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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第89号]2003/12/1
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 スペーシア・メールマガジンの第89号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・延藤安弘とその仲間たちの「まち育て」(首都圏版) へのご案内 
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・大須301ビル、12月6日オープン決まる 
  ◆施設紹介◆
   ・岩瀬文庫展示棟(西尾市) 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 延藤安弘とその仲間たちの「まち育て」(首都圏版) へのご案内 ○

日 時:2003年12月13日(土) 13:30〜16:40(開場13:00)
会 場:すまい・るホール(住宅金融公庫1階・水道橋駅徒歩3分)
参加費:2,000円(学生1,000円)
資料代含む 延藤安弘・研究と実践の軌跡(仮題)
申 込:事前にメールで申込みください。先着280名まで。
    (空席ある場合は当日参加可)

◆講演/13:30〜14:50(予定)
 まちはもっと豊かに、人はもっと優しく
   −音楽と幻燈と語りの響きあうひととき−
延藤安弘( NPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事)
ピアノ演奏: 河野典子( 音楽家まちづくり工房・主宰)

◆シンポジウム/15:00〜16:40(予定)
 まち育ての種は花ひらいたか
  −現場からのメールとエール−
 ●コープ住宅・コーハウス喜多見 世田谷に住まいを
 ●武蔵野市緑町団地 土と緑のコミュニティづくりの団地建て替え
 ●(財)世田谷区都市整備公社 まちづくりセンター設立準備
                     から現在まで:17年間の歩み
 ●環境保全活動・SAVE21実行委員会 東京湾まち育て

コメンテーター:内田雄造 (東洋大学教授:都市計画・住環境整備)
         桑子敏雄(東工大教授・価値システム論)
         森反章夫(東京経済大学助教授・社会学)
         延藤安弘
司会:林泰義 NPO玉川まちづくりハウス

*申し込み・問い合わせ
 engawa1213@yahoo.co.jp
http://homepage3.nifty.com/e-engawa/
 (申し込みの空き情報、会場案内図等あり)

〜まちの縁側育み隊・土屋節子さんから情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 大須301ビル、12月6日オープン決まる ○

 名古屋発の組合施行として大須の商店主達が足掛け13年の歳月をかけた大須30番第
1地区市街地再開発事業は、まもなく中小の専門店からなる「大須301ビル」として結
実し、12月6日(土)グランドオープンをむかえる。

 平成2年、大規模再開発構想を掲げてスタートした大須30再開発は、バブル崩壊も
あって、再開発計画の確定までに多大の時間を要した。大きな方針転換のもと、平成9年
12月に準備組合を新たに設立。その後は、比較的順調に計画が進んだが、大須も他の再
開発同様、最終的な各論の段階で権利者の意向調整の壁に突き当たった。苦労の末、平成
14年2月、全員の同意をもって権利変換計画の認可を受け、工事着手に入った。

 大須は、空店舗の少ない全国でも有数の「元気な商店」である。そんな大須でも、1階
路面店以外の店舗のテナント誘致には、経済情勢の悪化が大きく影響した。大半の権利者
が出資して設立したビル管理法人「大須商業開発株式会社(OCD)」と再開発組合は、
関係機関の協力を得て、テナント募集に動いたが、契約締結に難航した。当初のコンセプ
トを修正、4階に予定した大型飲食店ゾーンを健康医療ゾーンに、また、地下店舗の物販
・飲食ゾーンをアミューズメントゾーンに変更し、物販・飲食ゾーンを1階〜3階に絞
り、積極的な誘致活動を続けた。組合事務所は、関係者でごった返し、熱気と喧騒の中、
かつてない緊張感に包まれた。役員達の心労はピークに達し、一時は予定日のオープンさ
えも危ぶまれたが、竣工間際、ぎりぎりの段階での調整により、1階から3階までの40
店舗(店舗面積;約940坪)、全ての入店が決まり、急ピッチに内装工事が進められて
いる。

 なんといっても話題は、計画段階から本事業の大きな柱の1つであった中部圏初の「大
須中華街」が3階に誕生することであろう。12店舗の中華飲食店の中には、OCDが役
員を中国まで派遣、本場の中国料理人を招いて直営する店や関東・関西からの名古屋初進
出の店もあり、「大須中華街」はメディアにも大きく取り上げられ始めている。地下1階
店舗や4階以上の事務所及び市の公社分譲となる都市型住宅の入店及び入居時期が少し遅
れるものの、大津通に面した壁面に「大須中華街の」のシンボルとして設置される「昇り
龍」のモニュメントの除幕式をもって、大須301ビルの物販・飲食店舗ゾーンは、その
全容を表す。商店主達の「大須を次世代に受け継げるよりよいまちに」という夢とロマン
をかけた長年の成果が、大須を訪れる多くの人々や次の時代を担う若い後継者に、新たな
魅力として受け入れられることを願いたい。  (浅野泰樹)

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 ◆施設紹介◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岩瀬文庫展示棟(西尾市) ○
 この建物は明治時代にこの地へ私設図書館を開設させた岩瀬弥助氏の記念館である。氏
の収集した古書には、図版を含むものが多く、特に愛知万博のポスターにも使用されてい
る、高木春山のイラストは逸品である。この建物を設計した若山茂氏は、こうしたすばら
しい蔵書をオープンにするには、どのような建築がふさわしいかと考えた。そして「本を
建てる」ことを思い付いたそうである。それは、簡単に言ってしまえば古書の図版を焼付
けプリントした柱をランダムに立て、建物自体を展示体としてしまうということである。
文字で書くとなんとも陳腐であるかもしれないが、これが実際の建物を見てみると、すば
らしいのである。柱は断面がL型、T型、I型とさまざまであり、それらが一見じゃまと
も思える場所にランダムに立っている。訪れた人は、柱の随所に散りばめられた図版を楽
しみながら、展示室や閲覧室を巡ることとなる。それは、まるでパラリパラリと本をめく
る感覚を連想させる。ランダムな形態や配置は、センス良くまとめることが難しいが、こ
の建物ではコンセプトと相まって魅力的な空間が生み出されていることに感心した。徒歩
で行くには少し不便であるが、お勧めの建築作品である。
(堀内研自)

 →ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/konna/iwase/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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・スペーシア・メールマガジンで愛知まちコン・公開シンポジウムの情報が
掲載されておりますので,お送りいたします。
山崎福寿先生は,都市・住宅を中心に,アカデミックな研究と,それを踏
まえた社会への具体的な政策提言をされている方ですので,興味深いシ
ンポジウムになるのではないかと思います。 (後略)

→ありがとうございます。愛知まちコンのシンポジウムは明日12/2です。当日参加も
 可能ですので、ぜひお越し下さい。(石田)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・毎年、この時期になると住所録のチェックが大変です。行政の方が多いので職場異動
 がよくわからなくなってきます。その点、メールは職場が変わってもそのまま使えるの
 で便利です。役所宛ての郵便も部署を記載しなくても届けてもらえるようになるとよい
 のですが…。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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