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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第411号]2016/4/11□  □配信数 730□


スペーシア・メールマガジンの第411号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・JKからOCまで、市民も市外の人も巻き込んだ市民主役のまちづくりを学ぶ!〜福井県鯖江市
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル新築工事着工
 ◆視察レポート◆
 ・ミズベリング・ジャパン〜水辺活用の新たな動き〜
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○JKからOCまで、市民も市外の人も巻き込んだ市民主役のまちづくりを学ぶ!○
                                        〜福井県鯖江市

毎年、愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会が開催している4月交流会のご案内です。
今回は福井県鯖江市への視察です。福井県鯖江市は、JK課やゆるい移住、市民主役事業など、
多様な取組で注目を集めているところとなっています。
当日は、それらの説明に加えて、実際に移住して地域の担い手として、活躍している方のお話も伺う予定にしています。
よろしければ、ご参加下さい。

【交流会概要】
開催日時:4月28日 AM8:15〜PM7:30
集合場所:AM8:00 名古屋駅「銀の鈴」前
行き先:福井県鯖江市
行程:
  8:15  名古屋駅発
  10:45〜12:00 鯖江市の取組を聞く@
  12:00〜13:00 昼食
  13:00〜15:00 鯖江市の取組を聞くA
  15:30〜17:00 河和田地区「TSUGI」・工房「ろく舎」視察
  17:00 鯖江発
  19:30 名古屋駅着
参加費:会員企業   2,000円/人
    会員企業以外 3,000円/人
定員:25名

【申込方法】
 所属、連絡先(電話番号)、氏名を明記の上、FAXまたはEメールにて協議会事務局までお申し込み下さい。
■宛先
 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局
 ランドブレイン(株) 担当:松波
 名古屋市東区泉一丁目1−35 ハイエスト久屋ビル8F
 FAX 052−971−7254
 Eメール machi@ai-machicon2014.sakura.ne.jp
 電話:052−971−7253 
■申込締切日 2016年 4月25日(月)
 定員(25名)になり次第締め切り。お早めにお申込み下さい。

〜スペーシア・浅野健 〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル新築工事着工○

 弊社が平成18年度から携わってきたJR岐阜駅の東エリアの市街地再開発事業が
再開発ビルの工事の目途がたち、3月27日に起工式が行われた。当日は早春らしい
天候のもと、権利者、事業関係者、行政担当者等、多くの出席者により神事が執り行われた。
 本事業は、JR岐阜駅と名鉄岐阜駅との中間に位置する約2,760uの敷地を対象として、
下層階には駅前の賑わいや活性化へ寄与する商業フロア、中間から上層階は、参加
組合員で参加している社会福祉法人が取得する福祉施設・賃貸住宅、上層階は、
分譲マンションとして計画されている。
 社会福祉施設は、同法人が超高齢社会で求められる新たな福祉施設のあり方として
近年整備してきている駅前立地型施設として整備されるもので、入居者、利用者、家族、
知人など来訪者、さらにはスタッフにも歓迎される福祉施設をめざす。
 また分譲マンションは、24階建の超高層の上層3層で計画され、金華山も望める付加
価値とともに快適性や鉄道駅周辺に集積する商業、生活利便機能などを享受できる
利便性も備わるまちなか居住を実現する。
 事業の始まりは、弊社が関わるよりも前、大凡20年前に遡り、今の駅西エリアの岐阜
シティ・タワー43が整備される前の敷地内に建てられていたプレハブ小屋を会場とした
権利者の勉強会からと聞いている。その後、駅の西側で2つの再開発事業が完成したが、
本事業は、権利者の意向や諸事情から区域が縮小し、建設環境をとりまく諸問題や
リーマンショック、昨今では工事費高騰のあおりによる影響を受け、不用意な時間と
手間を費やすなど、度々困難な局面を迎えてきた。
 しかし、その都度、権利者の事業への思いに応えるべく、関係者や行政ができる限りの
協力、支援をし、紆余曲折しながらも進められ、再開発組合設立、参加組合員合意、
権利変換計画認可等を経て、今回の工事着工が迎えられた。
 式典前の権利者との談笑では、温かな言葉をかけていただき和む一方で、式典での
理事長の今後に向けた想いが込められた挨拶を聞き、工事中の無事と安全はもとより、
テナント誘致、ビル管理運営、マンション販売など、新たな取り組みの始まりに向け、
改めて身が引き締まる思いであった。
(村井亮治)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2016/gifuhigashi/

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ミズベリング・ジャパン〜水辺活用の新たな動き〜○

 去る3月、東京・渋谷ヒカリエで開催された「ミズベリング・ジャパン」という水辺を活かした
まちづくり、賑わいづくりに向けたシンポジウムに参加してきた。ミズベリング(MIZBERING)
とは何か。これは2014年から国土交通省が中心となって始まった官民連携で新しい
水辺の活用を創造していくためのプロジェクトである。規制緩和が進んだことで、公共空間で
ある水辺でもカフェなどの営業活動のための占用が可能になるなど、活用の自由度が
増した。そういった動きなどを受けて、全国の水辺活用の動きを牽引、支援している。
 今回参加したミズベリング・ジャパンは、行政のシンポジウムらしからぬバルーンと音楽に
よるおしゃれな演出が施され、軽やかな雰囲気の中、全国事例のペチャクチャ方式による
プレゼンとトークセッションが行われた。全国事例では、福岡、大阪、東京などの事例が
当事者から語られた。福岡では川沿いの公園(水上公園)を民間からの事業提案をもとに
ガラス張りのおしゃれな休養施設へとリニューアルされる。世界でも有名なレストランなどが
テナントに入り、7月オープン予定である。さらに目の前の那珂川では今はやりのSUP大会も
企画中とのことで、水辺が新たなランドマークに変わろうとしている。大阪からは府市一体
となって取り組む水都大阪、その中でも川の駅、リバークルーズ、北浜テラス、中之島GATE、
水辺不動産などなど全国を一歩も二歩も先に行く様々な取り組みが紹介され、水辺を
活かすことで街が大きく変わりつつあることが話からでも実感できた。東京では川床を
備えたホテルを隅田川沿いに開業準備とのことで、行政との苦しい折衝を乗り越えて
できる新しい形態のホテルだという。
 その他、全国に目を向けると、ミズベリング「東京会議」、「大阪会議」、「広島会議」など
各地域版のミズベリングが立ち上がり、独自の水辺空間活用に向けた取組を模索している。
2016年3月の時点で全国で41の取組が始動している。この東海地方では、岐阜県内の
「飛騨高山会議」と「水都まちづくり楽校」(大垣)の2箇所で動いている。残念ながら愛知、
三重ではまだ立ち上がっていないようだ。しかし名古屋では堀川、中川運河と水辺の
民間活用など徐々に進められ、岡崎・乙川でも水辺開発計画が進行中である。公共空間
としての水辺のオープン化はまだ始まったばかりであり、地域で温度差はあるものの、
今までまちの裏側として閉ざされてきた空間だけに、可能性は非常に大きい。各地で
取り組みが進み、水辺がまちの顔に変わっていくことを是非期待したい。
(櫻井高志)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2016/mizbering/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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先日の井沢さんのレポートの岐阜市メディアパーク周辺の探索記を参考に、
河原町〜鮎の慣鮨(熟れ寿し)屋さんー盛り合わせ1250円、水団扇屋さんー住井富次郎商店、登り鮎菓子屋さんー玉井屋本舗
井の口町ー日本三大仏経文紙乾漆造の大仏さんー黄檗宗金鳳山正法寺
御鮨街道沿いー伊奈波神社・岐阜善光寺、ぎふメディアコスモス
等々、小春日和の一日ゆっくりと散策出来ました。

私にとっては岐阜の新しい一面を発見出来有難う御座いました、
今後とも未知なる貴重な情報を期待しています。

〜川島康治様よりご感想をお寄せいただきました。ありがとうございました〜

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・名古屋駅の地下街の1つであるユニモールは、地下鉄名古屋駅の改札口からは階段
 でしかアクセスできず、車いす利用者等によっては難所となっています。先日、大名古屋
 ビルヂングが竣工したことにより建物内のエレベーターを使って、車いすの方でも地下鉄
 名古屋駅からユニモール地下街に行けるルートが一応確保されていることに気づきました。
 建設年次が古い地下街にとっては、隣接する民間ビルとの接続もバリアフリーを解消する
 重要な方法です。相次ぐ再開発は移動の面でも改善されていくことが期待されます。
 (T.A)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
 ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
  URL http://www.spacia.co.jp/
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