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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第437号]2017/4/24□  □配信数 733□


スペーシア・メールマガジンの第437号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・これからのまちづくりを考える−港まちづくり協議会
  〜アートによるまちづくりを学ぼう!〜
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・マンホールカードと名古屋市下水道科学館
 ◆視察レポート◆
 ・バルト沿岸都市視察調査4 補論
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○これからのまちづくりを考える−港まちづくり協議会○
 〜アートによるまちづくりを学ぼう!〜

 名古屋市港区で進められる「アート×まちづくり」。岐阜に住む人にとって名古屋というと
「都会だよね」「人もたくさんいるよね」というイメージですが、実は港区も「人口減少」「他区に
比べて急速に進む高齢化」という課題を抱えています。そこで活動する人々が、何に悩み、
苦しみ、乗り越えていったか、そしてどこへ向かうのか。最前線で取り組んできた港まちづくり
協議会事務局次長の古橋さんのトークを軸に、3人による鼎談で紐解きます。古橋さんの
トークを、学生時代に古橋さんを指導した水野先生が引き出すという今までありそうでなかった
組み合わせで、そこにメディアコスモス運営のアドバイザー三矢さんが加わり、今岐阜で
注目を集めている「みんなの森 ぎふメディアコスモス」内で行われます。

【鼎談者】
古橋敬一(港まち協)×水野晶夫(名古屋学院大)×三矢勝司(岡崎りた)

【概要】
 日時:2017/5/7(日)17:30〜19:00
 場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ
     岐阜県岐阜市司町40番地5

【主催・お問合せ】
 主催:メディコスクラブ
 お問合せ:市民活動交流センター(ぎふメディアコスモス内)
      058-264-0011 

※この催しは、ぎふメディアコスモスの運営を市民有志で担う「メディコスクラブ」の総会
記念シンポジウムとして行われます。シンポジウムに先立って17時から開催される総会も
見学自由です。

※メディアコスモスでは、この5月7日に、岐阜の市民活動を紹介するイベント
「みんなの森に大集合 〜あんなコト、こんなコト、できちゃうかも〜」
が10時から20時まで行われています。
「みんなの森に大集合」の一環として、メディコスクラブの主催で、
ここで紹介したシンポジウム「これからのまちづくりを考える」と、
館内ツアー「メディコスアドベンチャー」も開催されます。
この他にも様々な市民活動団体により催しが行われています。
詳しくは以下のページをご確認ください。
http://g-mediacosmos.jp/center/information/2017/04/post-34.html

〜スペーシア・浅野健〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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〇マンホールカードと名古屋市下水道科学館〇

 「マンホールカード」をご存知だろうか。国や自治体などでつくるPR団体「下水道広報
プラットホーム(GKP)」のプロジェクトチームのひとつである「マンホール・エンジョイ・
プロモーション(マエプロ)」が中心となり、マンホールを管理する都道府県や市町村に
呼びかけてつくられた世界初のマンホール蓋のコレクションカードである。ご当地ならでは
の名所や名物が描かれたマンホール蓋の写真とともに、デザインの由来や下水道に
関する豆知識などが紹介されている。カードの寸法や厚さを統一したり、描かれた題材や
テーマを分類化したピクトグラムを表記したりと、集めるのが楽しくなる工夫がされている。
無料のカードではあるが、下水道関連施設や観光案内所などのそれぞれの現地配布
場所を訪れないと入手できない希少さが人気の一因になっており、県外からの誘客に
一役買っているカードもあるそうだ。第1弾が2016年4月に28自治体30種類で発行されて
以降、徐々に種類を増やし、1年後の今年2017年4月に第4弾として42自治体50種類が
追加された結果145自治体170種類となった。第4弾では追加されたカードに対して、5倍
以上の自治体が採用を希望したようで、今後も種類が増えていきそうだ。
 マンホールカードを今回入手したのが名古屋市下水道科学館である。館内には下水道の
はたらきや下水処理の仕方を体験し、子どもが楽しみながら理解できるような工夫が
されている。また、屋外には全国各地のマンホール蓋が展示されていて、マンホーラーの
聖地とも言われているそうだ。マンホールの写真を集めたりする愛好家をマンホーラー
と呼び、また「蓋女(ふたじょ)」という呼び名もあるそうだ。様々なマンホールグッズが
売り出されていたり、マンホールサミットが開かれていたり、知れば知るほど奥が深い
マンホールにこれからも注目していきたい。
(山崎 崇)

「マンホールカード」公式サイト(配布場所の詳細情報も掲載)
http://www.gk-p.jp/mhcard.html
名古屋市上下水道局 下水道科学館「水のきれいラボ」
http://waterlab.nagoya/

<関連ページ>
「街角図鑑/三土たつお 編著」
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/machikadozukan.html

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2017/nagoyagesuido/

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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〇バルト沿岸都市視察調査4 補論〇

 最後にこの期間に撮りだめしてきた写真を掲載し、この視察調査の報告を終わりに
したい。 なぜこんなものがここに?ここにもこれがあったか!そんな場面に出くわすことが
多いが、そのなかで面白い事例を掲載する。
 なお、私は海外視察の際に定物観察を行うことにしている。具体的には、マクドナルドと
トイレ、マネキンとオープンカフェの4種を対象にしていたが、今回面白いマネキンには
出くわさなかった。マクドナルドは、サンクトペテルブルクの都心(ハンバーガーでは
バーガーキングはいくつか見かけた)で1店、ヘルシンキの都心で3店見かけたが、奇抜な
ものはなかった。ユニークなトイレはそれぞれの都市で1件ずつ、特に、サンクトペテル
ブルクの高級レストランでの「Adult Only」は見ごたえがあった。
■民族文化・都市文化は継承されるべきもの
 ヨーロッパは陸続きなので、常に攻め・攻められるなかで国家が存亡してきた。宗教、
経済、政治体制の版図拡大のなかで戦争が起きた。国家が消滅することはたびたび
ある。吸収属国化されても、独立を獲得する運動が行われることが多く、その拠り所は
民族文化である。その都市、その国の歴史文化は継承されるべきものとして大切にされ、
破壊されても膨大なエネルギーをかけて復元される。結果的にそれが観光資源になって
いるのだが。
 そして、国家存続のために、小国であっても経済自立できる産業を模索し、世界に打って
出ている。ヨーロッパでは国はもとより、一国内であっても地域の自立意識が高いように
思える。それゆえのEUなのであるが、英国のEU離脱やスコットランドの独立運動は
その一側面を表したものであろう。

■私的領域の充実と公共空間の充実
 経済的成長は個人の所得を上げ、それで私的領域の充実を図ることができる。他方、
公共領域については、教会や市役所の前の広場は市(いち)が開催されたりして、住民の
ための空間として活用されてきた。道路は一時自動車に占領されていたが、都市の中心
エリアにモール(歩行者専用道路)が整備され、安心して行き来でき、憩える空間となって
いるし、一般道路でも歩道部分にはカフェテラスが設置されているのは当たり前の風景で
ある。公園にレストラン、当たり前の風景である。住民の生活の質は、私的領域の充実
だけでは不十分で、公共領域の充実と合わせてこそ、質は向上していく。日本は公共
空間の利用について規制緩和されてきているとはいえ、まだまだである。
(井澤知旦)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2017/baltic_omoshiro/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今週末は3回目のプレミアムフライデー。我々コンサル業にとっては、年度末に向かう
 繁忙期のさなかに急に始まった感があり、未だに実感がない取り組みです。(T.A)

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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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