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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第377号]2014/12/24□    □配信数 738□

スペーシア・メールマガジンの第377号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・高蔵寺ニュータウン 空き家リノベーションアイデアコンペ
 ・「せせらぎの並木 テニテオ イルミナード」開催中(1月4日まで)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・空き家を活用した地域のにぎわいづくり/岡崎市松本町
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○高蔵寺ニュータウン 空き家リノベーションアイデアコンペ○

 高蔵寺ニュータウンの再生に向けた魅力的なまちづくりを進めるにあたり、空き家の発生を
抑制するため、中古住宅へのリノベーションの関心が高めて流通促進を図っていくこと目的に、
現存する住宅をモデルにリノベーションのアイデアを広く募るコンペが行われます。

■主催者
高蔵寺ニュータウン住宅流通促進協議会
 会長 服部敦
   構成団体 UR都市機構、春日井市、春日井商工会議所、(株)中部都市整備センター

■対象の住宅(2タイプ)
  木造2階建て住宅(築昭和53年、戸建て、延床139.51u)
  RC2階建住宅(築昭和55年、タウンハウス、専有面積98.72u)

※1月15日に対象住宅の見学会が開催されます

■応募資格     制限なし

■応募方法等 −募集要項参照
 募集要項、対象住宅に関する資料・応募申込書は下記のHPからダウンロードしてください。
  http://ur-center.com/kouzouji_renove.html

〜スペーシア・石田〜
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○「せせらぎの並木 テニテオ イルミナード」開催中(1月4日まで)○

 岐阜市中心部で現在工事が進んでおり、スペーシアメールマガジンでもたびたび紹介
している拠点施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。
 その西側に一部先行オープンした並木道で、1月4日までの毎晩を予定し、全長240m、
合計28,000球のイルミネーションで彩られています。

点灯日時:平成27年1月4日(日)までの毎日17〜22時に点灯
場所:せせらぎの並木 テニテオ(岐阜市司町40−5/みんなの森 ぎふメディアコスモス西側)

岐阜市ホームページ
http://www.city.gifu.lg.jp/19132.htm

〜スペーシア・浅野〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○空き家を活用した地域のにぎわいづくり/岡崎市松本町○

 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会の2014年度12月交流会で、岡崎市松本町を
訪れた。今回の目的は、岡崎中心市街地の北のはずれ、松本町内にある松應寺を中心に
形成された松應寺横丁の空き家活用の取り組みを視察することである。現地では、この
取り組みに携わったNPO法人岡崎まち育てセンター・りたの事務局長・天野裕さんに、
まち歩きの案内と空き家活用の取組みの説明をしていただいた。
 松本町は、徳川家康の父、松平広忠公の廟所がある松應寺を中心に江戸時代は
門前町として、明治後期から昭和中期頃までは花街として栄えたところである。終戦間際の
空襲で町の8割が消失、その後に松應寺の境内に木造の商店街が形成され、現在老朽化が
進んでいる。天野氏が関わるようになった2011年当時は14件もの空き家があり、うち7軒が
所有者不明であった。こうした状況を何とかしようと町内会、松應寺住職、祭事役員、
地元住民、中間支援組織(りた)でまちづくり協議会を組織し、まず、松本町住民を対象
としたまちづくりアンケートを実施した。全町民374名のうち51%の回答を得て、回答者の
7割以上が「少子高齢化」と「空き家・空き店舗の増加」を課題と認識していることがわかった。
さらに、町民の多くが松本町の魅力に「連帯感」や「魅力」を感じていることがわかった。
 この結果を受け、まずは、町内外に松本町の関心を集めるため、お寺の境内と空き家を
活用したお祭り「松應寺横丁にぎわい市」を2011年11月に実施した。知人などの伝手で
呼び集めた趣味の手作り作家が出店し、予想を上回る1,000人以上来訪した。このにぎわい市は、
以後年2回定例化している。
 次に空き家活用に取り組み、第1号として地域魅力拠点「松本なかみせ亭」を2012年9月に
開設した。軽食が提供できる厨房と、雑貨を販売できるレンタルボックスからなる。これらの
取り組みと並行して、空き家の所有者を突き止めて意向を把握し、空き家マッチングを進めた。
徐々に空き家を貸してもよいという物件が出てきて、2013年8月にはあいちトリエンナーレ2013の
展示会場として3件活用されたこともあり、魅力を感じた入居希望者が出てきて徐々に空き家
活用が進んだ。その結果、当初あった14件の空き家のうち7件の再利用が決まった。
 にぎわい市、空き家マッチングと活動が進むにつれて徐々に関わる人が増え、次はお年寄りの
暮らしサポートに取り組んだ。町内会長、老人会、民生委員、地域包括支援センターとりたが
連携し、2014年6月に会員制惣菜屋を開設した。町内の高齢者10〜15名を対象とし、週2回
17〜18時限定で会員の高齢者が惣菜屋に出向いて食事を受け取りに来る。営業時間を
絞ることで運営側の負担を軽減しながらお年寄りの交流機会を創出し、地域で見守る総菜屋
として機能しているという。
 この事例は、中間支援組織であるりたが加わり様々な主体が連携して人のつながりを
大切にして取り組むとともに、天野氏自身が岡崎市出身で松應寺横丁に魅力を感じて
自ら移り住んで住民となることで、いろんな事業が同時並行的にスピーディーに動いている。
地域に魅力を感じたヨソモノが地の人となりまちを変えていく、そして新たな仲間が
集まってくる、そんな事例を視察でき有意義なひとときだった。
(浅野健)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2014/okazaki/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・例年、お世話になった皆様に新年のご挨拶にとお届けしているスペーシア社外報
 「ラバダブ」ですが、ようやく完成しました。今度の特集は「ひと・まちを動かすマネジメント」
 です。

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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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