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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第150号]2006/4/3
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 670−−□

 スペーシア・メールマガジンの第150号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・都市住宅学会講演会「まちなか居住と郊外居住 〜今とこれから〜」 (4/22)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・お嫁入り普請の残るまち 大垣市・中山道赤坂宿
  ◆図書紹介  
  ・47都道府県うんちく辞典 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 都市住宅学会総会記念講演会「まちなか居住と郊外居住 〜今とこれから〜」 ○

 2007年がピークと予測されていたわが国の人口のピークがすでに2005年にきており、人
口減少社会にはいったことが明らかになりました。駅前や都心部など交通利便な地区での
マンション建設が増加し、高齢者がまちなかのマンションに入居する傾向がみられるとい
われる一方で、初期郊外住宅団地では、入居者の高齢化が進み人口減少が始まりつつあり
ます。住宅需要が減退している郊外とマンションの新規供給で変容するまちなかは、はた
して望ましい傾向なのでしょうか。このことが、どのような問題をなげかけているので
しょうか。
 この度、(社)都市住宅学会中部支部では、「コンパクトシティ―持続可能な社会の都
市像を求めて」の著者であり、コンパクトシティに関する第一人者である名城大学の海道
清信教授に、まちなか居住と郊外居住の今とこれからについて、お話をしていただく機会
を設けました。
 都市住宅学会会員以外の方も含め、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

【日時】2006年4月22日(土)15:00〜16:30
【場所】名城大学付属図書館・視聴覚室(1階)
  〒468-8502 名古屋市天白区塩釜口1-501
【内容】
 講師:名城大学 海道 清信 教授
 テーマ:『まちなか居住と郊外居住 〜今とこれから〜』
【参加費】 無料
【定員】80名(先着順)
【参加申し込み】
 参加申込書
 http://homepage3.nifty.com/uhs_chubu/2006/060422sokai/060422.pdf
 を2006年4月20日(木)までに
 (株)中部都市整備センター内都市住宅学会中部支部 丹羽宛て
 次のいずれかの方法でお申し込みください。
  1) FAX: 052-957-1283
  2) E-mail:uhs_chubu@infoseek.to

〜スペーシア・石田〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ お嫁入り普請の残るまち 大垣市・中山道赤坂宿 ○

 大垣市北西部に位置する赤坂地区は、かつての中山道69次の56番目の宿場町・赤坂宿で
あった所である。この赤坂宿は江戸末期、幕府の公武合体政策として、朝廷から将軍家へ
皇女和宮が降嫁した際に、その一行が宿泊した地として有名である。またその宿泊直前に
は、街道沿いにあった古い建物50数軒が急造されるなど独特の歴史も持っている。今もそ
のとき建て直された数軒が残されており、「お嫁入り普請」と呼ばれ、貴重な地域資源と
なっている。ほかにも家康がつくったお茶屋屋敷の跡、国登録文化財の邸宅や、大正期の
開業当時のままの美濃赤坂駅駅舎、古くからの社寺なども多くあり、歴史あるまちとして
の雰囲気を感じられるまちである。
 しかし、その歴史的な景観も、建物の老朽化や建替え、空き家の増加などにより、時代
とともに徐々に失われつつあるのが現状である。地元では、それに危機感を感じ、後世に
もまち並みを残していこうと、数年前からまちづくりが動き出した。イベント(中山道赤
坂宿まつり)や有志による観光ボランティアは以前から行われていたが、平成14年度に
なって、住民主体のまちづくり団体「中山道赤坂宿まちづくりの会」が組織され、街道沿
いのまち並み調査や定期勉強会、お嫁入り普請として残る建物を借り上げて改装し、資料
館(お嫁入り普請探訪館)として一般公開するなど、景観を意識した活動が展開されるよ
うになった。
 このような動きを受けて、大垣市は平成17年度、地元に働きかけ、将来のまち並み形成
の目標をまとめるために、アンケート調査をはじめ、まち歩きなどのワークショップ、専
門家を交えた協議会などを開催した。そして最終的に「中山道赤坂宿まちなみ形成プラ
ン」として地区の将来像や今後の施策、役割などをまとめるに至った。当社ではそのお手
伝いをさせていただいた。今後はこのプランをもとに具体的な展開が進んでいくことと思
われるが、まだまだまちづくりに足を踏み出したばかりの地域であり、どのようにまちづ
くりが展開されていくのか大いに期待していきたいと思う。
 また、大垣市はこの平成18年3月27日付でに景観法に基づく景観行政団体になり、新制
度のもと、どのような景観行政が展開されていくのかにも注目していきたい。(櫻井高
志)

 →ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/akasaka/index.html

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 47都道府県うんちく辞典 ○

 タイトルにあるとおり、各都道府県のうんちくを書いてはいるが、知らなかった都道府
県のルーツを簡潔だが明快に解いていたため、この著書にのめり込んでしまった。

 筆者は「近代日本が意図的に隠してきたタブーの数々」として、都道府県のルーツをと
いている。江戸時代の旧藩体制では領地の規模がまちまちで数も多かったので、中央集権
的に行政を進めていくのに都合がよい数として、古代の律令時代の国をルーツとして数10
くらいを目指して最終的に47となった。具体的には、都道府県庁の所在地はほとんどが城
下町か天領の中心地に選ばれ、都道府県の名前はほとんどが都道府県庁所在地の都市かそ
の所属する郡の名前から来たのである。

 東海3県でいえば、岐阜県の県庁所在地である岐阜市はかつて斉藤道三や織田信長の城
下町からそのまま県名に使われ、愛知県の県庁所在地である城下町名古屋が愛知郡に属し
ていたために県名に使われ、三重県は当初県庁所在地に選ばれた四日市が三重郡に属して
いたから命名されたのである。

 最後に「お国自慢」の構造の中で、「旧国名使用のすすめ」を書いている。当地域でも
愛知県では尾張と三河、岐阜では美濃と飛騨では地域性が違うので、なるほどと思った項
目である。行政運営上では、市町村、都道府県、あるいは道州制といった枠組みで考えた
方がよいかもしれないが、生活レベルでは旧国名だったり昔の地域の呼び名の方がしっく
り来る場合が多い。なかなか示唆に富んだ著書だったと思う。 (浅野健)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・新しい年度に入りましたが、当社の体制には変化なしです。今年度もよろしく
 お願いいたします。
・当社がワークショップによる計画づくりののお手伝いをした3つ目の公園が完成
 しました。春日井市松河戸町の段下公園です。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
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