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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第382号]2015/3/6□  □配信数 738□


スペーシア・メールマガジンの第382号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・シンポジウム 人が育つ・人が育てる商店街コミュニティ
 ・第2回名古屋まちなみデザインセレクション 発表・表彰式、座談会
 ◆図書紹介◆
 ・巨大災害のリスク・コミュニケーション/矢守克也著
  ミネルヴァ書房/2013年9月25日発行
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○シンポジウム 人が育つ・人が育てる商店街コミュニティ○

2015年3月22日(日)
14:00〜16:00
名古屋都市センター 11階 大会議室

商店街での活動を通して、人は揉まれ、育ち、新たな展開とビジネスが生まれます。
近年、多くのコミュニティビジネスが生まれている円頓寺商店街・本町商店街。
この地域と実践的にかかわる不動産業、金融の専門家、商店主、そしてナゴノダナバン
クをパネリストに迎え、リアルトーク!
さまざまな人の想いが渦巻く商店街をパワーアップさせる道を探ります。

基調講演: 木下斉氏      
一般社団法人公民連携事業機構 理事、
一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事
Kumamoto JOTO management Board Member
コーディネーター: 井澤知旦氏 名古屋学院大学教授
パネリスト:市原正人氏(ナゴノダナバンク)
      星野充人氏(株式会社名古屋不動産管理)
      高木健一(愛知信用金庫)
      飯田幸恵氏(商店街商店主)

申込みサイト http://0322.jpn.org

主催:名古屋市

〜スペーシア嘱託研究員・藤澤〜
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○第2回名古屋まちなみデザインセレクション 発表・表彰式、座談会○

春から実施してきました
「第2回名古屋まちなみデザインセレクション」について
いよいよ発表と表彰式が近づいてきました。

第2回目の今回は、300を超える投稿をいただきました。
その中から
延べ2,300人の皆さんに市民投票をいただき
『まちなみデザイン20選』が選定されました。
また、
有識者懇談会の意見を踏まえて
良好な風景・まちなみに貢献している
建築物・屋外広告物・まちづくり活動等に対して
『まちなみデザイン貢献賞』を選定しました。

これらのお披露目と市長表彰を
3月25日に市役所正庁にて行います。
また発表表彰式に続いて
有識者懇談会の委員が
名古屋の『まちなみの魅力』と『さらなる魅力向上』に向けて
専門家の視点で語り合う座談会を開催します。

どなたでも入場可能ですので
ぜひ、足をお運びください。

【名古屋まちなみデザインセレクション発表・表彰式、座談会】
1)日 時 平成27年3月25日(水)14:00〜16:00(開場13:30)
2)場 所 名古屋市役所 正庁(本庁舎5階・中区三の丸三丁目1番1号)
3)内 容 ・『まちなみデザイン20選』の発表
     ・『まちなみデザイン貢献賞』の発表及び市長から表彰状等の贈呈
     ・有識者懇談会委員による座談会
4)定 員 80人(申込不要・先着順) 来場者には記念誌(選集)を贈呈します。

→案内チラシをホームページからダウンロードすることができます
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/53-10-15-3-7-0-0-0-0-0.html

〜名古屋市住宅都市局都市景観室の前川様より情報提供いただきました〜

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○巨大災害のリスク・コミュニケーション/矢守克也著○
 ミネルヴァ書房/2013年9月25日発行

 最近、減災に関する検討に参加する機会が継続的にあり、参考図書を探していた時に
タイトルが気になって手に取った著書である。
 この著書のあとがきに「災害情報が充実してきたがゆえに、帰って災害情報によって
解消しようとしていた問題(例えば早期の自主的避難の実現)の解決が遅れるという
「パラドックス」(逆説)に悩まされてきた」と書かれているように、様々な逆説が整理された
著書となっている。例えば、災害情報が質量ともに豊富になったことが、かえって避難指示
などの「情報待ち」「指示待ち」の状態にあり、2003年の十勝沖地震や2004年紀伊半島
南東沖地震などの事例で津波からの避難を遅らせたことが指摘されている。また、防災、
減災に関するマニュアルやマップづくりを地域で行うことで、参加を促すと当時に、
それ以上に不参加も促し「格差対策が格差を生む」という逆説も述べられている。
 災害情報の事例は、東日本大震災で話題になった「津波てんでんこ」、2008年に
起きた神戸市都賀川水害の事例を紹介している。「津波てんでんこ」では、津波という
緊急時に自分の命を守る知恵と同時に、生き残った人が亡くなった人に対し自責の念に
捉われないようにする意味もあるという。神戸市都賀川では、急な増水により河川敷にいた
人達の命を奪った災害であるが、これは要するに、川の中の「自然」と堤防の外の「社会」
とが隔離され、普段から「自然」の中にいる意識を持たなくなったとの指摘である。
 防災、減災対策を進める程、さらに生まれてくる矛盾を整理された著書で、ここで一部
紹介した逆説的なとも頭の片隅におきながら、それでも地域での意識啓発には防災マップ
づくりやマニュアルづくりを契機に、コミュニケーションを増やしていくべきだろうと、改めて
考えさせられた。 
(浅野健)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・年度末の3月になりましたが、今月もまちに関わる興味深いイベントをお寄せいただいて
 います。時間を見つけて参加できればと考えていますが・・・(T.A)

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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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