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産業技術記念館を見学して
街のやさしさ調査−第2次調査(1998.11.29)

 産業技術記念館は名古屋市西区の豊田紡織の本社工場跡地を利用した体験型の施設。

 この地方の地場産業である繊維や自動車工業の技術の移り変わりを、元工場という大空間を活用して展示されており、施設全体にゆとりがある。また体験型ブースでは当初子供向けにつくったが、実際には見学に来る大人が楽しむスペースになっている。特に世界のトヨタの記念館ということで外国人の訪問も多く、ここで夢中になってしまう人も多いとか。

 「博物館」と銘打っていないのは学芸員がいないからである。しかし豊田の技術者が日頃の機械に対する思いを込めて説明してくれる。最初に副館長飯田氏の説明を聞いたが、話しぶりからトヨタの技術について語れる場が持てて生き生きとしてみえた。多分長久手町にあるトヨタ博物館でもそうなのであろうが、展示に書いてあることだけでなく、例えば自動車のエアバックやシートベルトなど改良されるまでなど、トヨタの技術の裏話を聞くことができることもこの施設の魅力であろう。また、車いすの方と同伴の場合、若くてきれいな女性職員がすぐ声をかけてくれる。一般の公共博物館などとは違い、この民間の施設はサービスが行き届いており、展示内容・雰囲気も含め「さすがトヨタだ」と思わずうなってしまう。

 ただ点字ブロックがないので「人にやさしい」という面では減点になってしまうが、普通、視覚障害者は同伴の人がいるので特に対応はしておらず、職員が対応するのとのこと。施設全体とはいわなくても、せめて入口から説明員のところまでは誘導ブロックがあってもいいかなと思われる。

 (1998.12.1/浅野 健)