 名古屋市の中心部に位置する久屋大通公園は樹木が多く、緑豊かな公園である。その公園の一部であるいこいの広場で「名古屋芸術の杜アートギャラリー第4回ひまわり展」(主催:名古屋芸術の杜をみんなでつくる会)が2008年9月13日に開催された。樹木と樹木をロープでつなぎ、そこに約400点の「ひまわり」を題材とした一般応募の作品を吊り下げて展示している。作品の規定は45cm四方の透明塩ビ板の使用と雨に強い材料での制作という2点のみであり、子どもから高齢者まで幅広い年代からの作品応募があり、また名古屋市の姉妹友好都市である南京市、シドニー市、トリノ市などからも応募があり、多種多様な「ひまわり」が飾られていて面白かった。作品自体も非常に鮮やかであるが、風で作品が揺れたり、塩ビ板に太陽の光が反射したり、作品である「ひまわり」の周りに樹木の緑が存在するなど屋外で展示している故の美しさも感じられた。

 「ひまわり」で有名なゴッホの展覧会が2005年に愛知県美術館で開催されたのをきっかけに、市民が参加できる「ひまわり展」を開催してみようということで始まったそうである。題材を「ひまわり」以外に変更しようという検討もあったが、「ひまわり」であれば比較的簡単に誰でも描くことができるという理由で「ひまわり展」の開催は第4回を数えている。屋外展示であるために、雨天順延の予備日を設ける必要があるなど、主催者側の苦労は多々あると想像するが、今後も続けてもらいたいイベントであり来年は参加してみたい。残念ながら屋外展示は1日限りであったが、10月下旬からは地下街での展示も予定されているのでぜひ足を運んでいただきたい。

○「名古屋芸術の杜アートギャラリー第4回ひまわり展」
 ギャラリー展示
 日時:2008年10月20日(月)〜11月3日(月・祝) (最終日は午前中まで)
 場所:セントラルパーク地下北「情報ギャラリー」「市民ギャラリー」(地下鉄久屋大通駅 北改札前)
 主催者ウェブサイト:http://www.rinkei.co.jp/geijutsunomori/index.html
              「名古屋芸術の杜をみんなでつくる会」


約400点の「ひまわり」作品が展示された

「ひまわり」作品を鑑賞する人々

(2008.9.16/山崎 崇)