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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第122号]2005/3/7
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 632−−□

 スペーシア・メールマガジンの第122号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・持続可能な都市のあり方に関する日英交流シンポジウム
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・栄の中心に観覧車出現!
  ◆図書紹介◆
   ・由布院の小さな奇跡
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 持続可能な都市のあり方に関する日英交流シンポジウム ○

【テーマ】 郊外都市における持続可能性と住みよい都市をめざして
【趣 旨】
 本格化する少子高齢化、人口減少、グローバル化など従来とは全く異なる状況に
対応することが求められている。「持続可能なまちづくり」は地方自治体が地域の
自立的な発展を築く鍵となる理念、方法であると考えられ、EUの戦略目標でも
ある。英国から研究者を招き開催する本国際シンポジウムでは、大都市近郊地域
を素材に、成熟社会における都市や地域のあり方に関し、英国の状況や経験、日英
共通の課題や理念、政策の方向性などを議論する。

【開催日】 2005年3月26日(土曜日)13:30〜17:00  
        参加費無料、通訳付き
【会 場】 多治見市文化会館 大会議室 (JR多治見駅下車徒歩10分)
       TEL 0572-23-2600
【主 催】 名城大学オープンリサーチセンター・多治見市
【プログラム】
●講演1 スチュアート・キャメロン(ニューカッスル大学助教授)
    テーマ:都市再生戦略とパートナーシップによる地域コミュニティの活性化
●講演2 マイク・ジェンクス(オックスフォード・ブルックス大学教授)
    テーマ:持続可能な都市形態と住みよい都市
●パネルディスカッション
    「郊外都市における持続可能性と住みよい都市をめざして」
      パネリスト   スチュアート・キャメロン(ニューカッスル大学助教授)
               マイク・ジェンクス(オックスフォード・ブルックス大学教授)
               木村光伸(名古屋学院大学教授)
               金子 修(桜ヶ丘ハイツの街づくりを考える会代表)
               水野高明(多治見市健康福祉政策課長)
      コーディネーター 海道清信(名城大学教授)
【問い合わせ先】
 〒507−8703 多治見市日ノ出町2丁目15番地 多治見市都市計画課
             担当 青山・宮上
   電話 0572−22−1111(内線392)    FAX 0572−25−6436
    メール tosikei@city.tajimi.gifu.jp
【申し込み】
  人数・参加者氏名・連絡先を明記のうえ、メールにてお申し込みください。

お招きする講師のプロフィール
■スチュアート・キャメロン助教授■
 1947年生まれ。イギリス・ニューカッスル大学のグローバル・アーバン研究所
の最高責任者および研究チーム「近隣の多様化とソーシャル・インクルージョン」
の代表者を務めておられます。また、以前には建築・計画・造園学部の学部長
をされています。主たる研究分野は社会学・都市計画学で、住宅や都市の
政策および都市再生事業の評価による政策的・トップダウン的な側面と住民
のエンパワメントや参加手法のあり方によるボトムアップ的な側面を融合した
研究分野を構築されています。

■マイク・ジェンクス教授■
 1945年生まれ。イギリスのオックスフォード・ブルックス大学建築学部長兼
同大学院のチェア、持続可能な発展オックスフォード研究センターの創設者・主
催者です。香港、タイ、台湾の大学の客員教授もされており、アジアの途上国
の都市開発にも詳しい。主たる研究分野は人間・環境学で、ハードとソフト両方
を対象とした総合的な学問を構築されています。近年の関心分野としては、
持続可能な都市、都市地域における開発の高度化、デザインガイド, 住宅と
配置, 安全と安心に関わる配置デザインの影響などです。なお、同教授
は、2003年秋に日本を訪問され、東京と名古屋でコンパクトシティに関する
講演会を催しました。

〜多治見市都市計画部都市計画課の宮上佳弘さんより情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 栄の中心に観覧車出現! ○

 愛・地球博を1ヵ月後に控えた2005年2月25日、名古屋市栄に商業施設「サンシャイン
栄」がオープンした。目玉のひとつは、全国のラーメンを集めたフードテーマパーク「名古屋
麺屋横丁」である。ラーメンが登場し始めた昭和30年代のレトロな町並みを再現し、その
中に7つのラーメン屋が軒を連ねている。
 目玉のもう一つは、広告に「栄の景色を変える!」と書かれている観覧車「スカイボ
ート」である。錦通と大津通が交わる交差点の南西という都心の真中に観覧車が現れた
のである。シースルーのゴンドラを持った観覧車は新たなランドマークとして栄の景色を
変えているし、観覧車が動いている姿はまちの楽しさを向上させている。夜が早いと言わ
れている名古屋であるが、「スカイボート」は23時まで営業しており、新たな名古屋名物
になると思う。
 1893年のシカゴ万博で世界初の観覧車が建造され、その後日本でも博覧会会場や
遊園地、百貨店の屋上に観覧車がつくられるようになった。最近名古屋周辺では、
リバーサイドモールやラグーナ蒲郡などのショッピングセンター、刈谷ハイウェイ
オアシスなどの高速道路のパーキングエリアで続々と観覧車が建造された。また、
愛・地球博会場内に2つ、笹島のサテライト会場内に1つの観覧車がオープンを
控えている。最初の国産観覧車は名古屋生まれであるとか、三越名古屋栄本店の
屋上にある観覧車は日本で最も古いという話もある。今後も名古屋と観覧車の
関係に注目していきたい。   (山崎崇)

→ホームページに写真を掲載しています。 
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/kanran/index.html 

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 由布院の小さな奇跡/木谷文弘著 ○

 本書の構成は、第1章で亀の井別荘の中谷健太郎、由布院玉の湯の溝口薫平という
2人の「まちづくりの達人」のエピソードにはじまり、第2章が由布院らしい「まち
づくり」、第3章が「まちづくり」のあゆみ、第4章が「由布院へ来た人たち」、第
5章が発展する由布院の悩み、第6章が由布院の麓に生きる、となっている。著者は
元大分県庁の職員で、由布院の人々との十数年の付き合いの中で知りえたことや資料
などから本書をまとめている。
 イベントの後の交流会、深夜まで続く勉強会、由布院の元気なおばさんたちの話
や、「ゆふいん音楽祭」「湯布院映画祭」「牛喰い絶叫大会」といった由布院ならで
はの手づくりのイベントなど、由布院の取組みをあげればきりがない。そのルーツ
が、本多静六という日本で最初の林学博士となった人が大正13年に講演した「由布院
温泉発展策」や、三十数年前に中谷、溝口、志手の3人が50日間にわたりヨーロッパ
を旅した時に南ドイツのバーデンヴァイラーという小さな温泉地で出会った小さなホ
テルオーナーの話にあった。新しいことにチャレンジしながらも、由布岳が見える自
然をずっと大切にしながら取組む、このスタイルは当初からずっと貫かれている。
 まちづくりの成功事例として全国的にもたびたび紹介される由布院でも、外部資本
が入って看板が乱立するようになった。そこで、平成2年に「潤いある町づくり条
例」を制定した。由布院の眺望を壊さないという目安で、高さ10メートルを超えて建
築される建物や千平方メートルを超える宅地の造成などは、開発に際して説明会など
を開き、十分な理解を得ることとした。このような「成長管理」はある程度の効果は
あげたが、高速道路の整備が進み、便利になり観光客も増えるから更なる外部資本が
流入し、由布院らしくない施設も目立つようになった。「由布院は大きな転換期を迎
えている」という。
 由布院でも景観、交通、環境など様々な問題が発生するようになっている一方、イ
ベントや勉強会などで、リーダーシップをとっている若者が目につくという。由布岳
が見える自然という財産をずっと大切にしながら取組む姿勢は、中谷、溝口らの世代
から次の世代に受け継がれている。まちづくりは息の長い取組みであり、地域固有の
資源を少しずつ活かしていくことが必要だということを改めて思い知らされた一冊で
あった。 (浅野健)

 →ホームページに写真を掲載しています。 
  http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/yufuin.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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○こんばんは 橋本知佳です
 今日から3月ですね
 年度末で、大忙しの毎日のことと思います

 名古屋の中心「栄」に観覧車があるアミューズメントビルが
 オープンして、車いすユーザーにとって、なにがうれしいかって、
 これまでは、オアシス21のエレベーターを利用しても、
 23時までには、潜らなくちゃいけなかったんですね。

 これで、栄で心配なく、夜遊びができる・・・^^

 地下街に潜る進入口が増えました!
 二機のエレベーターが終電の時間まで動いているんです!

 http://www.crayon-box.jp/news/2005sakae/200502sakae.htm

→「サンシャイン栄」がそんな効果を持っていたとは知りませんでした。
 地下鉄の各駅で民間開発とうまい連携ができるとよいですね。(ishida)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・ネットで新たなレンタルサーバーを見つけました。格安のものもたくさんありましたが、
 あまりに安いのも心配で・・・。どんどん価格が下がっているような気がします。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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