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瀬戸おもてなしボランティアの再出発

 瀬戸のおもてなしボランティアは、2005年3月〜9月に開催された愛・地球博の期間中、ホストシティ瀬戸市内を訪れた人をもてなすために、市が万博とは別に独自でボランティアを募集した。登録者は地元を中心に2,590人、万博期間185日間で述べ8,000人がボランティア活動をした。そして、11月には「おもてなしボランティア」再出発の集いが開催され、縁あって参加した。参加者は約1000人。

 地元の代表、増岡瀬戸市長の挨拶のあと、おもてなしボランティア名誉リーダーである俳優藤岡弘、さんが駆けつけて講演をされた。藤岡さんは自らの国際経験も踏まえて、「ボランティア活動は、国境、世代を越え、人と人とのつながりを生む。さらには、活動を通じて一人ひとりの財産にもつながる。がんばって行きましょう」と話をされた。

 最後には、これからのおもてなしボランティアについて瀬戸市の担当の方が説明された。新しい活動に向けた方向性として、「楽しく参加できる」「気軽にできる」「日常的にできる」「活動のためにお勉強も少し」を打ち出し、来年2006年4月の再スタートに向けて、具体的な内容を検討しているところだそうである。

 瀬戸市は、万博を契機に中心部に拠点施設瀬戸蔵、パルティせとができて、まちの玄関口の印象が変わった。万博が終わって、今度は地元ボランティアによるおもてなし・受け入れ体制ができつつある。万博後も継続する瀬戸市の取り組みに要注目である。

(2006.1.19/浅野 健)