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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第145号]2006/1/23
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 670−−□

 スペーシア・メールマガジンの第145号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・瀬戸おもてなしボランティアの再出発
  ◆図書紹介  
   ・「県庁の星」/桂 望実 著
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 瀬戸おもてなしボランティアの再出発 ○

 瀬戸のおもてなしボランティアは、2005年3月〜9月に開催された愛・地球博の期間
中、ホストシティ瀬戸市内を訪れた人をもてなすために、市が万博とは別に独自でボラン
ティアを募集した。登録者は地元を中心に2,590人、万博期間185日間で述べ8,000人がボ
ランティア活動をした。そして、11月には「おもてなしボランティア」再出発の集いが開
催され、縁あって参加した。参加者は約1000人。
 地元の代表、増岡瀬戸市長の挨拶のあと、おもてなしボランティア名誉リーダーである
俳優藤岡弘、さんが駆けつけて講演をされた。藤岡さんは自らの国際経験も踏まえて、
「ボランティア活動は、国境、世代を越え、人と人とのつながりを生む。さらには、活動
を通じて一人ひとりの財産にもつながる。がんばって行きましょう」と話をされた。
 最後には、これからのおもてなしボランティアについて瀬戸市の担当の方が説明され
た。新しい活動に向けた方向性として、「楽しく参加できる」「気軽にできる」「日常的
にできる」「活動のためにお勉強も少し」を打ち出し、来年2006年4月の再スタートに向
けて、具体的な内容を検討しているところだそうである。
 瀬戸市は、万博を契機に中心部に拠点施設瀬戸蔵、パルティせとができて、まちの玄関
口の印象が変わった。万博が終わって、今度は地元ボランティアによるおもてなし・受け
入れ体制ができつつある。万博後も継続する瀬戸市の取り組みに要注目である。
(浅野健)

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 「県庁の星」/桂 望実 著 ○
    小学館/2005年9月出版

 Y県のエリート職員である主人公・野村はY県初の職員人事交流研修者として、つぶれ
そうな郊外のスーパーマーケットで1年間の研修を受けることになった。一般の人が想像
する典型的な役人像と言うべき野村は、民間とのギャップ、マニュアルのない売り場で四
苦八苦する。自分のキャリアに傷が付くのを防ぐために賞味期限の改ざんや避難路に置か
れる荷物の山に対して意見書を提出し改善を申し出るが、受け入れてもらえない。代わり
に提案されたのが、賞味期限内の食材で惣菜をつくるチームのリーダーとなり、従来の方
法で惣菜をつくるチームと売上利益を競うというものであった。
 この物語の素晴らしいところは、単なる公務員批判の本ではなく、公共と民間の対比を
コミカルに表現し、野村だけでなく教育係を命じられたパート職員である二宮を始めとし
た従業員の成長・変化によって、スーパー全体が改善し、売上が増加していく様子が描か
れている。そこには、公共と民間が互いに足りない部分を補完し合う美しい関係を感じ
た。また、この本を読んで、賞味期限の改ざんの裏にある真実「逆改ざん」をぜひ知って
欲しい。

 話は変わるが、同名の映画が本年2月に公開予定である。県庁のシーンは香川県庁、
スーパーのシーンは岡山県高梁市の実在するスーパーで撮影され、2つのロケ地にはとも
にフィルム・コミッションという組織が存在している。フィルム・コミッションは地域経
済・観光振興に大きな影響力を持つ映画、テレビ、CMなどの様々なロケーション撮影を誘
致し、スムーズな撮影のために地域情報の提供や、撮影許可手続きの代行、エキストラの
手配などの支援を行う非営利公的機関で、市町村や商工会議所などによって5年間で83の
団体が設立されている(平成17年11月10日現在、全国フィルム・コミッション協議会加盟
団体)。また、このフィルム・コミッションは、海外からの映画撮影が少ないことを危惧
した映画・マスコミ関係者が中心に設立活動を行ったのが始まりである。小説同様、公共
と民間が補完し合う関係は美しい。(山崎 崇)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・大量のスパムメールに悩ませられています。メルマガ用として使ってっていた
 info@spacia.co.jp のも大量に送信されてくるので、こののアドレスを廃止し、
 ****@spacia.co.jp を使うことにしますのでよろしくお願いします。
 個人宛アドレスも変更したいのですが、こちらは変更すると影響が大きいので簡単に
 は変更できず困っています。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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