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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第139号]2005/10/31
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 666−−□

 スペーシア・メールマガジンの第139号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・名古屋の自慢の景観募集
   ・講演と対談「都市の記憶を伝える風景」(12/10)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・2005年秋の久屋大通オープンカフェ事業
   ・自由空間 藁の棲(わらのすみか) 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 名古屋の自慢の景観募集 ○

 名古屋を代表する魅力的な街並みや景観、自然や歴史・文化を感じる眺めや風景、身近
な地域ある居心地のよい風景など、皆さんが大切にしたいと思う眺めや街並みなど、自慢
したい景観を「名古屋の自慢の景観」として、募集しています。
 道路や公園など誰もが自由に出入りのできる場所から眺められるものなら、何でも対象
です。皆さまからの幅広い情報提供をお待ちしています。

1.撮影場所、対象物等の説明、
2.その景観の自慢できるポイントと、さらに良くするための「こうしたらよいのに」と
思うアイデア、
3.ご自身のお名前・ご連絡先
を記載し、写真を添えて、郵送又は電子メールでお送り下さい。様式は問いません
が、参考様式がダウンロードできます。11月中旬まで。

問合せ及び送付先
 名古屋市住宅都市局都市景観室 景観計画担当
 〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1-1
 Tel 052-972-2732 Fax052-972-4160
E-mail a2731@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp
 名古屋市ウェブサイト 
  http://www.city.nagoya.jp/jigyou/kenchiku/toshikeikan/

〜名古屋市住宅都市局都市景観室の越野章さんから情報提供いただきました〜

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○ 講演と対談「都市の記憶を伝える風景」 ○

 都市の開発発展の中で、地域の特徴を伝える建築物や土木工作物が失われてしまうこと
が、どこでも見られる。東海支部では「都市内に所在する工作物等まちの記憶をとどめ伝
えるモノを、地域の人々ともに調査して、あらたなまちづくり素材として活かすこと」を
目的とした活動に取り組んでいる。本講演と対談は、地域の文化的な風景や都市遺産の保
存・継承に取り組んでおられる森まゆみさんをお迎えして、西澤泰彦助教授とともに、都
市の記憶を伝える風景について、話してもらおうというものである。

【日時】12月10日(土)13:30〜
【会場】名古屋都市センター・大研修室
 (中区金山町1-1-1 金山南ビル11階、金山駅(JR・名鉄・地下鉄)そば )
【出演】森 まゆみ(エッセイスト・地域雑誌編集者)
    西澤 泰彦(建築史家・名古屋大学助教授)
 入場無料
【申し込み方法】(社)日本建築学会東海支部(担当:大木)
   電話 052-243-6244  ファックス 261-0251、メール tokai-sibu@aij.or.jp
お申し込みは、住所、氏名、メールアドレスまたはファックス番号を明記し、
 できるだけメールで、もしくはファックスで。お申し込み多数の場合、
 お断りする場合もあります。
主 催:(社)日本建築学会東海支部
共 催:(財)名古屋都市センター

〜スペーシア・石田〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 2005年秋の久屋大通オープンカフェ事業 ○

 2000年から続いているオープンカフェ事業を本年秋にも引き続き実施している。2005年
は春になごや祭り(例年は10月下旬だが、愛・地球博にあわせて春に実施)にあわせて、
久屋大通の百貨店(三越本店、ラシック、松坂屋北館・本店・南館)前で実施した。今回
は晩秋に実施することになった。エリアは久屋大通の錦通以北で外堀町線以南の範囲であ
るが、公募により6ヶ所で実施している。「シャンゼリゼ友好提携17周年を記念する久屋
大通オープンカフェ事業」をテーマとして10月29日(土)〜11月6日(日)の9日間であ
る。もう始まっているが、あいにく初日が雨であった。
 今回のオープンカフェの特徴は、次の通りである。

 第一は民間主導で実施することである。これまで、当初は名古屋市が、最近では名古屋
商工会議所が主導で実施してきた。オープンカフェ(椅子+テーブル+傘)の現場管理者
(各店舗)はいわば、「管理してもらう」という立場で、受け身であった。それゆえ、主
導者の負担は大きく、開催期間中問題が起こらないよう常時スタッフが現場に張り付いて
いた。これでは長期にわたり実施することは不可能である。そこで、より現場主導を図る
ため、名古屋中央大通連合発展会、名古屋市、名古屋商工会議所で作る「久屋大通オープ
ンカフェ推進協議会」のもとに現場管理者(各店舗)による「久屋大通オープンカフェ実
行委員会」を設置して、そこが責任を持って管理していく体制を整えている。つまりオー
プンカフェの現場管理者が主催者であり、「管理をお願いされる」立場から「自ら責任を
持って管理する」立場へと大転換することを意味する。

 第二は開催日数を延長することである。これまでの連続実施日数の最長は4日間であっ
た。昨年は道路の社会実験として連続10日間を予定していたが、台風のため実施日が分断
されてしまった経緯がある。長期で実施する意味は、民間事業者にとって短期でしか実施
できないとすると、オープンカフェセットをレンタルで対応せざるを得ず、それでは実施
する費用負担が大きいためである。長期が可能となると(最低でも3ヶ月。最長だと冬場
を除く8ヶ月をイメージ)、安っぽいものでなく店舗のレベルに合わせた自前のオープン
カフェセットを用意して実施することになろう。統一感はなくなるが(これもルールで決
めよう)、質は確実に上がるであろう。

 第三はオープンカフェと関連してはみ出し看板等の撤去への対応である。久屋大通は歩
道が広いゆえに、はみ出し看板や違法駐輪が目立っている。なかにはオープンカフェもど
きのテーブル・椅子が設置されている。歩道の歩行環境の向上を同時に図ろうというもの
である。そのため、推進協議会のメンバーが撤去指導活動をオープンカフェ開始前と終了
後に実施することとなった。
 見た目では大きな変化はないが(むしろ、百貨店での実施がないだけ、こじんまりして
いる)、内容は今まさに大転換の途上にある。

 今回のオープンカフェ事業は、オープンカフェを長期に実施して名古屋のイメージとし
て定着できるかどうかの試金となる事業である。 (井澤知旦)

→ホームページに実施場所図を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/open/index.htm

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○ 自由空間 藁の棲(わらのすみか) ○

 名古屋市西区の円頓寺商店街の中にある多目的スペース「自由空間 藁の棲(わらのす
みか)」を紹介したいと思う。この「藁の棲」は、地域と大学が連携して地域活性化を目
指す「まちなか合同研究室」の取り組みとして、2004年度の愛知県「学生提案型地域づく
り協働支援事業」モデル事業の助成を受けてできたものである。ストローベイルと呼ばれ
る土と藁で壁を仕上げる工法によって空き店舗を改修したスペースである。卒業研究の題
材として取り組んだ名古屋工業大学の学生を中心に、地域の人々や他大学の学生など様々
な人たちの協力のもと2005年1月中旬に完成し、2月5日にオープンした。

 モデル事業が終了した2005年4月からは地元の商店主、大学、まちづくりコンサルタン
トなどによって「藁の棲運営協議会」が組織化され、月1回の定例会とメールで管理運営
を協議している。協議会では自らがワークショップや企画展などを通じて「藁の棲」を拠
点とした地域活性化のための活動を展開するだけではなく、作品の展示・販売、イベン
ト、ワークショップなどの会場として貸し出しも行っている。

 貸しギャラリーとして「藁の棲」を見ると、約20uの空間には藁の土壁に合わせてデザ
インされたディスプレイ用のテーブルや棚、間接照明などが備品として用意されている。
また、利用目的などによって異なるが利用料金は最大でも1日2,000円という魅力的な料金
設定である。個人でも十分に利用可能なギャラリーであると思う。先日訪れた際は、商店
街の近くにあるハンドメイド工房「革工房うえすと」に通う生徒の作品展として利用され
ていた。ギャラリーに並べられた革製の鞄や小物類は、同じ天然素材からできているため
か「藁の棲」の空間と雰囲気が非常に合っている印象を受けた。商店街に訪れた人が中に
入って作品を鑑賞したり、出展者に質問をしたりしている姿がよく見られた。今回初めて
「藁の棲」を利用した「革工房うえすと」は来年も引き続き利用したいということである
し、イベントを手伝っていた作家の1人も数ヵ月後に「藁の棲」を初めて利用した個展を
開くことを予定しているそうである。今後ますます多くのイベントに利用され、情報発信
や交流の場になることで地域の活性化につながると思われる。

 また、「藁の棲」のウェブサイト上にはイベント案内や利用案内だけでなく制作の様子
などの情報が詳細に掲載・更新されているので、一度サイトをご覧になってから「藁の
棲」を訪れていただきたいと思う。(山崎 崇)

「藁の棲」:http://www.geocities.jp/waranosumika/
「革工房うえすと」:http://www.coolwest.net

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/wara/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今回、特に話題がないので、グーグルで「都市研究所スペーシア」を検索した結果を
 掲載しておきます。全部で542件、うち似たページを除くと165件でした。知らないと
 ころに名前が掲載したりされていたりして興味深いです。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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