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平成18年度くわな市民大学で
『まちづくり極意 くわな流』を学ぶ講座が開講

三重県桑名市

 『まちづくり極意 くわな流』は、市の呼びかけに応じて集まった市民などからなる編集委員会(蛤倶楽部)によって2003年に発行された本です。作製にあたっては弊社もお手伝いさせて頂きました。この本をもっと活用していこうということで、「平成18年度 くわな市民大学」の社会学科において、本書を通して桑名の歴史・食・文化・まつりなどを学び、まちづくりの「極意」を考える講座が開講されることになりました。
 講座は6月から3月までの期間月1回開講予定で、全10回です。机上で本を開いて勉強するだけでなく、回によっては「フィールドワーク」といって、祭りの体験、史跡の見学、美味しいものめぐり…など、本の内容を自分自身で体験できるというのが講座最大の「売り」となっています。講師は、執筆した蛤倶楽部のメンバーが順番につとめます。
 第1回の6月8日に集まった受講生は8名。この日のテーマは「桑名にみる暮らしの豊かさ」で、食べ物、住まい、遊びなどを通して水と緑に恵まれた郷土の豊かさを考えました。第1回ということもあり、受講生よりもスタッフの方が随分多いという中、最初は少々固い雰囲気でしたが、質問タイムになると食べ物に関する質問が相次ぎ座は和やかに。「似たような名前の時雨屋さんが何軒もあるのは何故ですか?」「都饅頭の由来は?」などの質問が出され、スタッフは知恵を総動員して回答にあたりました。
 講座の中で受講生の方々に「わたくし流極意」を考えてもらい、最終回にはめでたく「免許皆伝」となる予定。本当はもっとたくさんの方々に受講していただけるとよいですが、このような地道な取り組みを重ねることで、少しずつ市民の皆さんの間に「まちづくり極意」が浸透していくと期待されます。

蛤倶楽部ホームページ
http://www.city.kuwana.mie.jp/Files/1/9601/html/book.html

第1回講座の様子

(2006.6.22/伊藤 彩子)