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地元芸術大学による中心市街地の活性化(西春町)

 西春町では平成13年度に「中心市街地活性化基本計画」を策定し、名鉄西春駅西側の駅前商店街を中心とする地区一帯の活性化に取り組んでいます。ハード面の柱は、駅前通りを中心とする都市再生土地区画整理事業であり、平成17年度完了を目指し現在整備が進められています。そしてソフト面での柱として、「暮らしに芸術がとけ込んだまち」を目標に、地元大学である名古屋芸術大学と地域による連携・交流活動が始まりました。

西春駅西口を出てすぐ右側の空き店舗を、町の支援を受けて名芸大が借り、学生・卒業生の活動拠点づくり、地域との交流拠点づくりを進めています。そのひとつとして、夏休みも終わろうとする8月29日、30日に、町内の小学生を対象とした「夏休みこども工作教室」を実施しました。プラスチックジュエリーづくり、石こうによるネームプレートづくり、ウィンドベル(風鈴)づくりの3つのコースから自分のやりたいものを選び、総勢100名近くが参加しました。先生役の大学生も参加者の多さにビックリ。子ども好きの学生もそうでない学生も、一生懸命作り方を教えていました。終了後には子どもたちの作品を会場に飾り、駅前通りを歩く人に見てもらおうと考えていましたが、子どもたちは自分の作品が気に入ったのか持ち帰りたい人ばかりでその企画はなくなってしまいました。

当スペースは現在改装中ですが、11月末を目処に大学生の作品展示・販売の場など常設になる予定です。今後も大学生の若いパワーが西春町のまちなかを活気づけてくれることでしょう。




(2002.10.16/加藤 達志)