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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第252号]2010/03/01□    □配信数 751□


スペーシア・メールマガジンの第252号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・2009年度中間合同「減災まちづくり」セミナー(3/5)
  ・県境を跨ぐエコ地域づくり戦略プラン第4回公開シンポジウム(3/5)
  ・あいちエコモビリティライフ促進モデル事業成果報告会(3/19)
  ・施設と障害者等の協働型・対話型バリアフリー情報の提案 報告会(4/3)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・高齢者向け団地喫茶 〜県営岩田住宅の取り組み〜
  ◆図書紹介◆
  ・ニュータウン再生 住環境マネジメントの課題と展望/山本茂 著
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 2009年度中間合同「減災まちづくり」セミナー ○

私ども(名古屋工業大学 産業防災研究会)は,名古屋工業大学平成20〜22年度文部
科学省連携融合事業 「地震に強いまちづくりのための減災技術の開発と評価」の第二
年度ま での報告会として,下記のセミナーを開催いたします。ご興味のある方はこれを
機会にぜひごご参加ください。


日時: 平成22年3月5日(金) 13:00-16:00
場所: 安保(あぼ)ホール 名古屋市中村区名駅3−15−9
     http://www.abohall.com/index.html

式次第:(敬称略)
12:30       開場
13:00−13:05 開会の挨拶(市之瀬敏勝)
13:05−13:15 松井信行学長のご挨拶
13:15−13:25 合同セミナーの主旨(谷口仁士)
13:25−13:50 「建物減災技術」プロジェクトの概要(井戸田秀樹)
13:50−14:15 「経済被害軽減」プロジェクトの概要(兼田敏之)
14:15−14:30 休憩
14:30−14:55 地震時における屋内負傷回避システム(岡田成幸)
14:55−15:20 地域にみるBCP(事業継続計画)の先進事例(井澤知旦)
15:20−15:45 BCP作成統合ポータルサイトの説明(藤澤徹)
15:45−15:50 閉会の挨拶(兼田敏之)

費用: 無料
参加ご希望の方は,mizuno.yayoi@nitech.ac.jp(名古屋工業大学・兼田研究室)までご
連絡下さい。

〜名古屋工業大学の兼田様から情報提供いただきました〜

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○ 県境を跨ぐエコ地域づくり戦略プラン第4回公開シンポジウム ○
    広域連携による地域づくり戦略とマネジメント
    −都市・農村・中山間を一体とする広域持続性確保に向けて

     【日時】2010年3月5日(金) 午後 13:30−17:40
【会場】:ホテルアソシア豊橋 ザボールルーム(定員200名) http://www.associa.com/tyh/

     ≪主催≫県境を跨ぐエコ地域づくり戦略プラン研究会
≪共催≫三遠南信地域連携ビジョン推進会議
≪後援≫国土交通省中部地方整備局,三遠南信地域交流ネットワーク会議,三遠南信
      地域整備連絡会議,三遠南信地域経済開発協議会,東三河懇話会

     【プログラム】
第一部:パネルディスカッション(13:40−16:00)
テーマ「広域連携による地域づくり戦略の実践主体の姿とは」

     第二部:講演会(16:20−17:40)
挨拶/榊 佳之 豊橋技術科学大学学長
テーマ「地域の自立・成長のための広域連携主体」
講師:寺島実郎 (財)日本総合研究所会長 (株)三井物産戦略研究所会長

    【参加費】:無料
    【申込み方法】:参加希望の方は,ご氏名・ご勤務先・ご連絡先(ご住所、お電話番号)
等を明記の上,ccr@office.tut.ac.jp 宛てに送信ください。また,FAX,郵送でも受け付
けを行っております。
県境を跨ぐエコ地域づくり戦略プランHPより参加申込書をダウンロードし,必要事項を
明記の上,下記のお問い合わせ先にFAXまたは郵送してください。

−県境を跨ぐエコ地域づくり戦略プランHP−
http://ccr.tutrp.tut.ac.jp/kenkyo/index.html
※定員(200名)になり次第締め切らせていただきます。

    【お問い合わせ・回答書提出先】
豊橋技術科学大学 地域協働まちづくりリサーチセンター 担当:古賀,佐野
〒441−8580 豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1−1 
TEL:0532−44−1320 FAX:0532-44-6984 E-mail:ccr@office.tut.ac.jp

※参加申し込み締め切りが26日となっておりますが,以降でも受付をしております。

〜豊橋技術科学大学の古賀さんから情報提供いただきました〜

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○ あいちエコモビリティライフ促進モデル事業成果報告会 ○
   『地域で取り組む「エコ モビリティ ライフ」』

愛知県では、「エコ モビリティ ライフ」の推進に取り組んでおり、その一環として、コミュニティ
レベルの主体が実施するモデル的な取組に対して県が支援する「あいちエコモビリティライフ
促進モデル事業」を実施しました。
このたび、モデル事業の取組成果を広く県内で共有するため、この事業に採択された5つの
団体による成果報告会を開催します。

■日 時:平成22年3月19日(金)14:00〜16:30
■場 所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1002大会議室
■募集定員:170名(先着順 参加無料)
■プログラム:
1 各団体による成果報告
(1)尾張旭市営バス「あさぴー号」を育てる会(尾張旭市)
   市営バスの認知度の向上と利用の促進
(2)下山ささゆりバス委員会(岡崎市)
   乗合タクシーを利用した都市住民との交流事業(ウォーキングツアー)の実施
(3)豊田市エコ通勤をすすめる会(豊田市)
   公共交通機関の利用促進のためのサイクルシェアリングの実施
(4)日本福祉大学経済学部チーム・エコモビ(美浜町)
   とことこバス(常滑市)を活用した体験ツアーの実施
(5)リニモねっと(長久手町)
   「リニモとことん語る会」−交通まちづくりからエコモビリティライフを考える−の開催

2 講演 「エコ モビリティ ライフ」のための地域での取り組み
  南山大学総合政策学部准教授 石川良文氏
   (あいちエコモビリティライフ推進協議会アドバイザー)

■主 催:愛知県・あいちエコモビリティライフ推進協議会

■申込方法:
「モデル事業成果報告会参加希望」の旨と住所、氏名、連絡先(電話番号・FAX番号・メール
アドレスのいずれか)をご記入のうえはがきで申し込むか、裏面の参加申込書に必要事項を
ご記入いただき、FAXもしくは電子メールでお申し込みください。
参加申込書は愛知県交通対策課ホームページをご覧ください。
http://www.pref.aichi.jp/kotsu/

■申込期限:平成22年3月12日(金) 必着
参加証は発行しませんので、当日は受付でお名前をお申し出ください。
なお、定員を超える申し込みがあり、ご参加いただけない場合は、ご連絡します。

■申し込み・問合せ先:
あいちエコモビリティライフ促進モデル事業成果報告会 事務局
〒460−0008
名古屋市中区栄5丁目1−32 久屋ワイエスビル8階 鞄s市研究所スペーシア内
電話:052-242-3262 担当:浅野健、朝倉

■特典:
ご来場の方には、EXPOエコマネーを1ポイント差し上げます。当日Felica(フェリカ)仕様の
ICカードを受付までご持参ください。さらに、地下鉄名古屋駅でリーダーにタッチされた方は、
EXPOエコマネー9ポイントがもらえます。

〜スペーシア 浅野健・朝倉〜
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○施設と障害者等の協働型・対話型バリアフリー情報の提案 報告会○

日時:2010年4月3日(土)午後1時30分〜4時30分
会場:名古屋都市センター 11階 大研修室
   名古屋市中区金山町一丁目1番1号金山南ビル内
TEL(052)678-2200
http://www.nui.or.jp/

当法人では、2008年度から、車いす使用者等の人たちにとって必要な施設の
バリアフリー情報(トイレ、駐車場、エレベーター、出入口、サービスなど)
を、施設側と車いす使用者、また、建築設計士、他のみなさんとつくり、
施設側のホームページからバリアフリー情報を提供していく事業に取り組ん
でいます。
 今年度は、日頃、私たちNPO団体や市民活動の拠点となる会議室のある
公共施設、名古屋市公会堂、ウィルあいち、名古屋市市政資料館の3施設に
協力していただき、施設のバリアフリー情報ホームページ&パンフレットの
作成と施設内案内表示の改善提案をまとめました。
 新たに、会議室、ホール、宿泊施設のバリアフリー情報の作成、そして、パンフ
レットの作成に取り組みました。また、案内表示では主要な要素のひとつである
‘色づかい’についても提案しています。

【報告】バリアフリー情報ホームページ&パンフレット、施設内案内表示の改善提案
【意見交換】バリアフリー情報の構築により、施設の活性化、まちづくりへ
参加費:報告会無料
【交流会】報告会終了後、交流会(飲食店)を予定(希望者のみ。飲食代必要)

◆お問い合わせ・お申し込み
・資料準備のため、報告会へ参加希望される方は事前にお申し込みください。
※この事業は平成21年度名古屋都市センターまちづくり活動助成を受け実施しています。

主催:NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
名古屋市守山区森宮町100番地
電話/FAX:052−792−1156
E-mail:hitomachi@npo-jp.net
URL:http://www.hitomachi.npo-jp.net

〜NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海の
  橋本知佳さんから情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○高齢者向け団地喫茶 〜県営岩田住宅の取り組み〜○

 近年、公営住宅においても高齢化が進んでいる。こうした状況の中、愛知県豊橋市に
ある県営岩田住宅自治会では、高齢者を対象とした団地喫茶が実施されている。
岩田住宅は昭和48年に入居が開始され、現在は580世帯1600人が入居している。65歳以上の
高齢者の割合は17.5%と愛知県の19.7%(参考:H21年愛知県の人口)よりはやや低いが、
高齢化が目立ってきたことから高齢者向けの団地喫茶が開始された。運営費は自治会
から出ているが、運営スタッフは団地に住む主婦や民生委員ら4〜5名がボランティアで
行っている。
  団地喫茶は、月に一度集会所で開かれ、70歳以上の入居者であれば誰でも無料で
モーニングセットが食べられる。参加者は、集会所に来るとコーヒーや紅茶など好きな
飲み物を自分で入れ、パンやサラダや果物などを持って好きな席に座り、モーニングを
食べながら同じテーブルの人やボランティアスタッフの方とおしゃべりをして過ごしている。
私が尋ねた日は、近所のパン屋さんから購入したというメロンパンとスタッフお手製の
ポテトサラダなどが振る舞われていた。部外者の私もスタッフのご厚意でモーニングを
体験させていただいたのだが、テーブルをご一緒した参加者のお一人が「人が集まって
いるところに来ると気分も明るくなる。月に1度こうした機会があることがうれしい。」と、
とても楽しそうに話されていたのが印象的だった。また、岩田住宅の団地喫茶は
モーニングだけではなく、身体を動かす運動の時間(約5分間)も設けられている。
運動の時間と言っても、ただ皆でラジオ体操を行うのではなく、プロのトレーナーが
高齢者に合わせた運動を指導している。
  自治会役員の方が「人とおしゃべりをしてコミュニケーションを図ることが何よりも
大事ではないかな。」とおっしゃっていたが、高齢化が進み、高齢者夫婦だけの世帯や
一人暮らしの高齢者が増えていくと、ますますこうした高齢者が集う場が重要になって
くるだろう。そうした中、今回の岩田住宅の取り組みは非常に参考になるものだった。
  岩田住宅自治会では今回紹介した無料モーニングサービス以外にも、外国人
居住者を対象とした日本語教室や出張ハローワークなど様々な取り組みが実施されて
いる。また、外国人が多く居住していることから、何か困った時に相談できるようにと
自治会事務所を開放している。事務所が自然と住民が集まってきておしゃべりをする
アットホームな場所になっていることも非常に印象的であった。
(喜田祥子)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2010/keneiiwata/index.html

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ニュータウン再生 住環境マネジメントの課題と展望/山本茂 著 ○
  学芸出版会/2009.5発行

 日本最初のニュータウン「千里」の45年の歴史の中から、様々な主体による住環境
マネジメントや再生に向けた取組みの軌跡を探り、今後の展望が語られている。
  筆者はコンサルタントとして千里ニュータウンに関する調査・計画・研究に関わる中で、
市民活動に参加、仲間とともに「千里・住まいの学校」を立ち上げたという経歴を持つ。
コンサルタント退職後、研究に専念し、取りまとめられた博士論文をもとにできたという
本書は、関西の文化遺産であり、世界遺産にしようという声も一部に聞かれるという
千里ニュータウンの姿を詳細に伝えてくれる。千里ニュータウンとの長いつきあいと
まちに対する愛着があればこその著作だろう。
  ニュータウン再生が課題としてとりあげられるようになってすでに10年以上が経過
しているが、ここに来て注目が集まってきているように思う。都市計画285の地図の
風景では「石原正氏の千里ニュータウン絵図」がとりあげられ、中部建築ジャーナル
2010.3には片寄俊秀氏による「実験都市 千里ニュータウンに学び生かせ」が掲載
されている。いずれも千里ニュータウンの歴史的価値に注目している。また、C&D154
ではそのものズバリの「大規模郊外団地の行く末」という特集が組まれている。人口
減少社会に直面し、改めてニュータウンという良好な都市基盤とそこにある住まいが
見直されてきたということだろう。
  千里ニュータウンについては、先日、住み替え支援に取り組む「千里すまいを
助けたい!」のヒアリング調査で初めて訪問しまちを歩いてみた。その立地条件の
よさと集合住宅団地の建替えがどんどん進む姿に、中部のニュータウンとの違いを
感じたが、豊かな環境と45年の歴史が生んだ文化財としての価値も感じることができた。
  オールドタウンと揶揄されがちなニュータウンがニュータウンとして輝き続けるには
どうすればよいか。千里での取組みに学び考えてみたい。
(石田富男)

→ホームページに掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/nt-saisei.htm

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・弊社がある百メートル道路、久屋大通では街路樹がしっかりと育っています。
  普段、地上から木々を見上げるとなかなか気づかないのですが、弊社の窓から
  見下ろした時に、これらの木々が芽吹いてきている様子がうかがえました。年度末
  の3月に入り、各事業の報告書づくりに追われるものの、気分的には何となく
  明るくなってきた感があります。(T.Asano)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL  http://www.spacia.co.jp/
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