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久屋大通再生シンポジウム「HISAYA MOVEMENT」

 5/20(土)に名古屋市中区役所ホールで開催された「久屋大通再生シンポジウム」に参加した。このシンポジウムは、名古屋市が久屋大通公園を賑わいと魅力ある空間へ再生していく方向性について紹介することを目的として開催され、前半に有識者(堀越哲美氏[愛知産業大学教授]、保井美樹氏[法政大学教授])を中心にゲストパネリストを交えたディスカッションを実施した後、後半にフリートークという構成だった。同シンポジウムは約2年前にも開催されたが、今回は冒頭に、新たに作成された「久屋大通のあり方(案)」が紹介され、参加者にとっては久屋大通の再生検討が少しずつでも着実に進捗していることを実感できる良い機会となったのではないだろうか。
 「久屋大通のあり方(案)」は、主に錦通より北側の久屋大通公園の再生を検討しているもので、賑わいや経済効果の増進や、エリアマネジメントの導入といった趣旨の方向性が4点示されているが、中でも(久屋大通公園北エリアの)東西道路の公園化による公園の連続性の向上や、南北道路の車線減による沿道と公園の一体化や、地下街と地上の公園との連続性の向上といった方向性について、どのように実現していけるのだろうかと考えるととても興味深い。堀越氏のプレゼンの中に、公園の一角に地下街からの吹き抜け空間を作り、そこに名駅ナナちゃん人形の等身大のレプリカを立てるという案が紹介されたが、来街者に地下街から地上への連続性を視覚的にわかりやすく感じてもらうことができるということでとても面白いアイデアだと思った。高岡豊彦氏(名古屋市)の「久屋大通を拠点に人に動いてもらう」という話や、ゲストの徳川家康氏(おもてなし武将隊)の「公園を歩きやすく」といった話を実現していくためにも、連続性の向上や沿道と公園の一体化について、今後の取り組みが楽しみである。
 現在名古屋市のHP上で「久屋大通のあり方(案)」をダウンロードできるので、内容の詳細についてはぜひそちらを確認いただければと思う。


記念撮影タイム
(2017.5.23/大河原章介)

・久屋大通のあり方(案)
http://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000093387.html