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岐阜駅西地区市街地再開発事業 
超高層マンションの分譲はじまる

 スペーシア・メールマガジン第112号で紹介した岐阜駅西地区市街地再開発事業は、昨年12月27日に岐阜県知事より権利変換計画が認可され、本年1月8日、権利者はじめ事業関係者約200人の出席のもと、起工式が執り行われた。工事は、平成19年8月の竣工を目標に順調に進んでいる。
 大和システム(株)と(株)セイキョウホームが参加組組合員として取得した15階から42階までの高層分譲マンション243戸が「スカイアークス」の名称でいよいよ販売される。40階からの3層はエグゼクティブステージとして専有面積約110u〜約150u(2LDK〜4LDKの5タイプ)の大きめの住宅15戸、29階から39階はプレミアムステージとして専有面積約50u〜約80u(2LDK〜3LDKの8タイプ)の住宅88戸、15階から28階はスーペリアステージとして専有面積約70u〜約100u(2LDK〜4LDKの10タイプ)の住宅140戸が販売対象となっている。
 先月末には本事業地区の西側香蘭地区にモデルルームがオープンした。そこを訪れる人は、まずシアタールームに案内される。岐阜の市街地や建物の概要のわかるショートムービーを見終えると、スクリーンが開き、次の部屋に誘導される。そこには、1/70サイズで制作された高さ2.3mの高層タワーの模型が設置されている。来訪者は、一様に、高さ163mの超高層の持つ圧倒的なスケール感を実感するという。そこから2階に上がると、100u・4LDKと70u・2LDKの2タイプのモデルルームをスタッフが案内してくれる。
 岐阜駅に隣接し利便性が高く、市内初の高層マンションという話題性から、着工前より、1,200件を越える問い合わせがあったという。モデルルームでは、すでに多くの人々が訪れ、申し込みの受付がなされ、ゴールデンウィーク頃から本格的な販売契約活動が開始されると聞いている。本地区の目玉事業である高層分譲マンションの順調な処分は、事業関係者の望むところであるが、引き続き予定されている駅周辺地区再開発事業における住宅保留床の処分計画にも大きく影響する。他の事業地区の事業推進に弾みをつけるためにも、反響の大きさがそのまま販売契約の締結に結びつくことを期待したい。

 (2005.4.18/浅野泰樹)